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科目名 | 創作演習1 | ||||
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教員名 | 中上紀 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 小説などの創作作法の基本を体系的に学び、自分の創作に実践的に反映していきます。 |
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授業のねらい・到達目標 | ・さまざまな書き手による短編小説に展開される構成、技法、テーマの深部を理解しながら、自身の作品の創作へと繋げます。 ・基本的技術を身に着けることで物語力を高めながら、ほんとうに書きたいこと、核となるテーマへと近づきます。 ・ディスカッションや合評への参加により、他者作品への批評力、自己作品への客観視点を養います。 ・学期の終りには、グループないし個人での短編小説を少なくとも一作品、書き上げることが出来ます。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | ①テキスト(短編小説)に基づいてディスカッションを行います。テーマにより学生主導(進行)となります。 ②その日のテーマに基づいた講義を行います。 *授業は上記①②を交互に行います。 *講義は基本的に配布する資料に沿って進行します。 ③人数により、グループでの創作(教室外で創作)と発表があります。その場合、基本グループ創作に参加してもらいますが、理由がある場合は個人での創作を選択可能とします。なお、必須の提出物はこちらのみになります。 ④必要に応じてカウンセリングや個人指導を行います。 ⑥授業以外で執筆した作品なども、希望する場合は指導します。 *本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 基本的に対象学年のすべての学生が受講できます。 |
授業計画 | |
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1 |
5/7 演習講義・小説の身体感覚 事前学習:五感を使った表現方法をイメージし、ノートなどに書いておく。 事後学習:創作例①に取り組む 注)第1回目の授業は5月7日です。4月9/16/23日は講師海外出張のため休講、後日補講になります。 |
2 |
5/14 演習講義・小説と磁場 事前学習:小説において磁場とは何か、少しでも調べておく。 事後学習:創作例②に取り組む |
3 |
5/21 ディスカッション・テキスト① 事前学習:柴崎友香「公園に行かないか、火曜日に」読了、ディスカッションのために、感想や意見などをノートに記すなどして準備しておく。 事後学習:ディスカッションの内容をノートにまとめる。 |
4 |
5/28 ディスカッション・テキスト② 事前学習:高橋弘希「踏切の向こう」読了、感想や意見の準備。 事後学習:ディスカッションノート |
5 |
6/4 演習講義・時間軸を遊ぼう 事前学習:現在と過去では時間に対しての考えがどう変わったかを考えておく。 事後学習:創作例③に取り組む |
6 |
6/11 ディスカッション・テキスト③ 事前学習:金原ひとみ「fishy」読了、ディスカッション準備。 事後学習:ディスカッションノート |
7 |
6/18 演習講義・小説の声/言語と方言 事前学習:自分の好きな方言、自分の方言について意見を言えるようにしておく 事後学習:創作例④に取り組む |
8 |
6/25 ディスカッション・テキスト④ 事前学習:星野智幸「世界大角力共和国杯」読了、ディスカッション準備 事後学習:ディスカッションノート |
9 |
6/25 (6限)短編小説演習・魅力的な人物(4/9休講分補講) 事前学習:小説に書きたい人物をイメージし、メモなどをしておく。 事後学習:演習の続きに取り組む |
10 |
7/1 ディスカッション・テキスト⑤ 事前学習:町田康「とりあえずこのままいこう」 事後学習:ディスカッションノート |
11 |
7/1(6限)短編小説演習 書くことと書かないこと(4/16休講分補講) 事前学習:描写と説明の違いをイメージし、自分なりの考えをまとめてくる 事後学習:演習の続きに取り組む |
12 |
7/9 グループ創作または個人創作の発表・ディスカッションほか 事前学習:配布された作品を読み、ディスカッションの準備をする 事後学習:ディスカッションノート |
13 |
7/9(6限)ショートショート演習(4/23休講分補講) 事前学習:日常の中で書きたいと思うこと、書けると思うことを幾つか考えてくる 事後学習:創作の続き |
14 |
7/16 個人指導・カウンセリングほか 事前学習:質問や、相談したいことを準備する 事後学習:創作に取り組む |
15 |
7/23 発表作品講評 講義・テキストのまとめ 事前学習:配布されたものすべてに目を通す 事後学習:ノートなどを整理する |
その他 | |
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教科書 | 日本文藝家協会 『文学2018』 講談社 2018年 |
参考書 | 日本文藝家協会 『文学2017』 講談社 2017年 中上紀 『熊野物語』 平凡社 中上紀 『彼女のプレンカ』 集英社 中上紀 『天狗の回路』 筑摩書房 2017年 日本文藝家協会 『文学2011』 講談社 2011年 中上紀 『シャーマンが歌う夜』 作品社 2005年 ・その他、「すばる」「新潮」「群像」などの文芸各誌も参考にしてください。 ・講師の他著作 https://ameblo.jp/nakagaminori/ |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(100%) *授業参画度には授業態度のほか、ディスカッションへの参加度、リアクションペーパー、グループ創作または個人創作への取り組みを含みます。 |
オフィスアワー | 授業後、教室で。またはメールにて。 |
備考 | *上記スケジュールは状況により変更する場合があります。 |