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科目名 | 国際情勢2 | ||||
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教員名 | 六辻彰二 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 現代において経済活動は社会全体を覆っており、各国は協力してその悪影響を管理する必要と、自らに有利なルールを作る要請の狭間にある。本講義では、国際経済と不可分の結びつきをもつ科学技術、移民、貧困、地球環境などの諸問題を取り巻く国際政治について解説する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 政治と経済の結びつきについて、国家間、各国内のそれぞれの次元で理解することで、ニュースなどに触れた際、政治権力と経済的利益の両面から理解できることを目指す。 先進国間だけでなく、新興国および開発途上国との関係で、国際関係を理解することで、一方的な世界観ではなく、多面的に世界をみれる視点を養う。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。 |
授業の方法 | パワーポイントを用いた講義を行う。講義資料は毎回Blackboardから各自でプリントアウトして持参してもらうスタイルをとる。また、3回の小テストを行い、授業内容の理解を確認する。小テストの提出や各種アナウンスもBlackboardを通じて行う。本授業の事前・事後学習は合わせて1時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
導入:全体のガイダンスをして、次回以降に備える。 [事前学習]シラバスに目を通しておく。 [事後学習]講義資料に目を通し、要点を確認しておく。 |
2 |
科学技術と国際政治(1)技術革新をめぐる国際競争:技術力と国際政治の相互作用について概説する。 [事前学習]テキスト第7章1-4節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
3 |
科学技術と国際政治(2)知的財産権をめぐる対立:知的財産権をめぐる対立を、南北関係を中心に解説する。 [事前学習]テキスト第7章5-6節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
4 |
移民をめぐる政治(1)移民増加のメカニズム:移民が増加する背景と、それによって発生する諸問題を考える。 [事前学習]テキスト第8章1-3節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
5 |
移民をめぐる政治(2)移民規制の諸政策:先進国で広がる移民規制の在り方について解説する。 [事前学習]テキスト第8章4-5節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
6 |
開発と人権、民主化(1)冷戦期の南北関係:1980年代末までの南北対立の構図を、経済体制の観点から解説する。 [事前学習]テキスト第9章1-3節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
7 |
開発と人権、民主化(2)グローバル化時代の開発援助:1990年代以降の南北関係を、開発援助の変化を中心に解説する。 [事前学習]テキスト第9章4-6節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
8 |
地球環境をめぐる国際政治(1)政治問題としての地球環境:地球環境問題がもつ政治的な対立の諸側面とアクターの多様性について解説する。 [事前学習]テキスト第10章1-3節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
9 |
地球環境をめぐる国際政治(2)地球温暖化対策:京都議定書後の地球温暖化対策を取り上げて解説する。 [事前学習]テキスト第10章4節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
10 |
グローバル・レベルの国際秩序:グローバル経済を左右するワシントン・コンセンサスとWTO体制について解説する。 [事前学習]テキスト第11章1-5節を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
11 |
リージョナル・レベルの国際秩序:世界各地で進む地域統合について解説する。 [事前学習]テキスト第12章を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
12 |
ナショナル・レベルからの国際秩序:FTAとEPAを取り上げ、世界レベルでの競争に臨む各国の対応を解説する。 [事前学習]テキスト第13章を読むこと。 [事後学習]講義資料と照らし合わせながらテキストの該当箇所をもう一度読むこと。 |
13 |
経済と安全保障の観点からみるロシアと中国の台頭:冷戦時代との対比を念頭に中ロの台頭を促す原動力とそれによって生まれる影響を考える。 [事前学習]講義資料を読んでおくこと。 [事後学習]講義資料もう一度読むこと。 |
14 |
試験と解説 [事前学習]これまでの講義資料を見返すこと。 [事後学習]問題部分の講義資料をもう一度読み返すこと。 |
15 |
まとめ:これまでの内容を整理する。 [事前学習]これまでの講義資料を見返し、不明点をチェックしておくこと。 [事後学習]講義資料を読み返すこと。 |
その他 | |
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教科書 | 野林 健・大芝 亮・納谷政嗣・山田 敦・長尾 悟 『国際政治経済学・入門』 有斐閣 2007年 第3版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、Blackboradを通じた3回の小テスト(30%) 小テストはBlackboardを通じて、半期で3回、授業時間外に提出する。Blackboard掲載時にアナウンスする。小テストは選択式、学期末試験は論述式。 |
オフィスアワー | 授業後に質問を受け付ける他、メールでも対応する。s.mutsuji@gmail.com |