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情報資源組織演習1

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令和元年度以前入学者 情報資源組織演習1
教員名 長谷川昭子
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 Blackboardを通してオンデマンド授業(Power Pointによるスライド資料配信)(12回)と課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)(3回)を組み合わせる。
授業概要 図書館の情報資源組織化のための実践的な技術の修得について演習を行う。また,図書館での勤務経験をもとに,情報資源の組織化を通して利用者にどのようなサービスを提供できるか,また必要かについても解説する。
授業のねらい・到達目標 「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」で学んだ基本的な知識をもとに,情報資源組織演習1」では,図書を中心に,資料種別ごとにさまざまな目録記入(レコード)を作成できる力を身につける。
授業の方法 5月11日から8月1日までの授業実施日に,Blackboardを通してオンデマンド教材を12回配信する(15分程度×3)。受講生はその教材を視聴し,学習すること。
また,演習課題を解き,期日まで(特に指定のない限り,次の授業の前日まで)に所定の方法で提出すること。採点後,個別に返却するので,よく復習すること。また,Blackboardの掲示板機能を通して,「質問」の機会を設ける。
別途,課題研究については,最終提出日を8月8日として3回実施する。
履修条件 過年度「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」の両科目の単位を取得していること。
授業計画
1 オリエンテーション:授業の概要説明,目録法の概要と総則(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認して授業の全体像を把握する。 (0.5時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え,図書館の目録の記載内容を確認しておく。 (0.5時間)
2 書誌データ作成の実際①:和書(基本型)(オンデマンド授業)
【事前学習】『日本目録規則』(以下,『規則』)のp.54~81を通読し,また,和書の作り(構造)をよく見て疑問点をまとめる。 (1時間)
【事後学習】基本的な書誌事項を整理する。 (0.5時間)
3 書誌データ作成の実際②:和書 (シリーズ情報)(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.81~83を通読し,シリーズに関する事項について整理して疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】図書館で図書を実際に閲覧し,「シリーズもの」と「セットもの」の図書を確認する。 (0.5時間)
4 書誌データ作成の実際③:和書(注記)(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.84~87を通読し,注記に関する事項について整理して疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】身近にある翻訳ものの図書や,末尾に参考文献の記載のある図書を確認する。 (0.5時間)
5 書誌データ作成の実際④:和書(標目,標目指示)(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.314~333を通読し,標目と標目指示について整理して疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】図書館のサイトでタイトルや著者名から図書を検索し,どれが標目指示に当たるものかを理解する。 (0.5時間)
6 書誌データ作成の実際⑤:和書(物理単位と書誌単位)(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.51~52を通読し,物理単位と書誌単位について整理して疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】身近なところで,分冊ものの図書にはどんなものがあるかを確認する。 (0.5時間)
7 書誌データ作成の実際⑥:和書(目録記入のまとめ)(課題研究)
【事前学習】これまで作成した和書の目録記入を復習する。 (0.5時間)
【事後学習】和書の目録記入作成のポイントを整理する。 (0.5時間)
8 書誌データ作成の実際⑦:洋書(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.398~401を通読し,また,洋書の作り(構造)を確認して疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】書誌記述のうち,和書と異なる点を整理する。 (0.5時間)
9 書誌データ作成の実際⑧:映像資料(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.170~178を通読し,また,身近な映像資料に触れ,種類や体裁について整理し,疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】映像資料の書誌記述の特徴を整理する。 (0.5時間)
10 書誌データ作成の実際⑨:録音資料(課題研究)
【事前学習】『規則』のp.144~168を通読し,また,身近な録音資料に触れ,種類や体裁について整理し,疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】録音資料の書誌記述の特徴を整理する。 (0.5時間)
11 書誌データ作成の実際⑩:電子資料(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.192~226を通読し,また,身近な電子資料に触れ、種類や体裁について整理し,疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】電子資料の書誌記述の特徴を整理する。 (0.5時間)
12 書誌データ作成の実際⑪:継続資料(基本型)(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.260~294を通読し,また,逐次刊行物の作り(構造)をよく見て疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】書誌記述のうち,図書と異なる点を整理する。 (0.5時間)
13 書誌データ作成の実際⑫:継続資料(注記)(オンデマンド授業)
【事前学習】『規則』のp.295~305を通読し,逐次刊行物の注記に関する事項について整理して疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】図書館で実際に逐次刊行物(雑誌)を閲覧し,タイトル変更のあった雑誌を確認する。 (0.5時間)
14 書誌データ作成の実際⑬:洋書~継続資料(目録記入のまとめ)(課題研究)
【事前学習】これまで作成した洋書から継続資料までの目録記入を復習する。 (0.5時間)
【事後学習】洋書から継続資料までの目録記入の作成のポイントを整理する。 (0.5時間)
15 メタデータの作成(オンデマンド授業)
【事前学習】過年度「情報資源組織論1」で学んだダブリンコアの15の要素について復習し,疑問点をまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】メタデータの作成方法を整理する。 (0.5時間)
その他
教科書 日本図書館協会編 『日本目録規則 1987年版改訂3版』  日本図書館協会  2006年
本書は演習用教材として大学で用意するので,購入しなくてよい。
参考書 竹之内禎[ほか]編著 『情報資源組織演習 (講座図書館情報学 11)』 ミネルヴァ書房 2016年
和中幹雄[ほか]共著 『情報資源組織演習 新訂版 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-10)』 日本図書館協会 2016年
目録記入の作成方法が具体的に詳述してあるので,参考にするとよい。参考のウェブサイトは次の通り。
・『情報資源組織演習』(ミネルヴァ書房) http://www.minervashobo.co.jp/book/b239765.html
・『情報資源組織演習』(日本図書館協会) http://www.jla.or.jp/publications//tabid/87/pdid/p11-0000000443/Default.aspx
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:演習課題を毎回課し,その合計点で評価する。(90%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴状況で評価する。(10%)
オフィスアワー Blackboardを通しての質問には直接回答する。
備考 「情報資源組織演習1」を「情報資源組織演習2」より先に履修することが望ましい。

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