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近現代文学基礎研究2

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科目名 近現代文学基礎研究2
教員名 紅野謙介
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 教室を想定しながらテクスト分析の方法を学ぶ
授業のねらい・到達目標 ・高校の「国語」の教材を対象に、これを使った授業を想定して、教師用指導書の原稿を作成する。
・教材研究=テクスト分析であることをふまえて「学習の目標」「指導スケジュール」「本文の注釈と読解」「解説」を書けるようにする。
・教室空間における教員と受講生の関係を想像し、質疑等をシミュレーションできるようにする。
・教職実務においては欠かせない理論になるはず。
授業の方法 参加者それぞれに課題となるテクストを与え、指導書の原稿を作成。これをもとに討議を重ね、最終的な完成を目指す。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス、授業の進め方の説明
【事前学習】シラバスに目を通し、学生読書室などにある現役の教科書等を確認しておく。
【事後学習】担当テクストの選定。
2 担当テクストの確定。
【事前学習】配布した候補資料の熟読。
【事後学習】確定したテクストをどのように料理できるかの検討。
3 サンプルのチェックと確認。坂口安吾「ラムネ氏のこと」。
【事前学習】配布したサンプル資料の熟読。
【事後学習】自分の発表の計画と構想立案。
4 本文の注釈と読解の1回目。港千尋「テルミヌスの変身」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
5 本文の注釈と読解の2回目。小野正嗣「文学の未来」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
6 本文の注釈と読解の3回目。今福龍太「バイリンガリズムの政治学」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
7 本文の注釈と読解の4回目。岩井克人「ホンモノのおカネの作り方」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
8 本文の注釈と読解の5回目。多和田葉子「捨てない女」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
9 学習の目標、教室空間を想像する(1回目)。港千尋「テルミヌスの変身」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
10 学習の目標、教室空間を想像する(2回目)。小野正嗣「文学の未来」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
11 学習の目標、教室空間を想像する(3回目)。今福龍太「バイリンガリズムの政治学」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
12 学習の目標、教室空間を想像する(4回目)。岩井克人「ホンモノのおカネの作り方」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
13 学習の目標、教室空間を想像する(5回目)。多和田葉子「捨てない女」。
【事前学習】配布資料の熟読。
【事後学習】問題点の反省と確認。
14 教室空間と教師の語り、ダイアローグをめぐる討議。
【事前学習】前回の授業の振り返り。
【事後学習】応用可能性についての検討。
15 まとめと総括、展望。
【事前学習】前期授業の振り返り。
【事後学習】論文作成の準備。
その他
教科書 適宜、資料を配布する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度(80%)
この授業は毎回の講義後の質疑、ディスカッション等がきわめて大きな意味をもち、それをもとに授業参画度を評価します。
オフィスアワー 火曜日の昼休みと水曜日の3限。個人研究室にて。

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