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情報科学講究1

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平成28年度以前入学者 情報科学講究1
科目名
平成27年度以前入学者
情報科学講究1
教員名 斎藤 明
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 情報科学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 離散数学とプログラミング
授業のねらい・到達目標 教科書の輪読とプログラム実習を通して、4年次の卒業研究で必要となる力を養う。離散数学の各種の話題を通して、着想を得ること、及び得られた着想を論理の力を通して形にすることができるようになることを目標とする。またプログラム実習を通して、高度なプログラミングの力を身につける。
授業の方法 配布プリントの各章を受講者に割り振り、輪読を行う。また離散数学を題材とするプログラミング実習を行う。
履修条件 本科目には履修条件がある。詳細は学部要覧の情報システム解析学科のページに記載されているので、参照すること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学修:講義初回前にプリントを配布する。ゼミで対応する箇所を事前に読んでおくこと。またプログラム実習の前には、これまでのプログラム系の授業内容を復習しておくこと。
事後学修:毎回のゼミでその場で学んだ内容についてその発展問題を課すので、それを考えておくこと。解答を思いついた人は次回ゼミ時に発表してもらう。
授業計画
1 今後の講究のガイダンスを行う。また輪読の割り振りを決める。
[準備] 事前にプリントを配布するので、その1~6ページを読んでおくこと。
2 「見てそれとわかる」:離散数学の例を通して、問題の本質の捉え方を考える。
[準備] 配布プリントの7~20ページを読んでおくこと。
3 「白黒をつける」:一見難しい問題が1つの切り口で鮮やかに解決される例を数多く見る。
[準備] 配布プリントの21~32ページを読んでおくこと。
4 1回目のプログラム課題:ここまでに現れた例を題材とするプログラム課題に取り組む。お互いの議論やアイデアの交換を通して、問題を考える姿勢を養う。
[準備] 2年次科目「プログラム実践」の内容を復習しておくこと。
5 「1対1対応を考えよう」:離散数学には、その中に潜む1対1対応を見抜くことで解決につながる問題が多い。そうした例を数多く見る。
[準備] 配布プリントの33~46ページを読んでおくこと。
6 「1対1対応を考えよう」:前回に見た例を元に、問題演習を行う。
[準備] 前回のゼミで問題を配付するので、解答を考えておくこと。
7 2回目のプログラム課題:ここまでに現れた例を題材とするプログラム課題に取り組む。また1回目のプログラム課題の結果を講評する。
[準備] 第4回の内容を復習しておくこと。
8 「鳩の巣原理を使おう」:鳩の巣原理は、離散数学の問題に取り組む際の有力な手法の1つである。原理自体は簡単だが、それを問題に応じて使いこなすことが難しい。一見難しい問題が鳩の巣原理で鮮やかに解決される例に数多く触れる。
[準備] 配布プリントの47~62ページを読んでおくこと。
9 「鳩の巣原理を使おう」:鳩の巣原理で解決できる問題を自らの力で解き、使い方を学ぶ。
[準備] 前回のゼミで問題を配付するので、解答を考えておくこと。
10 3回目のプログラム課題:ここまでに現れた例を題材とするプログラム課題に取り組む。また2回目のプログラム課題の結果を講評する。
[準備] 第7回の内容を復習しておくこと。
11 「平均以上、平均以下」:平均値を用いて最大値や最小値を評価する方法を学ぶ。直感的にはおおざっぱな評価が意外に役立つ例を見る。
[準備] 配布プリントの63~76ページを読んでおくこと。
12 「計算しない数学」:離散数学では、計算から始めるとかえってその本質を見失う問題がある。計算に入る前に問題を考察することが解決の近道になるような例を見る。
[準備] 配布プリントの77~90ページを読んでおくこと。
13 「構造を理解する」:グラフ理論の問題例を見る。また第3回目のプログラム課題の結果を講評する。
[準備] 配布プリントの91~106ページを読んでおくこと。
14 「ああしてみよう、こうしてみよう」:思考実験から問題解決に至る例を、様々な例題を通して観察する。
[準備] 配布プリントの107~119ページを読んでおくこと。
15 これまでに学んできたことの復習と、補足事項の解説を行う。
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(50%)
オフィスアワー 毎週金曜日の 12:10~13:00 をオフィスアワーとする。可能であれば電子メールにてアポイントを取ること。電子メールアドレスは授業初回に伝える。アポイントを取らずに来室することも可能だが、アポイントを取ってきた人がいる場合にはそちらを優先する。

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