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生命科学実験1

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科目名
平成28年度以降入学者
生命科学実験1
教員名 中里勝芳
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 半期 履修区分 選択必修
授業概要 タンパク質と脂質の生化学実験および生体膜モデルを用いる生物物理学実験
授業のねらい・到達目標 生体試料から特定のタンパク質や脂質を分離精製するための技術を学ぶことができる。また、酵素反応の測定や人工脂質膜小胞であるリポソームを用いるイオン輸送の実験を通してタンパク質や細胞膜の構造や機能についての理解を深めることができる。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP4,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。
授業の方法 配布された実験テキストに記載された4つの実験テーマについて、それぞれ3週間にわたり実験を行う。生体試料から特定のタンパク質や脂質を分離精製するための原理や方法について基本的なことがらを学ぶ。種々の条件下で特定の酵素の反応速度を測定し、その結果を解析することにより酵素の特性を理解する。脂質を用いて細胞膜モデルであるリポソームを作製し、膜を介するイオン輸送系で発生する水素濃度勾配(ΔpH)や膜電位(ΔΦ)を蛍光プローブを用いて測定する。各テーマの終了後2週目にレポートを提出する。
履修条件 2年次の実験が履修済みである。
授業計画
1 ガイダンス:実験についての全般的注意
【事前学習】シラバスを事前に確認すること。
【事後学習】第2回以降の実験に備え、テキスト全体に目を通しておく。
2 タンパク質の分離精製1:タンパク質の溶解度、塩析、結晶化
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
3 タンパク質の分離精製2:イオン交換クロマトグラフィーによる分離精製
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
4 タンパク質の分離精製3:電気泳動法による分子量の測定
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
5 脂質の分析1:肉、魚および植物からの脂質抽出
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
6 脂質の分析2:脂質画分の薄層クロマトグラフィーによる分析
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
7 脂質の分析3:ガスクロマトグラフィーによる分析
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
8 酵素反応の測定1:反応速度の測定、至適pHの測定
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
9 酵素反応の測定2:反応速度と基質濃度の関係、解析
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
10 酵素反応の測定3:反応速度と酵素濃度の関係、解析
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
11 人工膜小胞におけるイオン輸送1:逆相蒸発法によるリポソーム作製
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
12 人工膜小胞におけるイオン輸送2:蛍光プローブを用いるΔpH測定
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
13 人工膜小胞におけるイオン輸送3:蛍光プローブを用いる膜電位測定
【事前学習】実験内容を理解し、ノートに実験方法を記載しておく。
【事後学習】実験結果をまとめ、考察する。
14 一連の実験内容に対する質疑応答
【事前学習】分からなかったことをまとめておく。
【事後学習】疑問点について調べ、理解を深める。
15 一連の実験内容に対する質疑応答
【事前学習】調べても分からなかったことをまとめておく。
【事後学習】回答を受け、さらに自ら調べ理解を深める。
その他
教科書 作成したテキストを配布する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
「授業参画度」は、実験に対する積極性で評価します。「レポート」は、実験の目的を理解し、正しい日本語で論理的に書かれているかどうかで評価します。
オフィスアワー 実験室で実験終了後または研究室で対応できるとき

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