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アジアの文化と社会2

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令和元年度以前入学者 アジアの文化と社会2
教員名 池間里代子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンライン授業(Zoomによる)
オンデマンド授業(参考資料をBlackboardに格納)
課題研究(Blackboardなどを通じた学習資料配信)
Blackboard ID: 20201579
授業概要 「アジアの社会と文化1」で学んだ中国の食文化を元に、日本へ与えた中国の食文化について通時的・個別的に取り上げ、講義を行なう。日本は縄文時代では独自の食文化を営んできたが、弥生時代には朝鮮半島を経由してコメ文化が到着し、以後日本の主食となった。隋・唐へ使者が派遣されるたびに中国の食文化が輸入され、最初は神社の神饌「唐菓子」として用いられたが、徐々に菓子化して浸透していった。また、その後も貿易や仏教修行などにより中国へ行って帰国した者たちが中国食文化を日本へ伝えた。
後半の講義は、近代以降の具体的な中国料理の受容状況を紹介する。
授業のねらい・到達目標 日中の食文化の違いおよび日本における中国の食文化の受容を説明することができるようになる。
グローバル社会の抱える諸問題について、個々の問題に関する様々な情報を分類・整理し、多様な立場があることを理解することができる。(A-2-3)
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの2に対応しています。
授業の方法 オンライン授業形式で行なう。テキストは用いないが、授業で使用したPPTをBlackboardを通じて配布し、より深い理解を促す。毎回事後に興味を抱いた箇所を深く調べてコメントを書いて提出してもらう。提出課題は、可能な限りコメントを施して返却するか、もしくは全体に対して口頭でコメントする。
 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 ガイダンス:日中食文化交流についての範囲を定義し、以降の講義内容を説明する
【事前学習】中国から伝わった食文化を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
2 遣隋使・遣唐使によってもたらされた食文化
【事前学習】隋唐時代の中国から伝わった食文化を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
3 日宋貿易や入宋僧によってもたらされた食文化
【事前学習】宋代の中国から伝わった食文化を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
4 日明貿易や明末亡命者らによってもたらされた食文化
【事前学習】明代の中国から伝わった食文化を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
5 清代に長崎出島などによってもたらされた食文化
【事前学習】清代の中国から伝わった食文化を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
6 中華民国時代に中国からもたらされた食文化
【事前学習】中華民国時代に南京町などで供された食文化を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
7 中華人民共和国時代(当代)にもたらされた食文化
【事前学習】当代に中国からもたらされた食文化を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
8 中国料理の受容①ラーメン・メンマ
【事前学習】ラーメン・メンマの起源を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
9 中国料理の受容②ギョウザ・ワンタン
【事前学習】ギョウザ・ワンタンの起源を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
10 中国料理の受容③包子
【事前学習】包子の起源を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
11 中国料理の受容④麻婆豆腐
【事前学習】麻婆豆腐の起源を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
12 中国料理の受容⑤粽
【事前学習】粽の起源を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
13 中国料理の受容⑥月餅
【事前学習】月餅の起源を調べる (2時間)
【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間)
14 レポート作成を行ない、到達度を確認する。(A-2-3)
【事前学習】1~13回の講義内容をまとめる (2時間)
【事後学習】得られた情報を正しく理解しているかを確認する (2時間)
15 これまでの復習・解説を行ない授業の理解を深める。(A-2-3)
【事前学習】疑問点の整理 (2時間)
【事後学習】疑問点の解決を確認 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 授業時に指示する
成績評価の方法及び基準 レポート:課題は、授業回で示した課題により評価する。(50%)、授業参画度:授業参画度は、リアクションペーパーの評価点や出席状況を含む(50%)
オフィスアワー Blackboardなどを通して連絡すること。

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