検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
科目名 平成28年度以降入学者 |
特別研究B | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 鈴木俊夫 | ||||
単位数 | 3 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 物理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 理論的研究手法を用いて物理学の専門分野の研究を体験する |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 自然界における物理現象の一つの専門分野の内容を学習し、理論的研究の一端を体験することによって、自然界の成り立ちを説明できるようになり、理論物理の研究を進めることができるようになる。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP4,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応している。 |
授業の方法 | 原子核物理学、サブアトミック物理学、ニュートリノ物理学、星の進化・元素合成のテーマについて、文献の講読、理論の適用、物理現象の解析、シミュレーション計算技術の学習と実行などを行う。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 特別研究Aを修得済みであること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
素粒子の標準模型 [事前学習] クォークとレプトンの種類を3世代にわたって調べる [事後学習] ベクトルボゾンの種類と性質の復習 |
2 |
ハドロンのクオーク模型 [事前学習] ハドロンの種類を調べる [事後学習] 8重項、10重項を求める演習 |
3 |
ニュートリノ [事前学習] ニュートリノの種類と性質を調べる [事後学習] ニュートリノの生生源とニュートリノのエネルギーを調べる |
4 |
元素合成(1):トンネル効果と核融合反応 [事前学習] 量子論的トンネル効果の復習 [事後学習] 核融合エネルギーのオーダーを調べる |
5 |
元素合成(2):pp-chain, CNO-cycle [事前学習] 太陽系近傍の元素の組成を調べる [事後学習] ヘリウム生成反応の復習を行う |
6 |
太陽ニュートリノと太陽ニュートリノ問題 [事前学習] pp-chainとCNOサイクルで生成されるニュートリノを調べる [事後学習] ニュートリノ検出の実験について調べる |
7 |
元素合成(3):超新星爆発とr-過程 [事前学習] 星の進化の復習を行う [事後学習] r-過程の反応過程の学習 |
8 |
元素合成(4):宇宙初期の軽元素合成 [事前学習] ビッグバンの学習 [事後学習] 7Li元素の過剰生成について学習する |
9 |
ニュートリノ振動(1):真空中の振動 [事前学習] ニュートリノ振動の証拠を調べる [事後学習] 太陽ニュートリノ問題に適用する |
10 |
大気ニュートリノ [事前学習] パイ中間子、K中間子の崩壊過程の学習 [事後学習] ニュートリノ振動のパラメータの可能な範囲を調べる |
11 |
ニュートリノ振動シミュレーション計算:プログラムの作成 [事前学習] フォートラン言語の学習 [事後学習] 連立微分方程式の解法の復習 |
12 |
ニュートリノ振動シミュレーション計算(2):真空中の振動(2フレーバー・ニュートリノ) [事前学習] フォートラン言語の発展的学習 [事後学習] 結果を図示する練習 |
13 |
ニュートリノ振動(2):物質中の振動(MSW共鳴) [事前学習] 共鳴振動の学習 [事後学習] 太陽ニュートリノ問題への応用 |
14 |
ニュートリノ振動シミュレーション計算(3):3フレーバー・ニュートリノ [事前学習] 3×3 ユニタリー行列の学習 [事後学習] 既知のニュートリノパラメータの復習 |
15 |
卒業研究レポートの提出と内容について質疑応答することでフィードバックを行う [事前学習] 未知のニュートリノパラメータを調べる [事後学習] レポートの作成と発表の練習 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は毎回の研究室での活動を,レポートは最終提出する特別研究レポートで評価します。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |