倫理学演習４

科目名	倫理学演習４
教員名	嘉吉純夫
単位数	1	学年	2～4	開講区分	文理学部
科目群	哲学科
学期	後期	履修区分	選択必修

授業概要	フィリアー(愛、親愛、友愛)をめぐる古典的な議論が展開されているプラトンの『リュシス』およびアリストテレスの『二コマコス倫理学』を講読・考究し、その成果を踏まえて、現代における愛の多様性と愛の危機について、多角的な考察を施す。
授業のねらい・到達目標	プラトンとアリストテレスが提出した古代ギリシア的なフィリアー観の倫理学的および倫理思想史的意義を探求することによって、現代に生きるわれわれの愛をめぐる状況にどのような問題があるかのを、受講生がみずから考察することができるようになることを目的とする。この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。
授業の方法	[プレゼンテーションの方法]　上記テキストおよび配布印刷物を用いる。 [授業形態]　少人数ゼミの形式によって、闊達な議論を喚起する。本授業の事前・事後学習は、合わせて１時間を目安とします。
履修条件	なし

授業計画
1	テキスト『リュシス』の講読と考究（1）　導入部および第1部　[事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
2	テキスト『リュシス』の講読と考究（2）　第2部　[事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
3	テキスト『リュシス』の講読と考究（3）　第3部 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
4	テキスト『リュシス』の講読と考究（4）　第4部および結び [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
5	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（1）　第8巻第1章～第3章 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
6	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（2）　第第8巻4章～第7章 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
7	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（3）　第8巻第8章～第11章 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する
8	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（4）　第8巻第12章～14章 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
9	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（5）　第9巻第1章～第3章 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・検討した内容を整理する。
10	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（6）　第9巻第4章～第5章 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
11	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（7）　第9巻第6章～第7章 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
12	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（8）第9巻第8章～第9章 [事前学習]テキストの前記箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・検討した内容を整理する。
13	テキスト『二コマコス倫理学』の講読と考究（9）第9巻第10章～第12章 [事前学習]テキストの前期箇所を予習し、自分なりに問題点を抉り出しておく。[事後学習]考究・討議した内容を整理する。
14	2つのテキスト全体を通しての考究内容の確認と補足、質疑応答、レポート課題の提示。[事前学習]テキストをもう一度通読しておく。[事後学習]全授業内容を反省・反芻し、レポート作成に全力を尽くす。
15	残された問題点の検討と今後の課題に関する展望を行い、授業の理解を深める。レポートを提出する。[事前学習]残された問題を探し出しておく。[事後学習]今後検討すべき課題について、自分なりの知見を獲得・確立する。

その他
教科書	プラトン（田中伸司・三嶋輝夫訳）『リュシス　恋がたき（講談社学術文庫）』講談社 2017年第1版アリストテレス(高田三郎訳) 『二コマコス倫理学(下) （岩波文庫）』岩波書店 1973年第1版
参考書	なし
成績評価の方法及び基準	レポート(20%)、授業参画度(80%) 授業における積的な発言や熱意、レポートの内容の独創性を高く評価します。
オフィスアワー	授業終了時