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日本史特殊講義3

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科目名
平成28年度入学者
日本史特殊講義3
科目名
平成27年度以前入学者
日本史特殊講義3
教員名 鈴木 國弘
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 鎌倉時代の浄土宗弾圧の代表といわれる「嘉禄の法難」を巡る諸問題を取り上げます。法然の多くの弟子たちの動向を踏まえて、彼らと「南都北嶺」の宗教勢力との対立を通して、そ頃の宗教・政治の世界に潜在していた「不思議な問題」の解明に当たってみたいと思います。
授業のねらい・到達目標 法然の高弟中の高弟であった「証空」「聖覚」の二人に、大変な「疑惑」がかかっています。嘉禄の法難に際して、彼ら二人が「南都北嶺」側について,恩師法然と仲間たちを裏切っていたというのです。そんなことが本当にあったのでしょうか。これは単に二人の名誉に関わる問題ではなく,その頃の宗世界の「奇怪さ」をあきらかにする問題です。「証空」「聖覚」のファンたちは、単なる史料上の間違いだと無視しています。考えても見ましょう。
授業の方法 主要史料を配布して,解読しつつ論点を定めていきます。できるだけ大きな視野から考えていきたいものです。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 専門の学者も「わからない」と手をこまねいている問題です。自由に考えを述べ合いましょう。
授業計画
1 史料配布。問題点の指摘。
2 上に同じ。
3 嘉禄の法難の概説を述べる。
4 嘉禄以前の「法難」をも視野に入れた問題点へのアプローチの仕方を検討。
5 上に同じ。
6 上に同じ。
7 上に同じ。
8 今はなき法然の布教戦略の検討。
9 上に同じ。
10 上に同じ。
11 顕密仏教と浄土宗との「東国信者」獲得を巡る戦いの様相。
12 上に同じ
13 上に同じ
14 上に同じ
15 上に同じ
その他
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー 授業の直後一時間。

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