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科目名 | 記号論理1 | ||||
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教員名 | 古田智久 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1・2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 「論理」という言葉には、一般に「思考する際の(正しい)道筋」、「誰もが納得できる考え方」といったような意味がある。この授業では、このような日常的な意味での「論理」ではなく、学問としての論理学への入門となる「記号論理」を講義する。 |
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授業のねらい・到達目標 | この授業では、命題論理の範囲で、論理式の恒真性と論理的推論の妥当性を、タブローの方法によって証明できるようになることを目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | タブローによる証明方法を解説し(講義形式)、練習問題を解いてもらう(演習形式)、という作業を繰り返しながら、着実に証明方法を習得していただく。授業はテキストに沿って進めていくが、テキストで説明や練習問題が不足している箇所については、適宜解説・補足を加える。 授業は前回の授業で学習したことが理解できているという前提で進行する(授業中に復習のために時間を割かない)ので、必ず復習をしておくこと。 「記号論理1」は基礎からの積み重ねの授業である。前回までの授業で理解できていない部分があると、授業についていけなくなるので、復習は必須である。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。 「論理学」とはいかなる学問か、「記号論理」とはいかなるものか [事前学習]シラバスと教科書を事前に確認しておくこと。 [事後学習]「記号論理」の特徴について復習しておくこと。 |
2 |
命題論理の記号言語(1)論理式の定義 [事前学習]テキストの6頁から9頁を読んでおくこと。 [事後学習]記号論理で使用する記号と、論理式の定義について復習しておくこと。 |
3 |
命題論理の記号言語(2)論理式と命題とを対応させる [事前学習]テキストの9頁から13頁を読んでおくこと。 [事後学習]「練習3」(12頁)に解答しておくこと。 |
4 |
真理表(1)「否定 ¬」、「連言 ∧」、「選言 ∨」 [事前学習]テキストの14頁から15頁を読んでおくこと。 [事後学習]両立的選言と排他的選言について復習しておくこと。 |
5 |
真理表(2)「条件法 →」、「双条件法 ↔」 [事前学習]テキストの16頁から18頁を読んでおくこと。 [事後学習]条件法の特殊性について復習しておくこと。 |
6 |
真理値分析 [事前学習]テキストの18頁から22頁を読んでおくこと。 [事後学習]「練習1」(21−22頁)に解答しておくこと。 |
7 |
日本語の文の記号化(1)基礎的な問題 [事前学習]真理値分析の方法を復習しておくこと。 [事後学習]第7回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 |
8 |
日本語の文の記号化(2)発展的な問題 [事前学習]第7回の授業で講義した日本語の文の記号化を復習しておくこと。 [事後学習]第8回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 |
9 |
シェファー・ストローク(1)「|」 [事前学習]テキストの25頁から26頁を読んでおくこと。 [事後学習]第9回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 |
10 |
シェファー・ストローク(2)「↓」 [事前学習]テキストの22頁から24頁を読んでおくこと。 [事後学習]第10回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 |
11 |
命題論理のタブロー(1)命題論理のタブローの定義 [事前学習]テキストの27頁から35頁を読んでおくこと。 [事後学習]タブローの規則を復習し暗記しておくこと。 |
12 |
命題論理のタブロー(2)タブローによる証明 [事前学習]テキストの35頁から39頁を読んでおくこと。 [事後学習]「練習1」(38頁)に解答しておくこと。 |
13 |
命題論理のタブロー(3)論理的に正しい推論 [事前学習]テキストの39頁から42頁を読んでおくこと。 [事後学習]「練習2」(42頁)に解答しておくこと。 |
14 |
練習問題を解いてもらい、模範解答を示して解説を行う。 [事前学習]第13回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 [事後学習]教科書の練習問題をもう一度解いてみること。 |
15 |
授業内試験とその解説 [事前学習]前期の授業で学習したことをすべて復習し、理解が十分でない部分があれば理解を完璧にしておくこと。 [事後学習]試験で間違えた問題を正しく解答できるようにしておくこと。 |
その他 | |
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教科書 | 丹治信春 『タブローの方法による論理学入門』 朝倉書店 1999年 |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%) 授業内テストは、期末試験・小テストを合わせて評価します。 授業参画度は、授業中の練習問題の解答等で評価します。 |
オフィスアワー | 火曜日5時限目終了後 2号館11階古田研究室 |