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スポーツ運動学

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科目名 スポーツ運動学
教員名 青山 清英
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
学期 半期 履修区分 選択
授業概要 この授業では、自然科学的なスポーツ科学の知とは異なる現象学的人間学の立場から、人間の運動に関する身体知の構造とその伝承方法について学習する。
授業のねらい・到達目標 現象学的・人間的立場から人間の運動の構造と発生を理解する。併せて、これらの知見を運動指導・運動学習に用いるための方法論を習得する。この科目は文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP9,CP10に対応しています。
授業の方法 講義形式。毎回配布するハンドアウト及び教科書に基づいて行う。なお、本授業の事前・事後学習は、各2時間を学習の目安とします。
履修条件 なし
授業計画
1 オリエンテーション(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
[事前学習]「日本スポーツ運動学会」のホームページの「学会概要」に目を通しておくこと。
[事後学習]授業における自分の問題意識、課題を整理しておくこと。
2 自然科学と人間科学というふたつの運動研究の特徴について理解する。
[事前学習]自然科学について調べておくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
3 実践的運動理論としてのスポーツ運動学の歴史的展開について学ぶ。
[事前学習]教科書の38ページから64ページを読んでおくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
4 競技力・運動技能の構造を理解する。
[事前学習]教科書の66ページから81ページを読んでおくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
5 科学知とは異なる身体知の特徴について学ぶ。
[事前学習]教科書の98ページから109ページを読んでおくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
6 運動の学習に不可欠な創発身体知の構造について理解する。
[事前学習]「創発」の概念について調べておくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
7 運動の指導に不可欠な促発身体知の構造について理解する。
[事前学習]教科書の123ページから125ページを読んでおくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
8 「教科体育では何を教えるのか」というテーマについて、身体知教育の立場から考える。
[事前学習]「学習指導要領・体育の目標」を読んでおくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
9 科学知と身体知の相違についてまとめる(これまでの授業内容の確認)。
[事前学習]第1回から8回までの授業内容をまとめておくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
10 運動の「発達」と「学習」の関係について学ぶ。
[事前学習]「発達」の概念及び心理学的学習について調べておくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
11 運動の形成位相について理解する。
[事前学習]教科書の116ページから125ページを読んでおくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
12 運動の「観察と評価」の方法について学ぶ。
[事前学習]「自己観察」、「他者観察」の概念について調べておくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
13 心理学における意識体験の研究と運動学における意識体験の研究の相違を確認する。
[事前学習]心理学における内省分析について調べておくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
14 運動学・トレーニング学・コーチング学の関係を考える。
[事前学習]教科書の38ページから64ページを読んでおくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
15 スポーツ運動学の役割についてまとめる(これまでの授業の総まとめ)。
[事前学習]これまでの授業内容をまとめておくこと。
[事後学習]授業内容を整理しておくこと。
その他
教科書 『コーチング学への招待』 大修館書店
参考書 『教師のための運動学』 大修館書店
朝岡正雄 『スポーツ運動学序説』 不昧堂
一般財団法人日本私学教育研究所 『教師生活24時間』 日本教育新聞社
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト(60%)、授業参画度(10%)
授業参画度は、毎回のリアクションペーパー等で評価します。
オフィスアワー 授業終了時。
E-mail:kaoyama@chs.nihon-u.ac.jp

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