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自主創造の基礎1

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令和2年度入学者 自主創造の基礎1
令和元年度以前入学者 自主創造の基礎1
教員名 久米依子
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 全学共通教育科目、国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 原則として、課題研究型授業を行う。受講生のパソコン環境を確認後、回によってはZOOMを使ったオンライン型の双方向授業を試みる。その点については授業開始後、指示する。
授業概要 近現代文学研究の方法を知る。芥川作品の調査、分析、発表、意見の表明、レポート作成を通じて、近代文学研究の方法を理解し身に付けることを目標とする。意見表明(ディスカッション)は掲示板で行う予定。
授業のねらい・到達目標 近現代の文学を研究するための、種々の方法を習得する。作家調査、文献調査、先行研究調査、同時代資料調査など、多様な角度から作品に迫る方法を知り、分析の力を育てる。また、作品を深く読み、研究テーマを探す方法も身に付ける。掲示板のディスカッションを通じて、意見の交換ができるようになる。
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5及びカリキュラムポリシーCP1,7に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,3,4,5,6,7,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1)
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1)
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1)
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1)
授業の方法 芥川龍之介のテクスト「羅生門」「鼻」「芋粥」「蜘蛛の糸」「杜子春」などについて、受講者各自が資料を作成し、他の受講者は質問・感想を提示する。発表者は、資料調査・文献調査を進め、レジメを作成する。他の受講者も毎回の授業の発表作品を必ず読んで、資料作成者の資料について感想を示す。発表者は反省点をまとめておく。そうした作業を通じて、近代文学の研究の方法を身に付け、最終的なレポートにまとめる。
履修条件 クラス指定がある。

【2年次以降に受講する学生】
人数調整を行うため、4月13日(月)17時50分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月18日(土)8時50分頃、コミッツ・国文学科掲示板にて発表する。
なお、手続きについては4月1日(水)に国文学科HP「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。
授業計画
1 スタートアップ:自主創造型パーソンを目指して――自己紹介と意見の表明
【事前学習】自主創造の理念を予習しておく(A-5) (2時間)
【事後学習】自主創造について、皆の意見を聞いた上で考えをまとめる(A-6、A-7) (2時間)
2 ガイダンス、担当の決定、スケジュール確認、文献の読み方(A-1)
【事前学習】教科書を読んで予習しておく(A-5) (2時間)
【事後学習】各自の意見について考えをまとめる(A-6、A-7) (2時間)
3 芥川文学に関する知識を得る(A-1)
【事前学習】教科書を概観して担当作品希望を考えておく(A-5) (2時間)
【事後学習】担当作品の調査を始める(A-1) (2時間)
4 文献の調査法
【事前学習】文献を集め始めておく(A-1) (2時間)
【事後学習】文献の使い方を整理し理解する(A-1) (2時間)
5 プレゼンテーションの実践:「羅生門」「鼻」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
※以下、作品の発表順番は変更する可能性がある
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
6 プレゼンテーションの実践:「芋粥」「或日の大石内蔵助」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
7 プレゼンテーションの実践:「蜘蛛の糸」「地獄変」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
8 プレゼンテーションの実践:「 枯野抄」「奉教人の死」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
9 プレゼンテーションの実践:「杜子春」「六の宮の姫君」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
10 プレゼンテーションの実践:「秋」「舞踏会」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
11 プレゼンテーションの実践:「南京の基督」「藪の中」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
12 プレゼンテーションの実践:「トロッコ」「雛」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
13 プレゼンテーションの実践:「一塊の土」「玄鶴山房」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書の該当部分を読んで、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】ディスカッションを経て作品の読解をまとめる(A-6、A-7) (2時間)
14 プレゼンテーションの実践:「河童」「歯車」の発表とディスカッション(A-3,A-4、A-6、A-7)
【事前学習】教科書を全体的に見直し、意見を書いてくる(A-3,A-4) (2時間)
【事後学習】レポートの準備をする(A-8) (2時間)
15 振り返りと解説:芥川文学の特色と時代との関係性を考える(A-8)
【事前学習】学んだことをまとめ、整理する(A-8) (2時間)
【事後学習】レポートについて、反省点を考える(A-8) (2時間)
その他
教科書 芥川龍之介 『羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇 (文春文庫)』 文芸春秋社 1997年
参考書 授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
レジメの作成と発表、アンケートの記述、レポートの成績を合わせて評価する。
オフィスアワー 水曜4限、木曜3限、7号館4階久米研究室

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