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情報と職業

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令和元年度以前入学者 情報と職業
教員名 梅沢崇
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 主としてオンデマンド(PowerPointのスライドまたはPDFによる講義資料の配信と録画または音声による授業配信)による授業を行うが、
3回程度の同時双方向型の授業(Zoomを使用する予定)を行う。

BlackboardID:20203983
授業概要 情報社会の進展とともに産業構造や労働環境、求められる人材は日々変化している。情報科を担当する教員は、その変化に対応した進路指導ができるように、情報社会の現状について常に把握しておく必要がある。
また、情報科の教員免許を持つ者は、共通教科の情報科の指導だけでなく、専門学科の情報科において将来の情報技術者を育成する役割も担うことになる。

専門学科の情報科の教員経験をもとに、主に専門教科の科目「情報産業と社会」の内容と関連付けながら、情報化に伴う産業構造や労働環境の変化、教科指導を通じた職業指導やキャリア教育について講義する。
授業のねらい・到達目標 共通教科の情報科を指導する教員、専門学科の情報科で情報産業に携わる人材を育成する教員となるため、生徒に適切な職業指導をするために必要な知識を述べることができ、教科指導を通じた職業指導やキャリア教育について考察し説明することができる。
授業の方法 教科書の内容を中心とした講義と、講義内容の理解を深めるための質問に対して回答をしてもらう。
質問に対する回答の中で代表的なものを次の授業の冒頭で内容を紹介してコメントする。
提出されたレポートは添削して返却する。詳細は授業時に提示する。
授業計画
1 【同時双方向型授業】ガイダンス、情報教育と職業指導
【事前学習】学習指導要領解説の第1部、第2部の総説を読んでおき、職業教育やキャリア教育に関わる内容についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】学習指導要領解説及び授業で紹介した会議や審議会の議事録を読み、情報教育の目標と職業指導との関連について説明できるようにしておく。 (2時間)
2 【オンデマンド型授業】情報社会の成り立ちと現状
【事前学習】教科書のp.187~201を読んでおき、情報社会の現状と今後予想される社会の変化についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】情報社会に至る社会の変遷の過程や情報社会が成立する要件、情報社会の次の社会像について説明できるようにしておく。 (2時間)
3 【オンデマンド型授業】情報社会における情報システムの役割
【事前学習】教科書のp.1~21を読んでおき、社会で使われている情報システムの具体例についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義の内容を振り返り、情報システムの構成や導入する目的、社会的な影響についてまとめておく。 (2時間)
4 【オンデマンド型授業】情報化によるビジネス環境の変化(1)(コンビニエンスストアにおける情報活用)
【事前学習】教科書のp.23~35を読んでおき、POSシステムの概要と収集されたデータの活用の事例についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義の内容を振り返り、コンビニエンスストアの店舗運営において情報がどのように活用されているのか、またPOSシステムの将来像について説明できるようにしてておく。 (2時間)
5 【オンデマンド型授業】情報化によるビジネス環境の変化(2)(顧客情報の活用とビジネスモデル)
【事前学習】教科書のp.35~49を読んでおき、顧客情報の収集と活用の事例、ビジネス環境の変化についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義の内容を振り返り、顧客情報を収集し活用することでビジネスモデルがどのように変化しているのか説明できるようにしておくこと。 (2時間)
6 【オンデマンド型授業】情報産業の種類と役割
【事前学習】教科書のp.50~54を読んでおき、日本標準産業分類などから情報産業(情報通信業)に含まれる産業を調べ、代表的な企業とその業務内容についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】資料と講義の内容を振り返り、情報産業の詳細と現状、市場規模など産業全体における位置付けについて説明できるようにしておく。 (2時間)
7 【オンデマンド型授業】情報技術者の役割と責任
【事前学習】参考書に指定した「情報産業と社会」の教科書、経済産業省やIPAのWebサイトなどから情報技術者の職種とキャリアパスの例を調べ、関連する資格についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】資料と講義の内容を振り返り、情報技術者の職種とキャリアパスの詳細、高校生への資格取得の指導について説明できるようにしておく。 (2時間)
8 【オンデマンド型授業】情報化による労働環境の変化
【事前学習】教科書のp.121~136を読んでおき、情報化による労働環境や仕事内容の変化についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義の内容を振り返り、テレワークなどの働き方の変化、情報化によって仕事内容が変化することで求められるスキルの変化について説明できるようにしておく。 (2時間)
9 【同時双方向型授業】情報社会で求められる人材
【事前学習】教科書のp.136~140を読んでおき、情報社会で求められる人材の能力についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義の内容を振り返り、「社会人基礎力」「Society5.0に向けた人材育成」の内容と、それを背景にしたキャリア教育について説明できるようにしておく。 (2時間)
10 【オンデマンド型授業】情報社会の問題点
【事前学習】教科書のp.144~160を読んでおき、システム障害やサイバー犯罪の事例とその影響についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義の内容を振り返り、情報システムに依存した社会の問題点や取るべき対策について説明できるようにしておく。 (2時間)
11 【オンデマンド型授業】情報セキュリティと情報モラル
【事前学習】教科書のp.161~171を読んでおき、セキュリティ対策の概要と職業人に求められる情報モラルについてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義の内容を振り返り、セキュリティ対策とそれを担う人材の育成の重要性とその人たちに求められるモラルについて説明できるようにしておく。 (2時間)
12 【オンデマンド型授業】情報社会におけるリスクマネジメント
【事前学習】教科書のp.173~186を読んでおき、情報社会におけるリスクとその対応についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義の内容を振り返り、リスクアセスメントとリスク対応の内容、企業が考えるリスクとは何かについて説明できるようにしておく。 (2時間)
13 【オンデマンド型授業】情報産業と知的財産
【事前学習】文化庁や特許庁のWebサイトなどから、知的財産権の枠組みについてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】資料と講義の内容を振り返り、著作財産権、著作者人格権の詳細と著作権侵害の事例や、知的財産権を侵害された場合の対抗手段について説明できるようにしておく。 (2時間)
14 【同時双方向型授業】情報科と職業指導
【事前学習】学習指導要領解説を読んでおき、共通教科及び専門教科の教育目標を職業指導との関連についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】資料と講義の内容を振り返り、共通教科及び専門教科の学習内容と「社会人基礎力」「Society5.0に向けた人材育成」などの人材育成との関連について説明できるようにしておく。 (2時間)
15 【オンデマンド型授業およびオンライン試験】学習内容の振り返りと定着の確認のための試験
【事前学習】高等学校の職業指導やキャリア教育の事例を調べ、これまでの講義の内容との関連についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】共通教科及び専門教科の指導を通じて職業指導やキャリア教育を行っていくために、どのような教材が用意できるか説明できるようにしておく。 (2時間)
その他
教科書 駒谷昇一、辰己丈夫 『情報と職業 (IT Text シリーズ)』 オーム社 2015年 第2版
参考書 伏見正則 他 『情報産業と社会 (文部科学省検定済教科書)』 実教出版 2013年
『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 情報編』
・必要な資料は適宜プリントで配布する。
成績評価の方法及び基準 レポート:第9回の授業時に内容等について指示する(30%)、授業内テスト:定期試験に相当するものとして評価する(50%)、授業参画度:毎回の授業における質問に対する回答の内容で評価する(20%)
オフィスアワー Blackboardまたはメールにて質問を受け付ける。

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