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総合研究1~8(英語で体験!文理融合、知のスクランブル1)

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令和2年度入学者 総合研究1~8(英語で体験!文理融合、知のスクランブル1)
令和元年度以前入学者 総合研究1~8(英語で体験!文理融合、知のスクランブル1)
教員名 閑田朋子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンライン型(Zoom によるライブ授業12回)と、オンデマンド型(3回)を組み合わせます。
※履修登録期間終了日(9日)までに(CHIPSでの履修登録に加え)Blackboardで必ずこの科目の登録をしておいてください。なお、30名以上の受講希望者がいた場合は選抜・抽選を行うことがあります。
※履修登録期間中にZoomへの接続を試したい場合は、詳細をBlackboardで確認してください。
※初回授業以降、Zoomへの接続情報は、各回の授業開始30分前(15:50)にBlackboardに掲示します。
授業概要 英語で体験!文理融合、知のスクランブル 1 (Introduction to Arts and Science Studies in English, part 1 )
 「英語を用いて知を楽しむ」授業です。「英語で体験!文理融合、知のスクランブル 1 (Introduction to Arts and Science Studies in English, part 1 )」をタイトルとして、文系・社会系・理学系の枠を超えて、英語を用いて、様々な知を体験し、共有します。英語が、教室内で単位を取ったりテストで高得点を得たりするために学習する言語なのではなく、生活の場や学問の場などで、実際に相手の言うことを理解し、こちらの言うことも理解してもらうために使用する言語であることを体験すると同時に、英語を用いて文理融合の様々な分野の知を学び、その知を他者と共有する楽しさを実感することを目的とした授業です。
授業のねらい・到達目標 ・英語が、生活、仕事、学問の場で、実際に使用する言語であることを、実感として理解できる。(A-6-1)
・過剰に気負うことなく英語を用いてコミュニケーションを行うことができる心的態度を身に着ける。(A-6-1)
・自身が英語を用いて国内外で他者の意見を聞いて、自分と異なる価値観を理解・尊重し、活躍するイメージを抱くことができる。(A-1-1, A-6-1)
・英語をコミュニケーション・ツールとして用いて、グローバルな視点で教養を身に着けると同時に学問的倫理観、社会的倫理観を高めることを、あきらめない意思をもって自らに動機づけることができる。(A-1-1, A-2-1, A-5-1, A-6-1)
この科目は文理学部のDP及びCPの1,2,5, 6に対応しています。
授業の方法 様々な分野の教員が、オムニバス形式により、英語で授業を行います。概してまず基礎的または話題性のある内容を教員が英語で説明しますので、分野外の受講者の方も安心して出席してください。これにより、たとえば「5割る2は2余り1」「植物は光合成する」、「私はこの登場人物が好きだ」といった日本語であれば当たり前の知識を、英語では表現できないこと、そしてそれは英語でしかコミュニケーションをとることができない相手にとっては、「なにも知らない」に等しいことを、気付くところから始めます。そして授業後半でそれぞれの教員が現在もっとも興味をもっている分野やその分野の最先端の事情などについて、より専門的な内容に言及します。
ただし分野や内容によって、英語によるペアまたはグループ・ディスカッションを行うなどのアクティブ・ラーニングを挟んだり、オーディオ・ヴィジュアル教材を動画で見せる、コンピュータを使用するなど、それぞれの方法が用いられます。分野による授業形式の多様性も含めて、知の多様性を楽しめる方法となっています。
なお、授業計画は、実際の進行上の理由から場合によっては変更されることがあります。
履修条件 1)5月9日までにBlackboardで必ずこの科目の登録すること。
2)選抜・抽選を行った場合、結果はこの科目の初回授業の3日前(5月11日)までに、お知らせします。
3)オンライン授業(Zoom)への接続を試したい場合は、5月7日(木)16:20~17:50に機会を設けますので利用して下さい(詳細はBlackboardを確認して下さい。)
なお、語学としての英語の授業ではないので、英語力を問いません。
授業計画
1 Communication in English: To Promote Sharing of Knowledge
閑田 朋子: 言葉と社会 ―日本語が通じない「あなた」と知を共有するために― (A-5, A-6)
【事前学習】以下①と②について、ペアまたはグループになった人に英語で説明する準備をしてきてください。①今まで英語を使った実体験 ②今まで受講した英語の授業でいやだったこと、楽しかったこと。 (2時間)
【事後学習】授業内に英語でディスカッションを行った際に、役に立った英語表現をまとめて提出すること。 (2時間)
2 A Kingdom without a King: German Language and Its Developments
マリア・ガブリエラ・シュミット: 王様がない王国のように - ドイツ語の進化について- (A-1,A-2, A-4, A-6, A-8)
【事前学習】ドイツとドイツ語の違いは何でしょうか。ドイツ語圏はという意味でしょうか。ドイツ語と英語はどんな関係がありますか。 (2時間)
【事後学習】言語と国はどんな関係がありますか。言語と方言はどちらに違います。言語は何ですか。コミュニケーション能力は何ですか。 (2時間)
3 Preparing for Volcanic Eruptions
安井 真也: 火山に備える (A-1,A-5)
【事前学習】The Smithsonian Institution's Global Volcanism Program (GVP)のウエブサイト(http://volcano.si.edu/)から世界の火山噴火の週間レポートを探し、最低1つの火山の位置や活動について説明できるようにしておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学んだことについてレポートを作成する(A4数枚以内)。 (2時間)
4 Jiro Taniguchi and the 9th Art: Literature, Manga and Movies
椎名 正博: 谷口ジローと第9の芸術—文学、マンガ、映画— (A-2, A-6, A-8)
【事前学習】谷口ジローの作品(できれば『遥かな街へ』)を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】授業でみた映画作品と原作マンガの相違点を列挙し、それがなぜ、どのような意図によるものかをまとめて課題として提出すること。 (2時間)
5 Boxing and Poverty: An Ethnographic Inquiry into Daily Processes of Filipino Pugilists
石岡 丈昇: ボクシングと貧困-フィリピン人ボクサーの日常生活のエスノグラフィー―(A-2-2, A-4-2)
【事前学習】インターネットの記事 "Spotlight on Research: Boxing, Evictions and Poverty in the Philippines"(https://www.global.hokudai.ac.jp/blog/spotlight-on-research-boxing-evictions-and-poverty-in-the-philippines/ ) を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】講義のリアクションペーパーを英語で300単語以内で書く。 (2時間)
6 Foreign Language Teaching and Learning: History and Future Perspectives inside and outside Japan 
隅田 朗彦: 外国語教育-日本内外の外国語教育の歴史と展望-(A-2, A-4, A-6)
【事前学習】自国の外国語教育(小・中・高等学校の英語など)について思い出し、自国の外国語教育の良い点と悪い点を話せるように、準備しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で他の人や担当教員から得た情報に基づき、自国の外国語教育と他国の外国語教育の違いを比較したレポートを作成する。 (2時間)
7 Herodotus and History
伊藤 雅之: ヘロドトスと歴史 (A-2, A-5)
【事前学習】ギリシア・ローマの作家たちの作品の原文・英訳を集めたPerseus Digital Libraryの中のhttp://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.01.0126%3Abook%3D1%3Achapter%3D1%3Asection%3D0に掲載されているヘロドトスの『歴史』の第1巻1章0節から同2章終わりまでを読んでおく(岩波書店などから刊行されている日本語訳や訳注も見ておくことを推奨する)。 (2時間)
【事後学習】左記デジタル・ライブラリに収められているトゥキュディデス(Thucydides)の作品の第1巻1-2章を読む(やはり日本語訳や訳注と併せて読むことをお勧めする)。 (2時間)
8 Simple Expressions for Chemical Experiments and Their Relevance to Daily Life
尾関 智二: 実験の英語・英語の実験―身の回りの動作を伝える―(A-5-1, A-6-2)
【事前学習】これまでに行ったことがある実験の操作を、日本語で簡潔に説明できるようにしておくこと。講義1週間前までに予習用教材へのアクセス方法をBlackBoardに掲示するので、その指示に従うこと。 (2時間)
【事後学習】授業で出てきた英語表現を再確認し、実験操作を示す表現と身の回りの動作を示す表現の共通点・相違点についてリアクションペーパーとしてまとめ、提出すること。提出方法についてはBlackBoardに掲示する。 (2時間)
9 Skills for Better Writing: Introduction to a Balanced Essay
小林 和歌子: 構造で書く英文エッセイ―理由で押しきる― (A-1-1, A-5-2, A-6-2)
【事前学習】以下①②のうち、どちらかについて、ペアまたはグループになった人に英語で説明する準備をしてきてください。①死刑制度の是非 ②小学校英語教育導入問題に対して賛成か反対か。 (2時間)
【事後学習】授業内にペアを組んだ人と、①②について、日本語と英語の両方でディスカッションを行い、その際に役に立った英語表現をまとめておくこと、また授業中内で書いたエッセイを纏めること。 (2時間)
10 Examining Our Philosophical Beliefs Critically
鈴木 生郎: 自分の哲学的考えを批判的に吟味する (A-1-1, A-5-1, A-6-1)
【事前学習】ロボット(アンドロイド)が心を持つかどうかについて、賛成意見と反対意見をそれぞれ一つずつ、英語で説明できるように準備すること。(映画や小説などを参考にし、具体例を挙げて説明できるとよりよい。) (2時間)
【事後学習】ロボットが心をもつかどうかについて、自分と反対の意見を紹介し、それに対する自分の意見とその根拠をまとめること(300語程度) (2時間)
11 Pt. 1: The Study of Language, Pt. 2: Chinese Language and Culture
平井 和之: 1.言葉の研究、 2.中国の言語と文化(A-2, A-6)
【事前学習】ユアン・レン・チャオ著、橋本万太郎訳『言語学入門:言語と記号システム』岩波書店 を読んでおく。 (3時間)
【事後学習】My Fair Lady (directed by George Cukor) から授業で取り扱った部分をもう一度見ておく。 (1時間)
12 The Novelist and the Interplay between Translation and Creation
高 榮蘭: 小説家、創作と翻訳のあいだで戯れる(A-5-2, A-6)
【事前学習】YouTubeには、多和田葉子・村上春樹・大江健三郎など多くの小説家の英語でのインタビューや講演の動画がアップされています。どれでもよいので、動画を見て、英語(日本語を交ぜてもよい)で紹介する準備をしてきてください。 (2時間)
【事後学習】授業で行ったクイズをもう一度確認し、英語で整理してみる。 (2時間)
13 The First Step of Computer Programming: Using Python 1
十代 健: Pythonプログラミング入門1 英単語を並べてコンピューターを動かす (A-5)
【事前学習】https://automatetheboringstuff.com/のChapter 0 - Introduction とChapter 1 - Python Basics の章を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】https://www.youtube.com/watch?v=1F_OgqRuSdI&list=PL0-84-yl1fUnRuXGFe_F7qSH1LEnn9LkW のLesson 1 と Lesson 2 の動画を見て、内容を復習すること。 (2時間)
14 The First Step of Computer Programming: Using Python 2
北原 鉄朗: Pythonプログラミング入門2 英単語を並べてコンピューターを動かす (A-5)
【事前学習】https://automatetheboringstuff.com/ のChapter 2 - Flow Control の章の中でBOOLEAN VALUES ~ elif Statements までを読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】https://www.youtube.com/watch?v=1F_OgqRuSdI&list=PL0-84-yl1fUnRuXGFe_F7qSH1LEnn9LkW のLesson 3 ~Lesson 5の動画を見て、内容を復習すること。 (2時間)
15 The First Step of Computer Programming: Using Python 3
十代 健: Pythonプログラミング入門3 英単語を並べてコンピューターを動かす (A-5)
【事前学習】https://automatetheboringstuff.com/ のChapter 2 - Flow Control の章の中でWhile Loop Statements ~ from import Statements までを読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】https://www.youtube.com/watch?v=1F_OgqRuSdI&list=PL0-84-yl1fUnRuXGFe_F7qSH1LEnn9LkW のLesson 6 ~Lesson 8の動画を見て、内容を復習すること。 (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:回によって、授業内にクイズ形式の小テストを行います。  (20%)、授業参画度:リアクション・ペーパーや、ペアまたはグループ・ワーク等で評価します。(30%)、その他:事前学習や事後学習の実施状況によって評価します。事後学習は基本的に提出を求めます。(50%)
積極的な授業参画と事前・事後学習を求めます。
オフィスアワー Blackboardを通しての質問を受け付けます。

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