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英米詩演習1

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科目名 英米詩演習1
教員名 向井秀忠
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 英語で書かれた詩(歌詞を含む)を読み解きながら、詩人(作詞家)たちの主張だけではなく、その作品が書かれた社会の文化・歴史などを読み解く方法について学ぶ。「英米」は「イギリスとアメリカを中心とする英語圏社会」、「詩」は「詩、歌詞、英語俳句など」と理解し、授業を行う。前期は、イギリスの詩を中心に読む。まず、詩の基本的な読み方を学び、文学作品の社会的・文化的・歴史的背景を調べる方法について学ぶ。その後、具体的な作品を用いながら、各自で作品分析し、それを口頭で発表し、クラス全体で議論します。扱う作品については、履修生と相談のうえ、変更することがある。
授業のねらい・到達目標 本授業では、作品を作者や時代背景から切り離して鑑賞するのではなく、作者は自分の経験や生まれ育った社会から大きな影響を受け、それを作品の中に織り込んでいると考え、それぞれの作品から「時代精神」を読み解くことを目指す。また、詩を理解するだけでなく、解釈を行うことで、それに基づいた自分の考えを述べることができるようになる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。
授業の方法 (1) プレゼンテーションの方法
パワーポイントと配布印刷物(ハンドアウト)、視聴覚メディア、板書などを使用。
(2) 授業形態(講義形式、演習形式)
演習形式。
本授業の事前・事後学習は、各1時間の学習を目安とします。
履修条件 特になし。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
【事前学習】シラバスを事前に確認すること
【事後学習】第2回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
2 英語の詩の読み方、詩の書き方
【事前学習】前回、指示された英詩を読み、必要な背景的知識について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第3回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
3 作品分析1(William Shakespeareの詩を読む)
【事前学習】ソネット形式の詩について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第4回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
4 作品分析2(John Miltonの詩を読む、その1)
【事前学習】Miltonの評伝とその時代について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第5回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
5 作品分析2(John Miltonの詩を読む、その2)
【事前学習】Paradise Lostについて調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第6回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
6 作品分析3(新古典派の詩を読む)
【事前学習】18世紀の時代背景について「理性」をキーワードに調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第7回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
7 作品分析4(William Wordsworthの詩を読む,その1)
【事前学習】フランス革命とロマン主義について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第8回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
8 作品分析5(William Wordsworthの詩を読む,その2)
【事前学習】スコットランドの歴史について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第9回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
9 作品分析6(その他のロマン派の詩を読む,その1)
【事前学習】Lord Byronとその時代について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第10回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
10 作品分析7(その他のロマン派の詩を読む,その2)
【事前学習】P. B. Shelleyと革命思想について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第11回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
11 作品分析8(ヴィクトリア朝時代の詩を読む,その1)
【事前学習】Alfred Tennysonと当時の宗教観について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第12回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
12 作品分析9(ヴィクトリア朝時代の詩を読む,その2)
【事前学習】Browning夫妻と「女性が書くこと」について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第13回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
13 作品分析10(現代の詩を読む,その1)
【事前学習】Ted HughesとSylvia Plathについて調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第14回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
14 作品分析11(現代の詩を読む,その2)
【事前学習】Dylan Thomasとウェールズの社会・文化について調べておく
【事後学習】授業で学んだことをレスポンスシートにまとめ、第15回の授業に備え、指示された詩を読み、調べてくること。
15 まとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)
【事前学習】前期の授業を振り返り、「イギリス」の詩を読むことの意味について考えておく
【事後学習】授業で学んだことを整理し、学期末レポート作成のための準備を行う
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(20%)
「レポート」は学期末に課される2,000字程度のもの、「授業内テスト」は各自が発表した作品分析についてまとめたもの、「授業参画度」は、毎回のリアクションペーパー、学期2回の発表プレゼンテーション等で評価します。
オフィスアワー 授業開始前及び授業終了時

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