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美学特殊講義4

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科目名 美学特殊講義4
教員名 小野崎康裕
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 図像解釈に関わる美術史学の「作品観」と「方法論」を把握する
授業のねらい・到達目標 パラダイムとなった美術史理論を学ぶことにより、美術史に関する論文や研究書への理解力をつけ、説明できることを目指す

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 プリントを用いる。授業の中で複数回の「到達度確認」を実施し指導を行う
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 美術史の授業および「美学特殊講義3」を受講していることが望ましい
授業計画
1 授業の狙いと取り組み方/「図像解釈」とは何か
[事前学習]図書館にある世界美術辞典と美学事典で「イコノグラフィ」を調べる
[事後学習]意味の解釈に関する美術史と美学の共通点と相違点を整理する
2 20世紀における美術史学の変貌:様式解釈から意味解釈へ
[事前学習]前の回に配られたプリント全体を下読みする
[事後学習]美術辞典と美学事典で様式解釈と図像解釈の違いを整理する
3 図像解釈の前提:「アトリビュート」と「シンボル」
[事前学習]前の回に配られたプリント全体を下読みする
[事後学習]インターネット画像を用いながら授業内容を追検証する
4 エルヴィン・パノフスキーの図像解釈学理論(1):視座と作品観
[事前学習]前の回に配られたプリントのAを下読みする
[事後学習]美術辞典と美学事典で「パノフスキー」を追加調査する
5 パノフスキーの図像解釈学理論(2):意味の階層と世界観
[事前学習]プリントのBを下読みする
[事後学習]美術辞典と美学事典で「イコノロジー」を追加調査する
6 パノフスキーの図像解釈学理論(3):解釈のサンプル(アンニバレ・カラッチ)
[事前学習]プリントのC(1)を下読みする
[事後学習]授業内容とプリントBを突き合わせてイコノロジーの方法を具体的につかむ
7 パノフスキーの図像解釈学理論(4):解釈のサンプル(ブロンズィーノ)
[事前学習]プリントのC(2)を下読みする
[事後学習]授業内容とプリントBを突き合わせてイコノロジーの方法を整理する
8 パノフスキーの図像解釈理論(5):パノフスキーの思想的指針
[事前学習]プリントのDを下読みする
[事後学習]哲学辞典で授業内容の理解を深める
9 パノフスキーのまとめ/達成度の確認
[事前学習]4回から8回までの内容を整理して説明できるようにする
[事後学習]うまく説明できなかった箇所の再整理と再説明に取り組む
10 返却と指導/ハンス・ゼードルマイヤーの構造分析論(1):視座と作品観
[事前学習]前の回に配られたプリントのAを下読みする
[事後学習]美術辞典と美学事典で「ゼードルマイヤー」を追加調査する
11 ゼードルマイヤーの構造分析論(2):美術作品の「構造」と構造分析のための予備作業
[事前学習]プリントのBを下読みする
[事後学習]美学事典で「構造分析」を追加調査する
12 ゼードルマイヤーの構造分析論(3):構造分析の実例(ブリューゲル)
[事前学習]プリントのCを下読みする
[事後学習]授業内容をプリントBに突き合わせて構造分析の手続きを具体化する
13 ゼードルマイヤーの構造分析論(4):ゼードルマイヤーの思想的指針
[事前学習]プリントのDを下読みする
[事後学習]美学事典と哲学辞典で授業内容の理解を深める
14 ゼードルマイヤーのまとめ/到達度確認
[事前学習]10回から13回までの内容を整理して説明できるようにする
[事後学習]うまく説明できなかった箇所の再整理と再説明に取り組む
15 総まとめ/返却と指導
[事前学習]4回から14回までの内容を振り返って流れをつかむ
[事後学習]まとめを基に図像解釈と美学の関わりについて検討する
その他
教科書 単元ごとにプリントを配布する
参考書 講義の中で指示しプリントにも記載する
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(90%)、授業参画度(10%)
授業参画度と授業内テストの総合評価方式を採る
授業参画度は、リアクションペーパーで評価する。
オフィスアワー 授業終了後の60分程度

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