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情報資源組織論2

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科目名 情報資源組織論2
教員名 宮田洋輔
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 主題情報の組織化に関する基礎的知識、技術の修得
授業のねらい・到達目標 この科目は主題の側面から図書館資料を組織化するための基礎知識を学ぶための科目である。
数多くの情報のなかから必要なものを検索、利用するためには、それを整理(組織化)することが欠かせない。本科目では、特に図書館で扱う情報資源の内容,つまり「主題」の側面からの組織化について、その意義、目的、理論、および方法について扱う。したがって、次の目標を達成してもらいたい。
1) 情報資源組織化の概念およびその方法について理解し、説明できる。
2) 分類に関する基礎的知識、技術を身につけ、これを実践できる。
3) 件名・シソーラスに関する基礎的知識、技術を身につけ、これを実践できる。
授業の方法 スクリーンへの投影と配布資料を使って、講義形式で行う。
ほぼ毎回授業内容に関する簡単な課題等を課すので、出席して、課題等に取り組むこと。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
[事前学習]シラバスの内容を確認すること
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
2 書誌情報と「主題」情報
[事前学習]OPACを使って目録の情報を確認する
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
3 分類法の基礎
[事前学習]図書館に行き資料がどのように並べられているか確認する
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
4 日本十進分類法(NDC)の概要
[事前学習]図書館に行き『日本十進分類法』の内容を確認する
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
5 日本十進分類法(NDC)による分類作業
[事前学習]手持ちの本の主題を考えてみる
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
6 様々な分類法
[事前学習]『日本十進分類法』の特徴をまとめておく
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
7 統制語彙の基礎
[事前学習]分類以外の方法で主題から資料を探す方法を調べる
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
8 基本件名標目表(BSH)の概要
[事前学習]図書館に行き『基本件名標目表』の内容を確認する
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
9 基本件名標目表(BSH)による件名作業
[事前学習]手持ちの本の主題を考えてみる
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
10 様々な件名標目表
[事前学習]『基本件名標目表』の特徴をまとめておく
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
11 シソーラス
[事前学習]『図書館情報学用語辞典』で「シソーラス」の意味を調べる
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
12 自動分類
[事前学習]「JSTシソーラスmap」を使ってシソーラスのイメージを持つ
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
13 授業内試験と解説
[事前学習]第2回~第13回の授業内容を復習し持ち込み用資料を作成する
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
14 統制語彙の構築
[事前学習]シソーラスの回の資料を確認し実際にシソーラスに触れる
[事後学習]]BlackBoardの課題に取り組む
15 主題目録法のこれから・まとめ
[事前学習]これまでの授業全体を振り返っておく
[事後学習]BlackBoardの課題に取り組む
その他
教科書 使用しない
参考書 根本彰, 岸田和明編 『情報資源の組織化と提供 (シリーズ図書館情報学, 2)』 東京大学出版会 2013年
デビッド・ワインバーガー著, 柏野零訳 『インターネットはいかに知の秩序を変えるか:デジタルの無秩序がもつ力』 エナジクス 2008年
丸山昭二郎編 ; 岸美雪 [ほか] 執筆 『主題情報へのアプローチ (講座図書館の理論と実際, 4)』 雄山閣 1990年
鹿島みづき著 『主題アクセスとメタデータ記述のためのLCSH入門』 樹村房 2013年
緑川信之著 『本を分類する』 勁草書房 1996年
田窪直規編集 『情報資源組織論 (現代図書館情報学シリーズ, 9)』 樹村房 2011年
日本図書館研究会編集 『図書館資料の目録と分類』 日本図書館研究会 2015年 第増訂第5版
日本図書館情報学会研究委員会  『メタデータとウェブサービス  (わかる! 図書館情報学シリーズ 3)』 勉誠出版 2016年
このほか、授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、授業内テスト(30%)
オフィスアワー 授業前後
備考 「情報資源組織論1」を受講したのち、「情報資源組織論2」を受講することが望ましい。なお、次の段階の「情報資源組織演習」は、「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」の単位取得者を対象とするので、履修計画を立てる際は注意すること。

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