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特殊研究ゼミナール4

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令和元年度以前入学者 特殊研究ゼミナール4
教員名 紅野謙介
単位数    1 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 主として同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)。できれば数回は対面を組み合わせたい。詳細は授業開始後、追って通知する。
Blackboard ID:水曜5限→20201529
授業概要 短篇小説を通して小説分析の方法を学ぶ
授業のねらい・到達目標 大岡昇平『武蔵野夫人』のテクストに対象を定めて近現代小説を徹底的に解読する。
・小説を読み、研究するにはどのようなアプローチがあるのかを把握する。
・小説の内容や表現を細かく分解しながら、考察する手順を身につける。
・研究方法を学ぶとともに、論文やレポートの書き方を学習する。
・教職志望者にはとりわけテクスト分析、ワークショップ形式の修得ができる。
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の専門性を活用し、自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A-1-3)
・日本文学・日本語学研究の専門性をもって、世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3)
・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら、責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-3)
・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら、学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる。(A-8-3)
・中学高校の教員としての経験、また教科書編集にあたってきた経験にもとづき、発表やプレゼンテーションのしかた、質疑や討論の方法についても指導を行う。
授業の方法 演習形式のゼミとする。3年生を中心に分担してオンラインで発表を行う。発表に際しては必ず資料を作成し、どのような問題意識のもとでテーマ設定したかを明確にしながら、報告を行なう。毎回、4年生から司会、コメンテーターなどの役割を決めて議論が活発に展開できるようにする。学期末にはレポートを書く。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。オンライン授業)
【事前学習】シラバス通読、テキストの入手。 (2時間)
【事後学習】発表担当のテクストを確認する。 (2時間)
2 小川洋子「使者の声を運ぶ小舟」についての発表と討議01(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
3 小川洋子「使者の声を運ぶ小舟」についての発表と討議02(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
4 多和田葉子「捨てない女」についての発表と討議01(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
5 多和田葉子「捨てない女」についての発表と討議02(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
6 『武蔵野夫人』第1・2章についての発表と討議(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
7 『武蔵野夫人』第3・4章についての発表と討議(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
8 『武蔵野夫人』第5・6章についての発表と討議(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
9 『武蔵野夫人』第7・8章についての発表と討議(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
10 『武蔵野夫人』第9・10章についての発表と討議(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
11 『武蔵野夫人』第11・12章についての発表と討議(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
12 『武蔵野夫人』第13・14章についての発表と討議(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
13 『武蔵野夫人』先行研究について(課題研究)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
14 『武蔵野夫人』映画化について(課題研究)
【事前学習】発表者は資料作成、他はテクストの熟読。 (2時間)
【事後学習】質疑と解説をへたあとでの発表の振り返りと反省。 (2時間)
15 まとめと総括(課題研究)
【事前学習】ゼミの発表全体の反省。 (2時間)
【事後学習】今後の論文計画の構想立案。 (2時間)
その他
教科書 大岡昇平 『武蔵野夫人 (新潮文庫)』 新潮社 1953年
小川洋子、多和田葉子の教材については追って指示する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
授業参画度は,毎回のディスカッション、発表等で評価します。
オフィスアワー 火曜日の昼休み、ゼミ終了後、研究室にて。

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