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スポーツ社会学演習

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科目名 スポーツ社会学演習
教員名 水上 博司
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 本演習の受講生は「よくわかるスポーツ文化論」と「教養としての体育原理」の2冊を基礎文献として精読し、受講生自らのスポーツライフにおける課題の克服につながる基礎的知識を獲得する。
授業のねらい・到達目標 本演習では、2冊の基礎文献が取り上げているスポーツの諸課題について、その背景と課題克服の条件を理解できるように受講生自らがレジュメを作成し、受講生間でディスカッションができるようにしる。この科目は文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP3,CP9,CP10に対応しています。
授業の方法 「よくわかるスポーツ文化論」と「教養としての体育原理」の2冊を基礎文献が扱っているテーマを各回の授業で解説し、そのテーマについてレジュメをまとめてきた学生の発表と受講生間のグループディスカッションを行う。なお受講生にはミニレポートの様式となっている受講カードを配布するので毎時間終了後、ミニレポートを提出する。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 2年次開講の「スポーツ社会学1・2」の単位が取得済みであること。3年生のみ受講可。4年生の受講は認めない。
授業計画
1 本演習で取り上げる2冊の基礎文献の概要説明とグループ分けと発表者の割り振り
【事前学習】 スポーツ社会学1とスポーツ社会学2の講義ノートの振り返りをしておく。
【事後学習】 「よくわかるスポーツ文化論」の「消費文化としてのスポーツ」を事前に学習しておくこと。
2 「消費文化としてのスポーツ」をテーマにミニ講義をする。スポーツの商品化とスポーツ・ツーリズムについて解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「よくわかるスポーツ文化論」の「消費文化としてのスポーツ」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
3 「スポーツとジェンダー」をテーマにミニ講義をする。性差とジェンダーとスポーツにおける男性中心主義について解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「よくわかるスポーツ文化論」の「スポーツとジェンダー」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
4 「スポーツと教育」をテーマにミニ講義をする。体育とスポーツと遊びとスポーツについて解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「よくわかるスポーツ文化論」の「スポーツと教育」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
5 「スポーツと地域社会」をテーマにミニ講義をする。都市のストリートスポーツとスポーツと地域活性化について解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「よくわかるスポーツ文化論」の「スポーツと地域社会」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
6 「職業としてのスポーツ」をテーマにミニ講義をする。プロスポーツの発展とスポーツ指導者について解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「よくわかるスポーツ文化論」の「職業としてのスポーツ」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
7 「グローバル化するスポーツ」をテーマにミニ講義をする。アメリカ型スポーツとローカルスポーツへの関心について解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「よくわかるスポーツ文化論」の「グローバル化するスポーツ」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
8 「体育における人間形成」をテーマにミニ講義をする。武道と人間形成と共同体的人間形成について解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「教養としての体育原理」の「体育における人間形成」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
9 「身体からみた体育の可能性」をテーマにミニ講義をする。体育学としての身体論と学校教育と身体教育について解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「教養としての体育原理」の「身体からみた体育の可能性」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
10 「プレイが生み出す体育の可能性」をテーマにミニ講義をする。スポーツとプレイ、プレイとは何かについて解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「教養としての体育原理」の「プレイが生み出す体育の可能性」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
11 「スポーツと政治」についてミニ講義をする。オリンピック政治と国家戦略としてのスポーツについて解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「教養としての体育原理」の「スポーツと政治」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
12 「スポーツとナショナリズム」をテーマにミニ講義をする。スポーツとナショナリズムを問うことについて解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「教養としての体育原理」の「スポーツとナショナリズム」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
13 「スポーツと勝利至上主義」をテーマにミニ講義をする。勝利至上主義の社会的意味について解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「教養としての体育原理」の「スポーツと勝利至上主義」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
14 「みんなのスポーツ」をテーマにミニ講義をする。日本におけるみんなのスポーツとスポーツプロモーションについて解説。発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「教養としての体育原理」の「みんなのスポーツ」を読んでおくこと。
【事後学習】 発表とディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
15 「よくわかるスポーツ文化論」(ミネルヴァ書店)と「教養としての体育原理」(大修館書店)の2冊の基礎文献から学んだことを、どのように近未来の自らのスポーツライフスタイルに生かすのか、グループごとにディスカッションをして、グループ代表者が発表をする。
発表担当者のグループ単位の発表とディスカッション。
【事前学習】 「よくわかるスポーツ文化論」(ミネルヴァ書店)と「教養としての体育原理」(大修館書店)を読んでおくこと。
【事後学習】 ディスカッションの要点をミニレポートとして提出する。
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
受講生は、毎時講義終了後にミニレポート(受講カード)を提出します。ミニレポートは授業参画度の評価対象となります.なお,授業開始時にミニレポート(受講カード)を受理できない場合には遅刻の扱いになります.
オフィスアワー 授業終了後、教室にて質問等受け付ける。

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