文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 総合 II 群 > ジェンダー論
日本大学ロゴ

ジェンダー論

このページを印刷する

令和2年度入学者 ジェンダー論
令和元年度以前入学者 ジェンダー論
教員名 小浜正子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド授業(Power Point等と音声による録画授業配信。抽選に当たった学生は、まずBlackboardに登録して、連絡事項を確認し、録画授業にアクセスする)
授業概要 ジェンダーの視点から世界を読み解く。現代の社会では、ジェンダーすなわち男性であること・女性であることなどの性別はどのように意味づけられ、それは家族構造、セクシャリティ、性別役割、権力と資源の配置などの社会の様々な側面にどのように関わっており、そのようなジェンダー秩序はどのようにして形成されてきたのか。本授業では、こうした問題について論じる。
授業のねらい・到達目標 現代社会におけるジェンダーの意味について理解する。
①現代社会で、男性であること・女性であることなどの性別はどのように意味づけられ、それは家族構造、セクシャリティ、性別役割、権力と資源の配置などの社会の様々な側面にどのように関わっているかについて理解できるようになる。
②以上のようなジェンダー秩序はどのようにして形成されてきたのかを理解し、ジェンダーのあり方が絶対的に不変なものではなく、社会によって変化するものであることを理解できるようになる。
③現代社会の多様な事象をジェンダーに注意して読み解くことができるようになる。
世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。
世界に氾濫している様々な情報を自ら収集し、分類・整理することができる(A-3-1)。
資料や事象を注意深く観察することができる(A-4-1)。
この科目は文理学部のDP及びCPの2,3,4に対応しています。
授業の方法 講義を中心とするが、グループディスカッションなどによるアクティブラーニングの方法も併用する。受講生の質問・発言を歓迎する。
①ジェンダーに関連する各領域の基本的な概念や考え方の説明を聞いて理解する。
②具体的な事例を通して、ジェンダー視点に立った考え方を理解する。
③事例に関する自身の考え方を、(グループディスカッションによって深め)コメントペーパーにまとめる。
④次回授業時のコメントペーパーへのリプライを通して、さらにジェンダー視点についての理解を深める。
コメントペーパー・小レポート等は、可能な限り添削・採点などを施して返却する、もしくは全体に対して口頭でコメントする。
授業計画
1 はじめに-ジェンダーとは何か。ジェンダー主流化とは何か。基本的な概念と授業の概要の説明を聞き、自身のジェンダー観を振り返る。
【事前学習】シラバスを読んで授業の概要を理解し、自分はどのような点を中心にジェンダーについて学習したいかをまとめておく。 (1時間)
【事後学習】ジェンダー視点で考えるとどのような点の理解が可能になるかを考察し、自分はどんな問題を考察したいか、課題として提出する。 (3時間)
2 コロナウイルスとジェンダー。 新型コロナウイルスが与える影響は、ジェンダーによってどのように異なっているのか、それはなぜかを考え、ジェンダー視点から社会現象を考察する仕方を体感する。
【事前学習】新型コロナウイルスが与える影響は、ジェンダーによってどのように異なっているのか、それはなぜか、を考えておく。 (2時間)
【事後学習】授業で得られた知見をまとめ、課題を提出する。 (2時間)
3 スポーツとジェンダー(1) 近代オリンピックにおける女子競技の位置づけの変化から、女性性とスポーツの関係がどのように捉えられ、どのように変化したのかを理解する。
【事前学習】近代オリンピックにおける女子競技・女子選手の数の変遷を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】多くのスポーツ種目が性別によって区別されていることの意味を考察してまとめ、提出する。 (2時間)
4 スポーツとジェンダー(2) スポーツ競技における性別確認検査のあり方がどのように変化してきたかから、スポーツとジェンダーの関係を考察する。
【事前学習】性別確認検査がどのように行われてきたかをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られた知見によって自分の考えが変わったかどうか、それは何故かをまとめ、提出する。 (2時間)
5 SOGIについて考える(1) LGBTって何だろう? セクシャリティとジェンダーの二元論と多様性について考察する。
【事前学習】LGBTについて知っていることをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】セクシャリティの多様性について、授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。 (2時間)
6 SOGIについて考える(2) 同性婚は認められるべきか? 同性愛と同性愛者がどのように捉えらえてきたかを理解し、今後のあり方について考察する。
【事前学習】同性婚をめぐる各国の制度について整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題についてし、提出する。 (2時間)
7 SOGIについて考える(3) 性別変更は、どういうこと? トランスジェンダーの多様な生き方について考察する。
【事前学習】現在の日本社会における性別変更に関する制度について整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。 (2時間)
8 性暴力の根絶を目指して(1) セクハラはなぜ起こる? セクシャルハラスメントをめぐる
【事前学習】セクハラはなぜ起こると思うか、自分の考えをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。 (2時間)
9 性暴力の根絶を目指して(2) #MeToo運動のめざすもの なぜ性暴力被害は訴えにくいかを理解し、性暴力の根絶のために必要なことを考察する。
【事前学習】#MeToo運動についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。 (2時間)
10 性暴力の根絶を目指して(3) 改正刑法の内容と問題点 性暴力に関する規定が110年振りに変更された刑法の内容と問題点を理解する。
【事前学習】刑法の性暴力をめぐる規定を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。 (2時間)
11 災害とジェンダー 地震が起きたらどうするか、どうなるか、とジェンダーはどのように関連しているのか理解し、災害の際の対応について考察する。
【事前学習】災害とジェンダーがどのように関連するのか考えて、思いついた事例を列挙しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。 (2時間)
12 生殖とジェンダー(1) 中絶・避妊・子殺し 人類社会はどのようにして生殖(リプロダクション)をコントロールしてきたのかを理解する。
【事前学習】現在の日本社会における中絶をめぐる制度について確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。 (2時間)
13 生殖とジェンダー(2) 家族計画と産児制限 多産多死から少子化への道
【事前学習】日本の出生率の変化について確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。(A-2-1)(A-3-1)(A-4-1) (2時間)
14 生殖とジェンダ―(3) 生殖補助医療の現在 どのような制度の下で、いかなる生殖補助医療が行われているのかを国際比較の下で理解する。
【事前学習】不妊治療の状況について確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を通して得られたジェンダー視点による理解で、関連する課題について考察し、提出する。 (2時間)
15 これまでの授業の内容をまとめて、ジェンダー視点の有効性について考察する。(A-2-1)(A-3-1)(A-4-1)
【事前学習】この授業を通してどのような知見を得られたかをまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業を通して、ジェンダーについて、社会について、どのように考察が深まったのかをまとめて提出する。 (3時間)
その他
教科書 テキストについては、授業中に指示する。
参考書 三成三保・姫岡とし子・小浜正子編 『歴史を読み替える―ジェンダーから見た世界史』 大月書店 2014年
岩間 暁子/大和 礼子/田間 泰子 『問いからはじめる家族社会学―多様化する家族の包摂に向けて (有斐閣ストゥディア)』 有斐閣 2015年
スーザン・マン著、小浜正子・グローブ,リンダ監訳 『性からよむ中国史』 平凡社 2015年
成績評価の方法及び基準 レポート:課題に応えて提出されたレポートを評価する。(30%)、授業参画度:録画授業を視聴し、その後毎回Blackboardに記入してもらう課題やコメントで評価する。(70%)
授業で取り上げた内容についてどれだけ具体例を踏まえて考察しているか、コメントにより評価する。
オフィスアワー 質問などは、Blackboardを通じて受け付ける。

このページのトップ