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教育制度論

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令和元年度以前入学者 教育制度論
教員名 黒田友紀
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(10回)と課題研究(5回)を組み合わせて実施する。
授業概要 教育制度を様々な角度から取り上げ、学校をめぐる社会・文化について考える機会としたい。日本及び諸外国の教育制度を知ることで、私たちをとりまく教育の現在について考え、教育(制度)の可能性を考えることをねらいとする。また、教育に関する基本的な法規を扱い、教員採用試験に備える。
授業のねらい・到達目標 ・日本の教育法規から、「学校」という制度を理解し、義務教育制度・教育委員会制度についての理解を深める。
・教育に関する基本的な法規にもとづいて、実際の教育現象を考察できるようになる。
・学校選択制度や習熟度別学習等の学校や学級内の制度を知り、学級/学校経営について理解して、教育の課題に対応するための基礎を身に付ける。
・世界の教育制度や問題に触れ、日本の学校教育制度を相対的に理解して考察できるようになる。
授業の方法 ・受講生は、初回の配布資料をよく読んで、授業の進め方を理解すること。
・5月11日から8月1日までの授業実施日のうち、9回はBlackboardを通してオンデマンド教材を配信する。受講生は、その教材を視聴し、学修を進めること。残りの6回は課題研究として実施する。
・受講生は、オンデマンド授業、課題研究とも、設定された〆切までに、課題や小レポートなどに取り組んで提出すること。
・フィードバックは、全体あるいは個別に、課題提出日以降に行う。
・Blackboardの掲示板機能を通して、質問や議論の機会を提供する。
授業計画
1 授業の進め方、教育制度とは何か (オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認して、教育制度に関する問題について考えておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え、配布資料を読み、課題に取り組んで提出すること。 (2.5時間)
2 日本の教育制度 教育法規から考える教育(1)日本国憲法・教育基本法 (オンデマンド授業)
【事前学習】日本国憲法における教育の部分と、教育基本法を読んでおくこと。 (1.5時間)
【事後学習】日本国憲法および関連教育法規について復習して、課題に取り組み提出すること。 (2.5時間)
3 日本の教育制度 教育法規から考える教育(2)「学校」、義務教育制度 (オンデマンド授業)
【事前学習】序章と配布資料を読み、キーワードの内容を理解しておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】義務教育制度について復習し、課題に取り組んで提出すること。 (2.5時間)
4 「学校」という制度(1)学校選択制度 (オンデマンド授業)
【事前学習】第1章を読み、キーワードの内容をまとめておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】学校制度・学校選択制度について課題に取り組み、小レポートを提出すること。 (2.5時間)
5 「学校」という制度(2)学級という制度:習熟度別/少人数指導 (オンデマンド授業)
【事前学習】第2章を読み、キーワードの内容をまとめておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】習熟度別/少人数指導についての課題について整理し、小レポートに取り組むこと。 (2.5時間)
6 「学校」という制度(3)教育課程改革と学校経営、カリキュラム・マネジメント (オンデマンド授業)
【事前学習】第3章を読み、キーワードの内容をまとめておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】学習指導要領の変遷とカリキュラム・マネジメントについて整理して、課題に取り組み提出すること。 (2.5時間)
7 「学校」という制度(4)教師の仕事と教師の専門職性 (課題研究)
【事前学習】第5章を読み、キーワードの内容をまとめておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】教師の仕事と専門性の向上について、追加資料をよみ小レポートに取り組むこと。 (2.5時間)
8 学校の課題:地域と学校、学校安全 (課題研究)
【事前学習】第5章と配布資料を読み、疑問点を明らかにして参加すること。 (1.5時間)
【事後学習】地域と学校、学校安全について、現状と課題について課題に取り組むこと。 (2.5時間)
9 教育行政制度(1)日本の戦後教育政策と教育行政制度 (オンデマンド授業)
【事前学習】第4章を読み、キーワードの内容をまとめておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】教育行政制度について、疑問点を整理したうえで、課題に取り組み提出すること。 (2.5時間)
10 教育行政制度(2)教育委員会制度 (課題研究)
【事前学習】第9回配布資料や第4章を読み、キーワードの内容をまとめておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】教育委員会制度改革について復習し、課題に取り組むこと。 (2.5時間)
11 多様なニーズへの対応:「障がい」「貧困」と教育制度 (オンデマンド授業)
【事前学習】第8章を読み、キーワードの内容をまとめておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】障がいや特別支援教育について復習し、課題に取り組み提出すること。 (2.5時間)
12 学力テスト・調査:国際的な学力調査(PISA)と全国学力学習状況調査(オンデマンド授業)
【事前学習】国際的な学力調査と全国学力学習状況調査について調べておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】授業での配布資料から、学力テスト・調査についてまとめ、課題に取り組んで提出すること。 (2.5時間)
13 学力テスト・調査:学力調査の課題 (課題研究)
【事前学習】学力テスト・調査の課題について、第6章や配布資料を読み、考えておくこと。 (1.5時間)
【事後学習】配布資料等から、学力調査の課題に関する小レポートに取り組むこと。 (2.5時間)
14 現代日本の教育制度と教育問題 (オンデマンド授業)
【事前学習】終章を読み、日本の教育問題について考えて意見をまとめてくること。 (1.5時間)
【事後学習】授業での配布資料などを復習し、日本の課題について考察しておくこと。 (2.5時間)
15 現代日本の教育制度と教育問題のまとめ (課題研究)
【事前学習】これまでの学習内容を復習して、まとめておくこと。 (4時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、最終レポートに取り組み提出すること。フィードバック後には、理解不足のものはよく復習しておくこと。 (1時間)
その他
教科書 北野秋男編著 『教育学へのアプローチ ~教育と社会を考える18の課題~』 啓明出版 2017年 第1版
教科書は購入してください。
*授業でもテキストを使用しますが、テキストを参照した課題を出します。
参考書 参考書は、授業中にその都度指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:小レポート、最終レポート(50%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴状況と期限までの課題提出(50%)
オフィスアワー ・質問は、Blackboardで受け付ける。質問に対して、直接回答する場合や全体に対して行う場合がある。
備考 ・Blackboardを利用できない学生は、必ず連絡すること
・受講者のニーズ・状況に応じてシラバスは変更することがある。

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