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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
西洋史特講1
教員名 林 亮
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 中世フランス諸王の歴史
授業のねらい・到達目標 主にフランス最初の王朝であるカペー朝の歴史を概観します。ですが、授業ではフランス国王の年代記を覚えるわけではなく、中世西欧封建社会論、王権論、そして封建王制といった概念に立脚し、王たちの王国統治と支配の構造や原理について複合的に解釈する方法を学修します。
授業の方法 講義形式で行います。毎回、配布プリントをもとに事前学修の理解を確認しながら、当該回のテーマに沿ってより深く考察を行います。なお、受講者の人数とその理解度に応じて、下記の授業計画を若干変更することがあります。
履修条件 西洋史特講2を履修することが望ましい
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業は、様々な研究内容の紹介という側面を持ちます。そのため1冊の教科書を元に進めることは困難です。従って、予め特定の「教科書」を指定することはしませんが、代わりに毎回の授業で配布するプリント等で事前学修を行ってもらいます。事前学修用のプリント内容を理解している前提で授業を進めますので、プリントをよく読んで、授業に臨んでください。
授業計画
1 ガイダンス:授業の進め方や事前学習の方法について、評価の方針について説明します
●事前学習:不要
2 ガリアの諸王
~ゲルマン部族王・メロヴィング朝・カロリング朝といった、ヨーロッパの国王の起源とその統治について検討します
●事前学習:第1回授業で指示します
3 シャルルマーニュとその後嗣たち
~中世前期の王制の頂点たるシャルルマーニュの統治と支配構造、そしてそれ以降の変化について検討します
●事前学習:第2回授業で指示します
4 ユーグ・カペー
~フランス王国の成立と「選挙王制」に立脚するその統治構造について検討します
●事前学習:第3回授業で指示します
5 フィリップ1世
~非常に弱体な王家といわれた初期カペー家の統治について検討します
●事前学習:第4回授業で指示します
6 ルイ6世
~戦いに明け暮れたルイ王の活動の背景について検討します
●事前学習:第5回授業で指示します
7 ルイ7世
~フランス内外の諸勢力との均衡のなかで整理されつつある王国統治について検討します
●事前学習:第6回授業で指示します
8 フィリップ2世
~封建王制に立脚した王国の統治構造について検討します
●事前学習:第7回授業で指示します
9 ルイ9世
~封建王制の確立と、一方で同時に発展した封建制度の外側の枠組み(官僚制度や裁判制度等)について検討します
●事前学習:第8回授業で指示します
10 シャルル4世
~伸張著しい地域勢力との競合のなかで展開された王国の統治について検討します
●事前学習:第9回授業で指示します
11 シャルル5世
~王朝交代を達成し百年戦争を遂行する王家がどのように王国統治を継承したのかについて検討します
●事前学習:第10回授業で指示します
12 シャルル7世
~フランスを造り替えたシャルル王の新たな王国統治構造について検討します
●事前学習:第11回授業で指示します
13 授業内試験と解説
●事前学習:第12回までの授業内容を復習して要点を整理しておいて下さい
14 文献調査と課題学習
~授業に関連する範囲で、自分で設定した課題について文献を調べてもらいます
●不要
15 授業の総括
~全授業のまとめと補足を行います
●事前学習:第13回までの授業内容を復習して要点を整理しておいて下さい
その他
教科書 授業は、様々な研究内容の紹介という側面を持ちます。そのため1冊の教科書を元に進めることは困難です。従って、予め特定の「教科書」を指定することはしませんが、代わりに毎回の授業で配布するプリント等で事前学修を行ってもらいます。事前学修用のプリント内容を理解している前提で授業を進めますので、プリントをよく読んで、授業に臨んでください。
参考書 適宜、授業で紹介します。
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、授業内テスト(80%)
平常点には授業内で適宜設定する課題の評価が含まれます
オフィスアワー 授業後、教室にて

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