文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 国文学科 > 基礎演習2
日本大学ロゴ

基礎演習2

このページを印刷する

科目名 基礎演習2
教員名 田中ゆかり
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
学期 集中 履修区分 必修
授業概要 言語景観・言語サービス研究入門
本科目の一部では日本の言語政策を扱う。文部科学大臣及び文化庁長官諮問機関・文化審議会臨時委員(国語分科会)の実務経験から日本国における言語政策策定の背景などについて具体的に教授する。
授業のねらい・到達目標 わたしたちの身の回りには、さまざまな言語を使用した「看板」「案内」「広告」などであふれている。そこで使用されている言語を通して、日本語社会におけるそれぞれの言語の「意義」「価値」を知ることができる。このような研究を、社会言語学の1分野である言語景観・言語サービス研究と呼ぶ。このクラスでは、言語景観研究を通して具体的な言語研究の企画・実施、分析と報告までの一通りを学ぶことを目的とする。
今年度は集中講義形式で実施するため、都心6エリア(銀座・有楽町、東京駅周辺、日本橋・京橋、新宿、渋谷、池袋)の商業施設の言語景観・言語サービスの実態調査とその分析・報告に焦点を絞る予定。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 集中講義形式[9/2(月)~9/6(金)]による演習。初日のプレ調査後、全体討議により、調査の対象地点と調査観点(項目)を決定する。その後、グループごとにデータ収集と分析・発表を行う。最終課題は発表を発展させた2タイプのレポート(冊子用、サイト用)。最終課題は、紙版・Web版2種類の報告書としてまとめる予定。
なお、本授業は集中講義のため、各授業計画の事前・事後学習の目安時間については、授業内で指示します。
履修条件 人数調整を行うため、受講希望者はガイダンス時に希望調査用紙を受け取り、必要事項を記入の上、4月6日(土)12時00分までに国文学科前のレポートボックスに提出すること。受講許可は、4月8日(月)8時50分頃、国文学科掲示板に示す。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明し、グループ分けなどを行う)
[事前学習]訪日外客関連の記事・データの探索と身の回りの言語景観・言語サービスに目を配る
[事後学習]プレ調査に赴く銀座・有楽町エリアの歴史・地理・経路・商業施設等についての調査
2 銀座・有楽町エリアのプレ調査① 中央通り沿い
[事前学習]プレ調査に赴く銀座・有楽町エリアの歴史・地理・経路・商業施設等についての調査
[事後学習]こんにちの銀座・京橋エリアらしい言語景観・言語サービスの記録とまとめ
3 銀座・有楽町エリアのプレ調査② 晴海通り沿い
[事前学習]プレ調査に赴く日本橋・京橋エリアの歴史・地理・経路・商業施設等についての調査
[事後学習]こんにちの銀座・京橋エリアらしい言語景観・言語サービスの記録とまとめ
4 銀座・有楽町エリアのプレ調査報告と討議
[事前学習]プレ調査で記録・収集したデータに基づく報告の作成
[事後学習]調査対象エリア・項目・観点の検討
5 調査企画・項目・観点の検討(グループワーク)
[事前学習]担当エリアの歴史・地理・経路・商業施設についての調査
[事後学習]担当エリアの調査企画の作成
6 調査企画・項目・観点の検討(発表と討議)
[事前学習]担当エリアの調査企画の作成
[事後学習]フィードバックを受けての調査企画の修正
7 調査マニュアルの作成と討議(グループワーク)
[事前学習]調査企画に基づいた調査マニュアルの作成準備
[事後学習]調査マニュアルの作成
8 調査マニュアルの検討(発表・討議)
[事前学習]調査企画に基づいた調査マニュアルの作成
[事後学習]調査マニュアルの完成
9 実地調査①(グループワーク) 前半
[事前学習]調査企画・マニュアルに従った調査分担の検討
[事後学習]調査データの整理
10 実地調査②(グループワーク) 後半
[事前学習]調査企画・マニュアルに従った調査分担の検討
[事後学習]調査データの整理
11 実地調査の報告と分析方針① (グループワーク)
[事前学習]調査データの整理と報告の準備
[事後学習]フィードバックを受けての修正
12 実地調査の報告と分析方針① (グループワーク)
[事前学習]調査データの整理と報告の準備
[事後学習]フィードバックを受けての修正
13 報告の作成:冊子用報告書作成(グループワーク)
[事前学習]報告執筆のための先行研究・データ等収集
[事後学習]報告作成のための先行研究・データ収集
14 報告の作成:Web版報告書作成(グループワーク)
[事前学習]報告執筆のための先行研究・データ等収集
[事後学習]報告作成のための先行研究・データ収集
15 最終課題の提出と授業のふりかえり
[事前学習]2種類の最終課題の完成
[事後学習]全体のふり返り
その他
教科書 教科書は使用しない。適宜印刷資料を配布する。
参考書 Blackboardに参考文献の一部を格納する。その他については、授業中指示する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(40%)、最終課題(60%)
授業参画度には調査・作業の実施状況を含む。
オフィスアワー 授業中に知らせる。
備考 ・集中講義形式で実施するため、全日程の出席が最終課題提出の前提となる
・開講期間中の実地調査を伴う
・Blackboardを活用するため、Sアカウントが必要
・昨年度までの基礎演習の最終課題・冊子報告書は学科学生室に配架、Web版は下記URLから閲覧できる
 http://www.chs-jp.info/tnk/index.html

このページのトップ