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美学史2

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科目名 美学史2
教員名 長綱啓典
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 近世から現代にいたる西洋哲学者たちの学説において「理性」の概念がどのような位置づけと評価を与えられてきたか、この点に着目しながら西洋哲学の歴史をたどることが本授業の内容です。
前期は近世哲学を扱います。
授業のねらい・到達目標 授業で扱われる哲学者たちの代表的な学説を「理性」の概念と結びつけながら説明できるようになることが本授業の到達目標です。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 本授業は講義形式で行われます。
毎回の授業でリアクションペーパーに質問や感想を書いてもらいます。
また、準備学習の一環として毎週宿題を課します。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 イントロダクションー前期からのつながりー
【事前学習】教科書第三部第一章を読んでおいてください。
【事後学習】近世哲学における「理性」概念の位置づけを説明できるようにしてください。。
2 ドイツ観念論:カント(1.超越論的哲学)
【事前学習】教科書第三部第五章一の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】「超越論的」という言葉の意味を説明できるようにしてください。
3 ドイツ観念論:カント(2.弁証論)
【事前学習】教科書第三部第五章一の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】『純粋理性批判』における「理性」の位置づけを説明できるようにしてください。
4 ドイツ観念論:ヘーゲル(1.絶対者)
【事前学習】教科書第三部第五章二の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】「現実的なものは理性的なものであり、理性的なものは現実的なものである」という言葉がどのような意味か説明できるようにしてください。
5 ドイツ観念論:ヘーゲル(2.弁証法)
【事前学習】教科書第三部第五章二の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】ヘーゲルにおける「弁証法」がどのようなものか説明できるようにしてください。
6 生の哲学と実存主義:ショーペンハウアー(1.意志としての世界)
【事前学習】教科書第四部第一章一の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】ショーペンハウアーにおける「意志」の位置づけを説明できるようにしてください。
7 生の哲学と実存主義:ショーペンハウアー(2.同情)
【事前学習】教科書第四部第一章一の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】ショーペンハウアーが「涅槃」への道筋をどのようなものと考えていたか説明できるようにしてください。
8 生の哲学と実存主義:キェルケゴール(1.実存)
【事前学習】教科書第四部第一章二の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】キェルケゴールの言う「実存」がどのような生き方のことか説明できるようにしてください。
9 生の哲学と実存主義:キェルケゴール(2.宗教的な生き方)
【事前学習】教科書第四部第一章二の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】キェルケゴールは人間がどのような生き方へと生成すると考えているか説明できるようにしてください。
10 生の哲学と実存主義:ニーチェ(1.ニヒリズム)
【事前学習】教科書第四部第一章三の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】ニーチェの言う「ニヒリズム」がどのような事態か説明できるようにしてください。
11 生の哲学と実存主義:ニーチェ(2.永遠回帰)
【事前学習】教科書第四部第一章三の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】ニーチェの言う「永遠回帰」がどのような事態か説明できるようにしてください。
12 生の哲学と実存主義:ベルクソン(1.純粋持続)
【事前学習】教科書第四部第一章四の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】物理的な「流れ」と「純粋持続」の関係がどのようなものか説明できるようにしてください。
13 生の哲学と実存主義:ベルクソン(2.創造的進化)
【事前学習】教科書第四部第一章四の該当箇所を読んでおいてください。
【事後学習】ベルクソンが生命進化をどのように述べているか説明できるようにしてください。
14 その後の哲学における理性のゆくえ
【事前学習】教科書第四部第五章一を読んでおいてください。
【事後学習】「ポストモダン」の特徴を説明できるようにしてください。
15 後期のまとめと試験
【事前学習】後期に学習したことを復習しておいてください。
【事後学習】試験でうまく説明できなかった概念をきちんと説明できるようにしてください。
その他
教科書 岡崎文明、日下部吉信、杉田正樹、竹田純郎、榊原哲也、服部健二、中釜浩一、谷徹 『西洋哲学史-理性の運命と可能性ー』 昭和堂 1994年
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業参画度(10%)、宿題(20%)、リアクションペーパー(20%)
授業参画度は授業中の発言の回数と内容で評価します。
オフィスアワー 授業後、教室にて質問等を受け付けます。

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