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国語科教育法Ⅰ

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令和元年度以前入学者 国語科教育法Ⅰ
教員名 林教子
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 課題研究(Blackboard を通じた学習資料配信)(11回)と実習(4回)を組み合わせる。
履修者は第1回授業までに必ずBlackboardに登録しておくこと。
教職課程という特性から、状況を見て教室での授業が可能になれば、8月1、8、15、22日の授業は実習形式とし、課題研究について補足説明したり、ディスカッションをしたりすることを想定している。
授業概要 「課題研究」では、国語科教育を学んでいく入門として、学習指導要領や国語教材に関する基本的な考え方を理解する。また、「実習」では、授業及び単元構築の基礎を身に付けるため、グループワーク等で「簡略版 指導案」の作成を行う。
授業のねらい・到達目標 学習指導要領の趣旨や要点を理解し、社会の要請に応じた授業観を持つことができる。特に、「アクティブ・ラーニング」の視点に立った国語科の授業の在り方を理解する。
授業の方法 5月16日から7月25日までの授業実施日(11回)は、Blackboadを通して課題(一問一答、小レポート、資料のまとめ、課題図書の要点・感想など)と参考資料を提示するので、受講生は課題の指示に従って、期日まで(特に指定がない場合は翌週の講義まで)に所定の方法で提出すること。
8月1日から22日までの授業実施日(4回)は実習授業を実施するが、状況に応じて引き続き「課題研究」となる場合もあるので、授業内での指示に注意すること。
各授業で提示した課題の模範解答及びポイントは翌週までに提供するので復習すること。また、Blackboadの掲示板機能を通して「質問」と「議論」の機会を提供する。
毎回の課題の他、7月以降に「期末課題レポート」(600~800字程度の論述レポート)と「簡略版 学習指導案」(書き方は授業で指導する)の作成を実施する。この2点の最終提出期限は8月22日とする。
履修条件 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生とに分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則として指定以外の時間は、受講不可とする。
国文学科の学生はこの講義を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅰを履修すること。
授業計画
1 シラバスの確認、「学習指導要領」とは何か、「5月の課題図書『よだかの星』(宮沢賢治)」⇒提出日5/30〔第3回授業日〕〈課題研究〉
【事前学習】シラバスの概要確認。「高等学校学習指導要領解説 国語編」の「総説第1節・第2節」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】第1回宿題「総説第1節・第2節」と「提示資料」に関する課題を解き、翌週提出すること。 (2時間)
2 「国語科の目標」と「内容の構成」を学ぶ〈課題研究〉
【事前学習】「高等学校学習指導要領解説 国語編」の「総説第3節・第4節」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回宿題「総説第3節・第4節」と「提示資料」に関する課題と、5月の課題図書要約・感想文を、翌週提出すること。 (2時間)
3 高等学校国語科の科目編成を学ぶ。5月の課題図書の要約・感想文提出日〈課題研究〉
【事前学習】「高等学校学習指導要領解説 国語編」の「総説第5節」を読んでおくこと。5月の課題図書提出準備 (2時間)
【事後学習】第3回宿題「学校学習指導要領解説 国語編」の「総説第5節」に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
4 「現代の国語」の教材(小説)の教材研究、「6月の課題図書『パパラギ』(エーリッヒ・ショイルマン)」⇒提出日6/27〔第7回授業日〕〈課題研究〉
【事前学習】教材「晴れた空の下で」を読んで学習の手引きを解いておく。 (2時間)
【事後学習】第4回宿題「晴れた空の下で」の主体的学習についての課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
5 「現代の国語」の教材(評論文)の教材研究〈課題研究〉
【事前学習】評論文教材を読み、語句の意味確認と内容の要約をする。 (2時間)
【事後学習】第5回宿題「評論文教材」に関する課題に解答して、次週までに提出すること。 (2時間)
6 「言語文化」の教材(古文)の教材研究〈課題研究〉
【事前学習】古文教材を読み、語句の意味確認と内容の要約をする。 (2時間)
【事後学習】第6回宿題「古文教材」に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
7 「言語文化」の教材(和歌・俳句)の教材研究、6月の課題図書の要約・感想文提出日〈課題研究〉
【事前学習】古文教材(和歌・俳句)を読み、語句の意味確認と内容の要約をする。6月の課題図書提出準備。 (2時間)
【事後学習】第7回宿題「和歌・俳句」教材に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
8 「言語文化」の教材(漢文)の教材研究、「7月の課題図書『ペスト』カミュ」⇒提出日7/25〔第11回授業日〕〈課題研究〉
【事前学習】漢文教材(史伝など)を読み、語句の意味確認と内容の要約をすること。 (2時間)
【事後学習】第8回宿題「漢文教材」関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
9 「言語文化」の教材(漢詩)の教材研究、学期末課題レポートのテーマ提示⇒提出日8・22〔第15回授業日〕〈課題研究〉
【事前学習】漢詩教材(唐詩)を読み、語句の意味確認と内容の要約をする。 (2時間)
【事後学習】第9回宿題「漢詩教材」(唐詩)に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2間間時間)
10 「国語表現」の教材(話す・聞く)の教材研究〈課題研究〉
【事前学習】「会話文」教材を読み、会話を完成させておくこと。 (2時間)
【事後学習】第10回宿題「会話文」教材に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
11 国語科の現代的問題点を考える、7月の課題図書の要約・感想文提出日〈課題研究〉
【事前学習】現代的問題点「国語と読書」を読み、内容をまとめておくこと。7月の課題図書提出準備。 (2時間)
【事後学習】第11回宿題「国語と読書」に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
12 「簡略版 指導案」の作成―単元の目標・評価規準-、「ブックトーク」について〈実習〉
【事前学習】資料「指導と評価の一体化」を読み、要点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】第12回宿題「簡略版 指導案」(単元の目標・評価規準)に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
13 グループワーク「言語活動」と「アクティブ・ラーニング」〈実習〉
【事前学習】「会話文」教材の内容を確認して、問題点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】第13回宿題「簡略版 指導案」(授業計画・振り返り)に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
14 グループワーク「国語科の現代的問題点」、「ブックトーク」の実践〈実習〉
【事前学習】資料「読書でなければダメですか」を確認して、問題点を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第14回宿題「簡略版 指導案」に関する課題に解答して、翌週までに提出すること。 (2時間)
15 授業の総括と振り返り〈実習〉
【事前学習】「簡略版 指導案」と「期末課題レポート」の提出準備。 (2時間)
【事後学習】実習と研究協議の内容をまとめておくこと。 (2時間)
その他
教科書 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 国語編』 2019年
その他、必要に応じて授業で資料プリント提示をする。
参考書 冨山哲也 『中学校新学習指導要領 国語の授業づくり』 明治図書 2018年
成績評価の方法及び基準 レポート:各授業の課題研究・学期末の課題レポート(「簡略版 学習指導案」など)(80%)、授業参画度:指定する課題図書(3冊)の要約・感想文(400字程度)、ブックトークの内容(20%)
授業参画度は、指定する課題図書3冊の要約・感想文の内容を評価します。課題図書は5月・6月・7月の初めに各1冊ずつ提示しますので、要約・感想文(合わせて400字程度)を各月の最終授業までに提出します。8月は、自身の推薦する本についてブックトーク(詳細は授業で説明)を実施します。
オフィスアワー Blackboardを通して直接回答するか、次の授業日までに解説を載せる。
備考 Blackboardが使えない学生は、事前に申し出てください。
シラバスの内容は、学生の皆さんの学習状況などを考慮して変更することもあります。

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