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自然地理学特別講義

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科目名 自然地理学特別講義
教員名 前杢英明
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 さまざまな海岸地形から見える地球の変動、具体的にはプレートテクトニクスによる地殻変動、長期的なグローバルな地球環境変動による海水準変動や氷床変動などに関する講義を行う。
授業のねらい・到達目標 海岸地形はある時代の海面と陸地が交わる場所に形成される独特な地形であり、地殻変動や海水準変動、もしくはアイソスタシーなどによって、陸地と海面の垂直的な変化の過程を時空間的に追跡できるメリットがある。授業では、これらの研究成果を目的別に整理しながら紹介することによって、研究方法や可能性と限界について理解することができ、今後の研究展開を考える上での基礎知識を獲得し応用できるスキルを身に付けることを目的とする。
授業の方法 プリント教材を使いながらPowerPointを利用して講義形式で行う。また、PowerPointを利用した受講生による論文紹介、それに基づいた議論も行う予定である。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 条件は特にありませんが、下記に挙げた参考書や関連する学術雑誌論文を読むなどが準備学習として望まれる。
授業計画
1 授業全体の概要を説明する。[事前学習]シラバスの内容を確認の上授業に望むこと。 [事後学習]2回目以降の授業に備え、下記の参考書等に目を通しておくこと。
2 海岸地形の形成営力、波の作用と沿岸流についてプリントとPowerPointを用いて講義する。[事前学習]波の作用や沿岸流について予習しておくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
3 さまざまな形成場における海岸地形の特徴と形成過程についてプリントとPowerPointを用いて講義する。[事前学習]堆積海岸と侵食海岸の地形について予習しておくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
4 隆起海岸地形と氷河性海水準変動、沖積平野の形成についてプリントとPowerPointを用いて講義する。[事前学習]隆起海岸と氷河性海水準変動について予習しておくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
5 日本列島の隆起沈降分布を海岸地形から読み解く。北海道地方の海岸地形について具体的な論文を取り上げ、PowerPointを用いて解説しながら講義する。[事前学習]指定された論文について事前に読んでおくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
6 東北地方の海岸地形について具体的な論文を取り上げ、PowerPointを用いて解説しながら講義する。[事前学習]指定された論文について事前に読んでおくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
7 関東地方の海岸地形について具体的な論文を取り上げ、PowerPointを用いて解説しながら講義する。[事前学習]指定された論文について事前に読んでおくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
8 北陸の海岸地形について具体的な論文を取り上げ、PowerPointを用いて解説しながら講義する。[事前学習]指定された論文について事前に読んでおくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
9 東海地方の海岸地形について具体的な論文を取り上げ、PowerPointを用いて解説しながら講義する。[事前学習]指定された論文について事前に読んでおくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
10 近畿~四国南岸の海岸地形について具体的な論文を取り上げ、PowerPointを用いて解説しながら講義する。[事前学習]指定された論文について事前に読んでおくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
11 瀬戸内海と山陰海岸の海岸地形について具体的な論文を取り上げ、PowerPointを用いて解説しながら講義する。[事前学習]指定された論文について事前に読んでおくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
12 九州・南西諸島の海岸地形について具体的な論文を取り上げ、PowerPointを用いて解説しながら講義する。[事前学習]指定された論文について事前に読んでおくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
13 南極・北極沿岸の隆起海岸と氷床変動についてプリントとPowerPointを用いて講義する。[事前学習]氷河性アイソスタシーについて予習しておくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
14 ハイドロアイソスタシーと海岸変動プリントとPowerPointを用いて講義する。[事前学習]ハイドロアイソスタシーについて予習しておくこと。[事後学習]今回の授業内容について復習し、要点を整理しておくこと。
15 試験およびその解説 。[事前学習]これまでの授業内容について復習しておくこと。[事後学習]学修した内容を整理する。
その他
教科書 使用しない
参考書 米倉伸之ほか 『日本の地形1~7』  東京大学出版会 2001年
鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門1~4』 』  古今書院 1997年
ウォーレスブロッカー著、川幡穂高ほか訳 『気候変動はなぜ起こるのか (ブルーバックス)』 講談社 2013年
成績評価の方法及び基準 試験(20%)、授業参画度(40%)、プレゼンテーション(40%)
1/3以上欠席した者は評価の対象から外す。
授業参画度,発表内容および提出レポートなどをもとに,総合的な成績評価を行います。
オフィスアワー 授業終了時

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