文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会学科 > 社会調査実習1
日本大学ロゴ

社会調査実習1

このページを印刷する

科目名 社会調査実習1
教員名 後藤範章
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 調査実習のテーマは、「⾼速バス開通に伴う地域社会の変化に関する実証的研究」です。⾼速バスの開通に伴う交通ネットワークの再編及び地域社会の構造変動の実相を明らかにするために、東京湾アクアラインの開通(1997年)によって⾼速バス路線が誕⽣し通勤・通学流動のあり⽅を⼤きく変えている、千葉県⽊更津市を主対象地として調査票調査を実施します。
授業のねらい・到達目標 「社会調査士コース」の3年次必修科目です(G科目対応ゼミナール履修者を除く)。社会調査協会の「社会調査士」資格を取得するためには、社会調査の全プロセスを経験を通して学ぶ「社会調査実習科目」の履修が義務づけられています。この授業は、企画・設計から報告書の発行(結果の公表)までの調査の全プロセスを、1年間かけて一通り実習することを目的とします。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 調査の作業プロセスを授業の進行に伴って進めます。仮説や分析枠組みの解説と議論から始まり、操作化、質問項目と選択肢の作成、レイアウトへの配慮などの調査票作成、それから宛名ラベルの作成、発送用・返信用封筒の作成、挨拶文、督促兼お礼状の作成、データ回収作業、エディティング、コーディング、データ入力とクリーニング作業、分析とレポート作成といった一連の過程を1年間をかけて進めます。前期は、標本調査の企画・設計案を説明し、議論を重ねて(必要な修正を加えて)確定し<4⽉中>、設計し(調査⽅法の決定、依頼状や調査票の作成など)<6⽉末までに>、予備調査と本調査の実施<7⽉中>、エディティング<7⽉末までに>を行います。

本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 原則として、2年時にエントリーをして、履修を認められた学生。
授業計画
1 イントロダクション
【事前学習】調査票調査の方法のおさらいをしておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
2 年間スケジュールと調査企画案の説明
【事前学習】調査テーマに関して、あれこれと思い描いてみること。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
3 調査企画案の検討
【事前学習】企画案に関する修正案を考えておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
4 調査企画案の確定/調査⽅法の決定(対象/配布回収⽅法)
【事前学習】採るべき調査方法について検討しておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
5 仮説構成と質問項⽬の決定(概念の操作的定義/変数/仮説)
【事前学習】仮説と質問項目について検討しておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
6 調査票の作成(ワーディング/選択肢/質問順/プリテスト)
【事前学習】調査票案を考えておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
7 調査対象者の決定(サンプリング)と対象者原簿の作成
【事前学習】サンプリングの方法をおさらいしておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
8 調査票と依頼状の加筆修正
【事前学習】調査票と依頼状について検討しておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
9 調査対象者原簿確定/宛名印刷/調査票・依頼状の最終チェック
【事前学習】調査票と依頼状を念入りに点検しておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
10 宛先不明対象の⽳埋め/調査依頼状と調査票の印刷(⼊稿)
【事前学習】宛先不明対象者の穴埋め法を考えておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
11 調査依頼状+調査票+謝品の発送作業
【事前学習】郵送調査の進め方をおさらいしておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
12 調査票回収のガイダンス/問合せ・拒否情報の共有化
【事前学習】調査票の回収方法のおさらいをしておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
13 調査票の回収状況の確認と回収調査票の整理
【事前学習】回収率と回収調査票の整理法をおさらいしておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
14 エディティング(調査票の点検/有効調査票の確定)(1)
【事前学習】エディティングのおさらいをしておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
15 エディティング(調査票の点検/有効調査票の確定)(2)
【事前学習】エディティングの作業を進めておくこと。
【事後学習】授業を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
その他
教科書 大谷信介・後藤範章ほか 『新・社会調査へのアプローチ』 ミネルヴァ書房 2013年 第1版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(30%)、実習への貢献度(30%)
演習への参画度・貢献度、レポートなどを総合して評価します。
オフィスアワー 毎週月曜日の6時以降、会議の入っていない木曜日の昼休みか5時以降。本館4階の後藤研究室。なお、可能な限り、メールで事前に予約を取るように心がけてください。メールアドレスは、第1回の授業時にお知らせします。

このページのトップ