ゼミナール１

授業テーマ	社会調査に関する実習
授業のねらい・到達目標	この授業では、特定の社会問題や社会現象を取り上げ、調査計画を立案し、調査を実施し、調査報告書を執筆するまでの一連の過程を習得することを目的とする。
授業の方法	原則として、演習形式で実施する。具体的には、毎週２～３人の担当者が交代で各自の論文の内容を報告し、全員で議論することを繰り返しながら、卒業論文を執筆していく。最終的に、年内に卒業論文（A4で25頁以上）を完成させる。
履修条件	選考の結果受講を認められた社会学科３年生。また、「家族社会学１」「家族社会学２」を併せて履修できること。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	学生は⑴「現代日本の家族と福祉をめぐる問題」を大枠組みとした小テーマの企画立案、⑵アポイントメント、⑶インタビュー、⑷データ分析、⑸報告書執筆といった一連の調査過程を経験する。対象地、調査地、全体テーマの調整は学生と話し合った上で、教員が最終的に決定する。質的調査のため、調査協力者のご都合と学生の進み具合などから、授業の構成は前後する可能性がある。

授業計画
1	ガイダンス（質的調査の方法）
2	従来の調査検討（1家族）
3	従来の調査検討（2ジェンダー・ケア）
4	従来の調査検討（3教育）
5	従来の調査検討（4福祉）
6	調査企画（1問いと仮説構成）
7	調査企画（2調査項目の確定）
8	調査企画（3調査対象者の選定）
9	インタビューの方法について検討
10	調査倫理について検討
11	調査企画の見直し（問い、仮説、調査項目）
12	調査企画（アポイントメント、調査対象者確定）
13	従来の調査検討およびアポイントメントの進捗状況などの確認（1）
14	従来の調査検討およびアポイントメントの進捗状況などの確認（2）
15	後期に向けて話し合い
16	インタビューデータの報告（1）
17	インタビューデータの報告（2）
18	インタビューデータの報告（3）
19	インタビューデータの報告（4）
20	インタビューデータのエディティング（1）
21	インタビューデータのエディティング（2）
22	インタビューデータのエディティング（3）
23	インタビューデータのエディティング（4）
24	インタビューデータの分析（1）
25	インタビューデータの分析（2）
26	インタビューデータの分析（3）
27	インタビューデータの分析（4）
28	質的調査データを用いた報告書の執筆方法
29	理論的考察・検討
30	報告書の最終チェック

その他
成績評価の方法及び基準	レポート(55%)、授業参画度(45%) 授業内での議論への貢献を含めた授業参画度（４５％）と、最終的な調査報告書（５５％）をもとに、総合的に評価する。詳細は初回のガイダンスで確認すること。
オフィスアワー	授業期間中の月曜昼休み（新）本館４階久保田研究室（407） hkubota@chs.nihon-u.ac.jp