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映像文化論

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令和2年度入学者 映像文化論
令和元年度以前入学者 映像文化論
教員名 松本正道
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
(実務経験のある教員による科目)
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 本授業は、受講生が映画史的に重要な作品の一部を集中して鑑賞することでリテラシーの向上をはかることを目標としている。従って、できる限り映画館に近い環境での鑑賞方法が不可欠である。同時に部分的とは言え、映画の一部をインターネット上で公開することは著作権上の問題があり、遠隔授業は不可能である。
このような理由から、今期の授業は夏期集中授業とする。開講時期は8月中を予定している。開講日等は決まり次第、告知する。
授業概要 映画祭やシネマテークのプログラムディレクターとして、また映画学校のカリキュラム作成者として映画映像教育に携わってきた教員は、映像環境が加速度的に多様化する現代において、映像文化を理解するための基礎的な知識・教養・理解力の習得が不可欠であると考える。本講義では、映画表現史的に重要な作品を部分的に鑑賞し、それを解説することで、映像が氾濫する時代を生きるための豊かな鑑賞能力と批判力を育成することを目的に授業を行う。
授業のねらい・到達目標 19世紀の末に誕生し、20世紀を代表する芸術へと発展し、今世紀に入って更なる進化を続ける映画は、どのような歴史を歩んできたのだろうか。本授業は、映画の誕生から第二次世界大戦後の現代映画の黎明にいたる映画映像史をたどることで、映像言語の基本的な構造を理解する能力を養うことを目標とする。
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,3,8及びカリキュラムポリシーCP1,3,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1)
授業の方法 映画映像史的に重要な作品のワン・シークエンスをビデオグラムで鑑賞しながら、それを解説する形式で授業をすすめるつもりである。なお、期間中に日本の若手映画作家について考える機会を設ける予定である。
履修条件 映画上映中の私語は、他の学生の鑑賞を妨げるので厳禁とする。従って、この条件を守れることを履修の条件とする。
人数調整を行う。4月27日(月)~4月30日(木)23時59分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は5月6日(水)COMITS2にて発表予定。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
【事前学習】シラバス全体に目を通して授業全体の流れを理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
2 映画の誕生エジソン/リュミエール/メリエス
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
3 映画文法の黎明 E.ポーターと初期グリフィス
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
4 D.W.グリフィスと映画話法の確立
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
5 表現派と1920年代のドイツ映画
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
6 ロシアにおけるモンタージュ理論の展開と実践
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
7 マック・セネットとアメリカのサイレント・コメディ
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業中の鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
8 アベル・ガンスとフランスのアヴァン・ギャルド映画
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
9 トーキーとミュージカル映画の誕生
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業中の鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
10 1930年代のアメリカ映画
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
11 詩的レアリスムと1930年代のフランス映画
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
12 日本映画の歩み(無声映画から第二次世界大戦前夜まで)
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
13 第二次世界大戦と映画(ドイツ、日本、アメリカ、フランス)
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業中の鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
14 第二次世界大戦下の映画(現代映画の黎明)
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での鑑賞体験や授業内容で関心を持ったことをメモしておくこと。 (2時間)
15 総括:第1回から第14回までの映画表現の変遷をもう一度たどることで理解の定着をはかる。
【事前学習】予備知識がない状態で映像作品に向き合うことを重要視しており、事前の知識の習得は必要がない。但し、前回の鑑賞体験を、自分の中で整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】事後学習のメモを見ながら映画の誕生から現代映画の誕生にいたる映画映像史を概観すること。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(100%)
本授業では、映画映像表現について思考することを重視する。レポートにおいては、ストーリーや監督のプロフィールなどの情報やデータではなく、授業中に鑑賞したシークエンスをどのように思考したかを評価基準とする。
オフィスアワー 授業終了後、教室もしくは講師室で対応する。
備考 一度は国立美術館国立映画アーカイブなどで古典映画を大スクリーンで鑑賞することが望ましい。

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