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科目名 平成27年度以前入学者 |
ヴィクトリア朝文学演習1 | ||||
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教員名 | 閑田 朋子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | ヴィクトリア朝小説・社会への知識を深めると同時に、問題意識を持って小説を読む訓練を行う:ヴィクトリア朝前期から中期にかけて生きた作家Elizabeth Gaskellと、中期から20世紀にかけて生きた作家Rudyard Kiplingの短編を読み、それぞれの時代背景や文体、テーマ、登場人物の描かれ方などの違いに注目する。 |
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授業のねらい・到達目標 | ①ヴィクトリア朝社会について知ることで、当時の小説について理解を深める。 ②ヴィクトリア朝小説を読むことで、当時の社会に対する理解を深める。 ③問題意識を持って小説を読めるようになる。 |
授業の方法 | 学生主体の授業です。1)それぞれの短編を読み込む前に視聴覚教材を用いて時代の雰囲気を大きくつかみます。2)次に短編前半についてグループ・ディスカッションを行います。文法的事項・内容の双方について、グループ内で互いに質問しあって理解を深めましょう。3)前回と同じ個所について前回とは異なるグループを組んで、ディスカッションを行ったのち(授業前半)、元のグループに戻って確認事項を他のメンバーに伝えます(後半)。短編後半についても、2)3)の作業を繰り返します。4)短編を読み終わった段階で、テーマや登場人物の描かれ方、時代背景などについて、さらにグループディスカッションを行います。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | ディスカッションには、各人が担当した箇所の資料をグループの人数分、用意して授業に出席すること。その際に一人で読んでも分からない個所を明確にしてくること。(その部分について、授業中に、積極的にグループ内のメンバーや、同じ部分を担当した他のグループのメンバーに質問し、それでも分からない場合は教員に質問して、授業中に解決すること。) |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方などに関する確認。 Emily Brontë, Wuthering Heights 紹介 |
2 | Wuthering Heightsに関するディスカッション(「ゴシック」・「復讐(情念)」・「キリスト教」の三つのキーワードを用いる) |
3 | Elizabeth Gaskell, "The Half Brothers" pp.1-10 |
4 | "The Half Brothers" pp.1-10 |
5 | "The Half Brothers" pp.11-20 |
6 | "The Half Brothers" pp.11-20 |
7 | 以下についてディスカッションを行う1)両作品における「復讐」と「赦し」(ゴシックの定義やユニテリアン派の教義に注目する) 2)両作品の語りの手法の違い(時間の流れや語り手に注目する) 3)両作品における「自然」と「人」の関係 |
8 | Rudyad Kiplingの紹介 |
9 | Rudyard Kipling, "Thrown Away", pp.80-86 |
10 | "Thrown Away", pp.80-86 |
11 | "Thrown Away", pp.87-93 |
12 | "Thrown Away", pp.87-93 |
13 | 理解度の確認 |
14 | 図書館の利用 |
15 | 以下についてディスカッションを行う1)作家の人生と作品の価値は関係があるか 2)GaskellとKiplingの両作品の違いと時代性 |
その他 | |
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教科書 | Charles Dickens, Thomas Hardyなど, Classic British Short Stories, 成美堂 |
参考書 | 授業内で、その都度、指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(40%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(10%) 課題ではありませんが、授業中に興味を持ったことなどについて、自主的にレポートを作成した場合は、それを授業参画度に組み込みます。 |
オフィスアワー | 授業内に指示。 |