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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
情報資源組織論1
教員名 村上 郷子
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 情報資源組織化に関する基礎的知識、技術の修得
授業のねらい・到達目標 数多くの情報のなかから必要なものを検索、利用するためには、それを整理(組織化)することが欠かせない。本科目では、特に図書館で扱う情報資源の組織化について、目録法を中心にその意義、目的、理論、および方法について扱う。したがって、次の目標を達成してもらいたい。
1) 情報資源組織化の概念およびその方法について理解し、説明できる。
2) 目録法に関する基礎的知識、技術を身につけ、これを実践できる。
3) コンピュータ技術を利用した情報資源組織化に関する基礎的知識、技術を理解し、説明できる。
授業の方法 授業は講義形式で行う。必要に応じて映像資料も活用する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業では、情報資源組織化に関する具体的な知識や技術の理解を目指す。
 授業で扱う内容については、テキストの該当箇所を指示するほか、事前に授業のレジュメ(穴埋めあり)等の配付資料をBlackboardに掲載する予定である。事前学習を行うとともに、毎回授業の初めに、前回の復習を兼ねた重要事項の確認をしていくことで、自らの知識、技術の定着を図っていく。
授業計画
1 ガイダンス、情報資源の組織化とはなにか
【準備】Blackboardに第1回目レジュメを掲載予定。『情報資源組織論』のテキスト(以下『組織論』)1-3頁を読み、『図書館資料の目録と分類』(以下『目録』)を用意してでおくこと。
2 情報資源組織化の方法:なにを・どのように組織化するのか
【準備】『組織論』6-15頁読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第2回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第1回目の授業の復習をしておくこと。
3 目録法の基礎(1):目録の機能と構成要素
【準備】『組織論』16-30頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第3回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第2回目の授業の復習をしておくこと。
4 目録法の基礎(2):記述・標目とその標準化とその歴史的展開
【準備】『組織論』30-45頁まで読み、『目録』の用語解説、総則(7-15頁)、記述・標目の欄、を参照し、Blackboardに掲載した第4回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第3回目の授業の復習をしておくこと。
5 日本目録規則(NCR)(1)
【準備】『組織論』46-49頁まで読み、『目録』の用語解説、第1部記述の欄を参照し、Blackboardに掲載した第5回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第4回目の授業の復習をしておくこと。
6 日本目録規則(NCR)(2)
【準備】『組織論』50-53頁まで読み、『目録』の用語解説、記述・標目の欄を参照し、Blackboardに掲載した第6回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第5回目の授業の復習をしておくこと。
7 日本目録規則(NCR)(3)
【準備】『組織論』53-60頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第7回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第6回目の授業の復習をしておくこと。
8 理解度の確認テスト
【準備】これまでの授業のレジュメを見直しすること。
9 情報通信技術と情報資源組織(1):集中目録作業と分担目録作業
【準備】『組織論』132-135、140-145頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第9回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第7回目の授業の復習をしておくこと。
10 情報通信技術と情報資源組織(2):MARC、OPAC
【準備】『組織論』135-140、146-158頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第10回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第9回目の授業の復習をしておくこと。
11 情報通信技術と情報資源組織(3):書誌ユーティリティと書誌コントロール
【準備】『組織論』140-158頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第11回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第10回目の授業の復習をしておくこと。
12 情報通信技術と情報資源組織(4):メタデータ
【準備】『組織論』158-172頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第12回目レジュメの穴埋めをしておくこと。また、第11回目の授業の復習をしておくこと。
13 理解度の確認
【準備】全授業のレジュメの見直しをすること。
14 まとめ
【準備】全授業のレジュメの見直しをしておくこと。
15 NACSIS-CATの演習(予定)
その他
教科書 田窪直規編集 『情報資源組織論 (現代図書館情報学シリーズ, 9)』 樹村房 2011年
日本図書館研究会編集 『図書館資料の目録と分類』 日本図書館研究会 2008年 第増訂4版
参考書 根本彰, 岸田和明編 『情報資源の組織化と提供 (シリーズ図書館情報学, 2)』 東京大学出版会 2013年
吉川日出行著 『サーチアーキテクチャ:「さがす」の情報科学』 ソフトバンククリエイティブ 2007年
エナジクス 『インターネットはいかに知の秩序を変えるか:デジタルの無秩序がもつ力 (デビッド・ワインバーガー著, 柏野零訳)』 2008
谷口祥一著 『メタデータの「現在」:情報組織化の新たな展開 (ネットワーク時代の図書館情報学)』 勉誠出版 2010年
谷口祥一, 緑川信之著 『知識資源のメタデータ』 勁草書房 2007年
このほか、授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、授業内テスト(40%)
オフィスアワー 授業終了時。
備考 「情報資源組織論1」を受講したのち、「情報資源組織論2」を受講することが望ましい。なお、次の段階の「情報資源組織演習」は、「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」の単位取得者を対象とするので、履修計画を立てる際は注意すること。

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