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平成28年度以降入学者 | 自主創造の基礎1 | ||||
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平成27年度以前入学者 | テーマ研究1 | ||||
教員名 | 梶川信行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 高等学校の古典を学び直す。具体的には、『万葉集』から窺える古代的な世界観を探ることを通して、古典を読むということはどのようなことなのか、それを考える機会としたいと思う。 高校の国語教科書の編集経験や、高校の教員としての経験も踏まえて、大学で学ぶ古典を具体的に示したいと思う。それを通して、大学での学びの意義を理解するとともに、レポートの書き方など、具体的な方法を身につけることを目指す。 |
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授業のねらい・到達目標 | 文法と現代語訳を中心に古典を学んで来た学生が多いと思われるが、古典の研究は決して文法ではない。古典の世界は外国と同じく異文化の世界である。彼らがどのような文化の中で生活していたのかを知らないと、現代語に置き換えたところで、その真意は捉えられない。自分たちの常識やメンタリティーで古代の歌の世界を考えるのではなく、彼らの世界観に近づくことを通して、古典を理解することを試みたい。その結果、文法と現代語訳の古典とは、まったく違った世界が見えて来るのではないかと思われる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5及びカリキュラムポリシーCP1,CP7に対応しています。 |
授業の方法 | 課題とするテーマを受講生1人1人に与える。調べ方の基本などに関する講義を受けた後に、各自が調べて来たことを、全員の前で報告し、質疑応答を通して理解を深める。それを踏まえて、決定稿を作成し、最終的に冊子を作製する。 事前学習については、第一回の授業で配布する「参考文献一覧」を参考にして、どんな文献を参照すればいいのかを考えること。 なお、受講生の人数によっては、日程を一部変更することもある。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 国文学科の歴史を知る 【事前学習】 国文学科とは何を学ぶ学科なのかを考えて来る。 【事後学習】 この日の授業で理解できなかったことを、次回質問するためにノートに整理しておく。 |
2 |
大学での学修とはどのようなものか(講義) 【事前学習】 大学で古典を学ぶ場合、どのようなテキストが参考になるか調べておく。 【事後学習】 この日の授業で理解できなかったことを、次回質問するためにノートに整理しておく。 |
3 |
研究文献の一覧と調べ方について(講義) 【事前学習】 高校の教科書の和歌の単元を確認しておく。 【事後学習】 この日の授業で理解できなかったことを次回質問するためにノートに整理しておく。 |
4 |
『万葉集』はどのような歌集か(講義) 【事前学習】 『万葉集』について文学事典等で調べておく。 【事後学習】 この日の授業で理解できなかったことを次回質問するためにノートに整理しておく。 |
5 |
古代の歌の場とはどのようなものか(講義) 【事前学習】 宴席にはどのようなものがあるか調べておく。 【事後学習】 この日の授業で理解できなかったことを次回質問するためにノートに整理しておく。 |
6 |
報告資料をどのように作るか(講義) 【事前学習】 和歌のレトリックにはどのようなものがあるかを調べておく。 【事後学習】 この日の授業で理解できなかったことを次回質問するためにノートに整理しておく。 |
7 |
受講生A・B・C・Dの報告と質疑 【事前学習】 予告に基づいて関係のある事項を辞書等で確認しておく。 【事後学習】 報告の中でどのような点がよかったか、また何が改善すべき点なのかを整理しておく。 |
8 |
受講生E・F・G・Hの報告と質疑 【事前学習】 予告に基づいて関係のある事項を辞書等で確認しておく。 【事後学習】 報告の中でどのような点がよかったか、また何が改善すべき点なのかを整理しておく。 |
9 |
受講生I・J・K・Lの報告と質疑 【事前学習】 予告に基づいて関係のある事項を辞書等で確認しておく。 【事後学習】 報告の中でどのような点がよかったか、また何が改善すべき点なのかを整理しておく。 |
10 |
受講生M・N・O・Pの報告と質疑 【事前学習】 予告に基づいて関係のある事項を辞書等で確認しておく。 【事後学習】 報告の中でどのような点がよかったか、また何が改善すべき点なのかを整理しておく。 |
11 |
受講生Q・R・S・Tの報告と質疑 【事前学習】 予告に基づいて関係のある事項を辞書等で確認しておく。 【事後学習】 報告の中でどのような点がよかったか、また何が改善すべき点なのかを整理しておく。 |
12 |
受講生U・V・W・Xの報告と質疑 【事前学習】 予告に基づいて関係のある事項を辞書等で確認しておく。 【事後学習】 報告の中でどのような点がよかったか、また何が改善すべき点なのかを整理しておく。 |
13 |
冊子に掲載する原稿の提出・レポートをどう書くか 【事前学習】 報告資料を修正した原稿のプリントアウトしたものを用意しておく。 【事後学習】 レポートの書き方の基本的要件をノートに整理しておく。 |
14 |
再びレポートをどう書くか(講義) 【事前学習】 次週提出するレポートの下書きを用意しておく。 【事後学習】 次週提出するレポートの決定稿を作成する。 |
15 |
まとめとレポートの提出 【事前学習】 第7回から12回までの中で、よいと思った報告を選んでおく。 【事後学習】 この授業を通じてわかったことをまとめておく。 |
その他 | |
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教科書 | 森淳司 『訳文万葉集』 笠間書院 2007年 |
参考書 | 第一回の授業の時に、ガイダンス資料と参考文献一覧を配布するが、BlackboardにPDFの形で載せておくので、事前に参照しておくこと。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、その他の提出物(50%) |
オフィスアワー | 月・木・金の授業と会議以外の時間。個人研究室にて。 |