文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 英文学科 > 英米文学演習1
日本大学ロゴ

英米文学演習1

このページを印刷する

平成28年度以降入学者 英米文学演習1
平成27年度以前入学者 英米文学基礎演習1
教員名 前島洋平
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業概要 エミリー・ブロンテ (Emily Bronte, 1818-1848) が書いた唯一の小説にして不朽の名作と名高い Wuthering Heights (1847)を題材に、文学作品の分析の仕方を学ぶ。また、原作と映画を比較することで、両メディアの特徴に関する理解を深める。
授業のねらい・到達目標 本作品の精読とディスカッションを通して、小説における語り手の役割、原作と映画の違いについて自然と分析できるようになることを目指す。
英文学科生であれば一度は読んでおかねばならない作品であるから、読んだ対象が原作であれば一層の充実感を得ることができる。また、作品内容に関する議論を通して小説を読む楽しさを発見できる。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。
授業の方法 グループによる発表形式。意見交換の時間をとるなど、全員参加型の授業になるよう工夫を凝らすこと。発表以外の受講者は指定された範囲を事前に読んで意見を持ち寄る。授業では、それを交換・共有したのちに、発表担当のグループがハンドアウトを利用しながら語学的(英語)ならびに文学的(内容)アプローチの点から授業を展開する。作品理解を深めるために映像を見ることもある。
*本授業の事前・事後学習は合わせて3時間の学習を目安とする。
履修条件 (1)英文学科2年生で所定の手続きを踏んでいること。
(2)総授業数の3分の2以上の参加が可能であること。
(3)予習に膨大な時間をさけること。
(4)レポート作成に際しては、コピペなどの卑しい行為を慎み、参考文献をもとに自力で完成させる覚悟(忍耐力)を持っていること。
授業計画
1 オリエンテーション:授業の進め方、エミリー・ブロンテに関する基礎知識、グループ分け
  [事前学習] 作者エミリー・ブロンテについて調べておくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめておくこと
2 Wuthering Heights Vol.I Chap.I 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
3 Wuthering Heights Vol.I Chap.II 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
4 Wuthering Heights Vol.I Chap.III 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
5 Wuthering Heights Vol.I Chap.IV 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
6 Wuthering Heights Vol.I Chap.V 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
7 Wuthering Heights Vol.I Chap.VI 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
8 Wuthering Heights Vol.I Chap.VII 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
9 Wuthering Heights Vol.I Chap.VIII 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
10 Wuthering Heights Vol.I Chap.IX 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
11 Wuthering Heights Vol.I Chap.X 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
12 Wuthering Heights Vol.I Chap.XI 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
13 Wuthering Heights Vol.I Chap.XII
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
14 Wuthering Heights Vol.I Chap.XIII 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
15 Wuthering Heights Vol.I Chap.XIV 
  [事前学習] 原文を辞書を使いながら読んでおくこと
  [事後学習] 授業内容をまとめ、本文を読み直しておくこと
その他
教科書 Emily Bronte, Wuthering Heights, Oxford University Press, 2009
ISBN: 9780199541898
参考書 廣野由美子 『「嵐が丘」の謎を解く』 創元社 2001年
廣野由美子 『謎解き「嵐が丘」』 松籟社 2015年
川口喬一 『「嵐が丘」を読む』 みすず書房 2007年
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度(30%)、プレゼンテーション(40%)
毎回の授業時に配布される質問用紙には、発表グループへの評価、英語や作品解釈に関する質問などを記入する。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に含まれる。
オフィスアワー 月曜日または火曜日に7号館3階の教員研究室にて。
開講時に指示する連絡方法を通じて、事前にアポイントメントをとること。
備考 教室にただ存在するだけでは単位の取得は難しい。
教科書忘れ、授業中の携帯使用、5分以上の居眠り、他の受講者の迷惑になる私語などをおこなった学生は自動的に欠席扱いとなる(大学生なので本人に指摘はしない)。

このページのトップ