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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
日本教育史2
教員名 小野 雅章
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 日本の近代教育の特色を学校文化から考察する
授業のねらい・到達目標 日本教育史を考察する場合、制度や政策を中心にして考察することが多いが、その場合、その時々の子ども達がどのように生き、どのような学校生活を送っていたのかについての考察が見落とされがちになる。そこで、本授業では、学校儀式(学校行事)、教育環境、「教育病理」、制服といった、学校文化にかかわるような問題を中心に検討し、それにより、日本の近代教育の特色を探ることを狙いとしている。授業を通して、教育問題を読み解く一つの手段として、歴史的考察の方法を身につけることができるようになることが、本授業の到達目標になる。
授業の方法 主として、講義形式の授業とする。適宜、小レポートを課すことにより、受講生の考えや質問を把握し、それ以降の授業の参考にしたい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント あらかじめ、授業用資料を配布するので、通読してから授業に臨むこと。授業中に参考文献を紹介するので、図書館などで調べて、授業の内容を深めることを期待したい。
授業計画
1 ガイダンス(教育の歴史を学校文化からみる意味)
2 愛国心と教育1(教育勅語とは何だったのか)
3 愛国心と教育2(戦前日本の学校儀式)
4 愛国心と教育2(戦後日本の学校儀式)
5 教授・学習と教育環境の歴史1(紙・鉛筆・謄写版と教育)
6 教授・学習と教育環境の歴史2(机・腰掛の変遷と教育)
7 教授・学習と教育環境の歴史3(校舎・教室の変遷と教育)
8 前半分のまとめと質疑応答
9 「教育病理」の歴史1(戦前の「教育病理」への認識)
10 「教育病理」の歴史2(学校紛擾の歴史)
11 「教育病理」の歴史3(青少年犯罪と教育)
12 制服の歴史1(男子生徒の制服と教育)
13 制服の歴史2(女子生徒の制服と教育)
14 課題レポートの作成
15 まとめ(学校文化史にみる近代教育)
その他
教科書 使用しない。担当者が授業用資料(レジュメ)を用意する。
参考書 授業用資料(レジュメ)に、その都度紹介し、授業前後の予習・復習の参考にしてもらいたい。
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、レポート(50%)、授業参画度(20%)
授業を通じて教育について歴史的に考察するような思考態度を身につけてもらえたかどうかを中心に評価する。
オフィスアワー 火曜日3時限(13:00~14:30)

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