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英語文学概説2

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科目名
平成31年度入学者
英語文学概説2
科目名
平成30年度以前入学者
英米文学概説2
教員名 野呂有子、堀切大史
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 (1) 英語で書かれた代表的な詩、小説、映画、及び児童文学について学ぶ。
(2) 優れた映像作品等の中にちりばめられた珠玉の詩作品や文章を鑑賞することによって英語文学の神髄に迫る。
(3) スタンダードな英語文学作品等を、映像やテキストをもとに、その概要を理解する。
(4) 学生が自分にとって興味深いと考えられるものを見つけ出し、それについて自分なりの意見を持ち、さらにその発想を深めて3パラグラフ程度の文章を書く力を持つことが到達目標である。
(5) 英語によるテキストの読解やビデオの鑑賞を行いつつ、授業テキストや必要な資料をもとに、担当教師が比較・考察・説明を行う。
授業のねらい・到達目標 英語文学概説1の成果を踏まえて、

(1)英語で書かれた代表的な詩、小説、演劇(ミュージカルを含む)、映画解説文、さらに児童文学作品の抜粋を読み、その概要を一層深く理解する。
(2)英語作品が執筆・出版された時代の文化的背景、歴史的背景、地理的背景を学び、一層の理解を深める。
(3)英語テキストに用いられている英語表現を一層深く理解し、より適正に音読することを目標とする。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 英文のテキストの読解やビデオの鑑賞を行いつつ、授業テキストや必要な資料をもとに、担当教師が比較・考察する、という形で授業を行う。つまり、基本は講義形式となる。作品によっては、授業で扱われる作品を前もって学生が日本語訳で読了し、全体の輪郭を把握しておくことが期待される。学生は授業で扱われる当該作品を前もって日本語訳で読了し、全体の輪郭を把握しておくことが推奨される。

本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する)
[事前学習]前期および後期のシラバスの全体を前もって読み、自分が受講する授業の全体像を俯瞰しておくこと。
[事後学習]授業内で指定された個所をノートに写し、ノートに纏めておくこと
2 Waterloo Bridgeを通してHenry Wadsworth Longfellowによる詩“My Lost Youth”を読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]教科書46~49頁を読み、指定個所についてノートに転記し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
3 Anne of Green Gablesを通してAlfred Lord Tennysonによる詩The Lady of Shallottを読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]教科書50~53頁を読み、指定個所についてノートに転記し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
4 Sophie’s Choiceを通してEmily Dickensonによる詩“Ample make rhis Bed”を読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]教科書54~57頁を読み、指定個所についてノートに転記し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
5 The Bridges of Madison Countryを通してWilliam Butler Yeatsによる詩“The Song of Wandering Aengus”を読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]教科書58~61頁を読み、指定個所についてノートに転記し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
6 17世紀英国叙事詩人John Milton (1608-1674) の作品—Paradise Lost (1667) を中心に—その1
作品の抜粋を読み、夫婦愛と聖書の神の愛について英語表現や文化を学ぶ。
[事前学習]授業内配付物の指定個所をノートに写し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
7 Paradise Lostを中心に—その2 作品の抜粋を読み、聖書の庭の文化について英語表現や文化を学ぶ。
[事前学習]授業内配付物の指定個所をノートに写し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
8 Paradise LostとAlice’s Adventures in Wonderland—作品の一部を読み、英語表現と文化を学ぶ。
[事前学習]授業内配付物の指定個所をノートに写し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
9 Telefonを通してRobert Frostの詩“Stopping by Woods on A Snowy Evening”を読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]教科書70~73頁を読み、指定個所についてノートに転記し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
10 Apocalypse Nowを通してT. S. Eliotの詩“The Hollow Men”と新約聖書「ヨハネの黙示録」を読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]教科書74~77頁を読み、指定個所についてノートに転記し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
11 The Graduateを通して、主題歌であるPaul Simonの詩“The Sound of Silence”とJohn Miltonが英語に翻訳した、旧約聖書の「詩篇第83篇」を読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]教科書82~85頁を読み、指定個所についてノートに転記し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
12 ミュージカルSound of Musicを通してWilliam Shakespeare作King Learの抜粋を読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]授業内配付物の指定個所をノートに写し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
13 ミュージカルCatsを通してT. S. Eliotによる“Old Possam’s Book of Practical Cats”を読み、英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]授業内配付物の指定個所をノートに写し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
14 ミュージカルthe Phantom of the Operaを通してJohn Milton (1608-1674) の作品Paradise Lost (1667)と類似する英語表現や文化を学ぶ
[事前学習]授業内配付物の指定個所をノートに写し、英語の新出単語や不明語彙の意味を調べておくこと。
[事後学習]授業内容をもとに事前学習以外に学んだ内容をノートに纏めておくこと
15 これまでの授業内容及び課題を含めた復習・解説を行い授業の理解を深める。
定期試験
[事前学習]これまでの授業内容を纏めて、ノートを整理し、試験に臨む準備をすること。
[事後学習]試験内容について正解した個所と解答できなかった個所について整理し、できなかった個所についてはできるようにしておくこと。
その他
教科書 Philip Zitowits, 松浦暢他 『Poetry of Film』 金星堂 2012年
授業テキストを中心に授業を進めるが、必要に応じて、担当教師が資料を準備し、配付する場合がある。
『楽園の喪失』(『失楽園』)等を学生の中で特に興味ある者は前もって読んでおくと理解が速やかで
楽しく授業を受けることができると考えられるがもちろん強制ではない。
参考書 ジョン・ミルトン 『『楽園の喪失』(ジョン・ミルトン作叙事詩『失楽園』←渡辺淳一作の小説とはまったく関係がないので要注意)』 特に指定なし
John Milton作 叙事詩 Paradise Lost の日本語訳は新井明訳『楽園の喪失』と平井正穂訳『失楽園』が現在最も入手しやすいのですが、同名のタイトル『失楽園』で渡辺淳一作の小説があります。これを間違えて買わないように注意してください。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、レポート(10%)、授業参画度(40%)
日頃の授業参画度、日頃の小テスト、リポート、試験結果などのデーターを総合して評価する。
授業参画度は、小テスト、授業態度等で評価します。
オフィスアワー 水曜日昼休み
備考 出席学生は毎回、英和辞典、あるいは英々辞典を必携のこと。授業開始時に単語調べを行い、その結果を提出することが多々要求される。結果を累積したものを評価の一部として扱う。

1. 基本的には授業テキストに基づいて授業を進めるが、場合によっては、担当教師が、一部資料を用意し、それを配付することもある。
2.『楽園の喪失』(『失楽園』)を学生各自が授業開始以前に読了しておくことが望ましい。

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