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哲学演習6

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科目名 哲学演習6
教員名 笠松 幸一
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ プラグマティズムにおけるコミュニケーション行為論
授業のねらい・到達目標 (1)G.H.ミードの「シンボリック相互行為論」を理解する。
(2)R.ローティの「会話の哲学」を理解する。
授業の方法 (1)配布プリント(英文・和文)を精読する。
(2)主要な概念・思想について発表し討議し理解を深める。
(3)自己の見解をレポートにまとめて提出する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業終了時に次回授業の範囲と要点を指示する、事前の理解をもって授業に臨むこと。
授業計画
1 ガイダンス:プラグマティズムとコミュニケーションについて。授業の進め方。
2 コモン・コミュニティ・コミュニケーションの連続性。
〔準備〕プリント1'Common―Community―Communication'を読んでおくこと。
3 ミードのシンボリック相互行為論―役割およびシンボルに注目して―。
〔準備〕プリント2「プレイ、ゲーム、共同行為」を読んでおくこと。
4 ミードのヘレン・ケラー論:接触経験、シンボル、意味。
〔準備〕プリント3「ヘレン・ケラーにおける触覚知と指文字」を読んでおくこと。
5 社会的自我の生成:主我(I)と客我(Me)の相互性。
〔準備〕プリント4「社会的自我と意味共有世界」を読んでおくこと。
6 ローティの解釈学的コミュニケーション。
〔準備〕プリント5「主従から平等へ、啓蒙から啓発へ、批判から批評へ」を読んでおくこと。
7 「対応」としての客観性。
〔準備〕プリント6'mirror-imagery'を読んでおくこと。
8 「意見の一致」としての客観性。
〔準備〕プリント7「鏡なしの哲学」を読んでおくこと。
9 体系的哲学から「啓発的哲学」へ。
〔準備〕プリント8'edification'を読んでおくこと。
10 人類の会話のなかの哲学。
〔準備〕プリント9「会話と寛容性」を読んでおくこと。
11 解釈学的転回。
〔準備〕プリント10「社会的自我論と社会的真理論」を読んでおくこと。
12 コミュニケーション行為論における「連帯」の意義(優劣から対等へ、強制から合意へ)[1]。
13 「授業内試験」とその問題・解答の解説。
14 「電子メディアが主導するコモン・コミュニティ・コミュニケーションの特質」について質疑応答を行う。
15 コミュニケーション行為論における「連帯」の意義(対立から融和〔多文化共生〕へ)[2]。
その他
教科書 なし。
参考書 加賀裕郎・高頭直樹・新茂之 『プラグマティズムを学ぶ人のために』 世界思想社 2017年
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー 本授業の終了後。

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