文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 中国語中国文化学科 > 中国古典文学演習1
日本大学ロゴ

中国古典文学演習1

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 中国古典文学演習1
教員名 青木隆
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンライン型(Zoomを使用する)12回、課題研究型(Blackboardを使用する)3回を組み合わせる。
授業概要 漢文訓読は、日本に漢籍が伝来して以来、現在に至るまで行なわれている中国古典文日本語翻訳の技術である。本授業では、まず、この漢文訓読の技術のあらましを解説し、次に、やさしい中国古典文を用いて実際に漢文訓読にかかわる実習を行なう。その際、漢和辞典の使い方についてとくに詳しく解説する。
授業のねらい・到達目標 ①漢和辞典を駆使して、やさしい中国古典文中の漢字の字訓・字音を確定することができる。②漢文訓読文をもとにして、漢文書き下し文を作成することができる。③書き下し文をもとにして、中国古典文に振り仮名と送り仮名を振り、返り点を打つことができる。④中国古典文と漢文訓読文と漢文書き下し文の三者の関係を説明することができる。
・資料や事象を注意深く観察することによって問題を発見し、適切な方法を用いて考察することによって問題解決策を提案することができる(A-4-4)。
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの4に対応しています。
授業の方法 授業方法は、教員と学生との質疑応答を中心に行なう。
①Blackboardでプリント教材を配布する。
②プリント教材の演習問題を解くことによって漢和辞典の基本的な使い方を学ぶ。その際、質疑応答をしながら解説を行なう。
③プリント教材の漢文訓読文をもとに書き下し文を作成したり、書き下し文をもとに、原漢文に返り点・送り仮名・振り仮名を施す実習をする。その際、質疑応答をしながら解説を行なう。
④課題プリント教材の提出を求め、誤りを添削し、正答例とともに返却する。その場合、適宜、Blackboard掲示板を通じて質疑応答を行なう。
履修条件 高校卒業程度の古文・漢文の知識があること。
授業計画
1 「漢文訓読の基礎知識」(1)プリント教材『漢文訓読マニュアル』に沿って、中国古典文・漢文訓読文・書き下し文の三者の違いについて学び、次に新旧の漢字体の違いを漢和辞典で調べる方法を学ぶ(A-4-4)。(オンライン授業)
【事前学習】シラバスの概要を確認し、『漢辞海』の凡例(第4版p11-20「本辞典の構成と決まり」)に目を通しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】訓読文と書き下し文の違いを説明できるようにしておくこと。授業でやった新旧の漢字体を調べる問題をもう一度やり直してみること。 (0.5時間)
2 「漢文訓読の基礎知識」(2)プリント教材『漢文訓読マニュアル』に沿って、まず漢字の字音と字訓と語義との関係を学び、次に漢和辞典を用いて漢字の字音と字訓を調べる方法について学ぶ(A-4-4)。(オンライン授業)
【事前学習】『漢辞海』第四版付録「漢字音について」のうち、p1686-89を目に通しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】授業でやった漢字の字音や字訓を調べる問題をもう一度やり直してみること。 (0.5時間)
3 「漢文訓読の基礎知識」(3)プリント教材『漢文訓読マニュアル』に沿って、まず返り点の指示にしたがって訓読文を読む方法と、漢字を読む順番をもとに返り点を打つ方法を学び、次に再読文字に振り仮名・送り仮名を付す方法を学ぶ(A-4-4)。(オンライン授業)
【事前学習】『漢文訓読マニュアル』の「返り点」および「再読文字」の説明箇所に目を通す。次に「返り点」の練習問題を解き、「再読文字」の訓読文例文を朗読できるようにしておく。 (0.5時間)
【事後学習】第一回~第三回までの授業の内容を復習しておくこと。 (0.5時間)
4 書き下し文から訓読文へ(1)テキスト「呂布の丁原殺し」(『三国志演義』第三回)を用いて、旧かな旧漢字の書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(前半1/4まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(オンライン授業)
【事前学習】旧かなによる書き下し文をもとに、テキスト「呂布の丁原殺し」(『三国志演義』第三回)の前半1/4までの範囲で漢文訓読文を作成する。わからない箇所をはっきりさせておくこと。『三国志演義』第三回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (0.5時間)
5 書き下し文から訓読文へ(2)テキスト「呂布の丁原殺し」(『三国志演義』第三回)を用いて、旧かな旧漢字の書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(前半1/4~1/2まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(オンライン授業)
【事前学習】旧かなによる書き下し文をもとに、テキスト「呂布の丁原殺し」(『三国志演義』第三回)の前半1/4~1/2までの範囲で漢文訓読文を作成する。わからない箇所をはっきりさせておくこと。『三国志演義』第三回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (0.5時間)
6 書き下し文から訓読文へ(3)テキスト「呂布の丁原殺し」(『三国志演義』第三回)を用いて、旧かな旧漢字の書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半1/2~3/4まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(オンライン授業)
【事前学習】旧かなによる書き下し文をもとに、テキスト「呂布の丁原殺し」(『三国志演義』第三回)の後半1/2~3/4までの範囲で漢文訓読文を作成する。わからない箇所をはっきりさせておくこと。『三国志演義』第三回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (0.5時間)
7 書き下し文から訓読文へ(4)テキスト「呂布の丁原殺し」(『三国志演義』第三回)を用いて、旧かな旧漢字の書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半1/4)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説した資料を読んで理解する(課題研究型)。
【事前学習】旧かなによる書き下し文をもとに、テキスト「呂布の丁原殺し」(『三国志演義』第三回)の後半1/4の範囲で漢文訓読文を作成する。わからない箇所をはっきりさせておくこと。『三国志演義』第三回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。テキスト「呂布の丁原殺し」全体の漢文訓読文を完成させ、期日までに提出すること。 (0.5時間)
8 訓読文から書き下し文へ(1)テキスト「虎牢関の戦い」(『三国志演義』第五回)を用いて、振り仮名なし訓読文をもとに書き下し文を作成し、文の意味を解釈する(前半1/4まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(オンライン授業)
【事前学習】振り仮名なし訓読文をもとに、テキスト「虎牢関の戦い」の前半1/4までの範囲で書き下し文を作成する。書き下し文に用いる漢字にはすべて振り仮名を振ることとする。わからない箇所をはっきりさせておくこと。『三国志演義』第三回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (2時間)
9 訓読文から書き下し文へ(2)テキスト「虎牢関の戦い」(『三国志演義』第五回)を用いて、振り仮名なし訓読文をもとに書き下し文を作成し、文の意味を解釈する(前半1/4~1/2まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(オンライン授業)
【事前学習】振り仮名なし訓読文をもとに、テキスト「虎牢関の戦い」の前半1/4~1/2までの範囲で書き下し文を作成する。書き下し文に用いる漢字にはすべて振り仮名を振ることとする。わからない箇所をはっきりさせておくこと。『三国志演義』第五回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (0.5時間)
10 訓読文から書き下し文へ(3)テキスト「虎牢関の戦い」(『三国志演義』第五回)を用いて、振り仮名なし訓読文をもとに書き下し文を作成し、文の意味を解釈する(後半1/2~3/4まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する。(オンライン授業)
【事前学習】振り仮名なし訓読文をもとに、テキスト「虎牢関の戦い」の後半1/2~3/4までの範囲で書き下し文を作成する。書き下し文に用いる漢字にはすべて振り仮名を振ることとする。『三国志演義』第五回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (0.5時間)
11 訓読文から書き下し文へ(4)テキスト「虎牢関の戦い」(『三国志演義』第五回)を用いて、振り仮名なし訓読文をもとに書き下し文を作成し、文の意味を解釈する(後半1/4)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説した資料を読んで理解する(課題研究型)。
【事前学習】振り仮名なし訓読文をもとに、テキスト「虎牢関の戦い」の後半1/4の範囲で書き下し文を作成する。書き下し文に用いる漢字にはすべて振り仮名を振ることとする。『三国志演義』第五回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。テキスト「虎牢関の戦い」全体の漢文訓読文を完成させ、期日までに提出すること。 (0.5時間)
12 一部送り仮名を省いた書き下し文から漢文訓読文へ(1)テキスト「呂布、貂蝉を待つ」(『三国志演義』第八回)を用いて、一部送り仮名・振り仮名を省いた書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(前半1/4)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する(オンライン授業)。
【事前学習】一部送り仮名・振り仮名を省いた書き下し文をもとに前半1/4の範囲で漢文訓読文を作成する。必要な限り、漢字には送り仮名・振り仮名を施す。『三国志演義』第八回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (0.5時間)
13 一部送り仮名を省いた書き下し文から漢文訓読文へ(2)テキスト「呂布、貂蝉を待つ」(『三国志演義』第八回)を用いて、一部送り仮名・振り仮名を省いた書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(前半1/4~1/2まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する(オンライン授業)。
【事前学習】一部送り仮名・振り仮名を省いた書き下し文をもとに前半1/4~1/2までの範囲で漢文訓読文を作成する。必要な限り、漢字には送り仮名・振り仮名を施す。『三国志演義』第八回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (0.5時間)
14 一部送り仮名を省いた書き下し文から漢文訓読文へ(3)テキスト「呂布、貂蝉を待つ」(『三国志演義』第八回)を用いて、一部送り仮名・振り仮名を省いた書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半1/2~3/4まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説する(オンライン授業)。
【事前学習】一部送り仮名・振り仮名を省いた書き下し文をもとに後半1/2~3/4までの範囲で漢文訓読文を作成する。必要な限り、漢字には送り仮名・振り仮名を施す。『三国志演義』第八回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。 (0.5時間)
15 一部送り仮名を省いた書き下し文から漢文訓読文へ(4)テキスト「呂布、貂蝉を待つ」(『三国志演義』第八回)を用いて、一部送り仮名・振り仮名を省いた書き下し文をもとに漢文訓読文を作成し、文の意味を解釈する(後半1/4まで)(A-4-4)。併せて、テキストに含まれる字音・字訓・語義・句法・送り仮名・返り点にかかわる諸問題を解説した資料を読んで理解する(課題研究型)。
【事前学習】一部送り仮名・振り仮名を省いた書き下し文をもとに後半1/4までの範囲で漢文訓読文を作成する。必要な限り、漢字には送り仮名・振り仮名を施す。『三国志演義』第八回の該当箇所の現代日本語訳を読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】事前学習で自分ができなかった箇所を確認しておくこと。次に、漢文訓読文の文体に慣れるため、作成した訓読文をすらすらと朗読できるようにしておくこと。テキスト「呂布、貂蝉を待つ」全体の漢文訓読文を完成させ、期日までに提出すること。 (0.5時間)
その他
教科書 佐藤進・濱口富士雄 『全訳漢辞海』 三省堂 2017年 第4版
三省堂『漢辞海』第4版を教科書に指定する。当該辞典は、漢文訓読法の初学者に向けた配慮がもっともゆきとどいた漢和辞典である。本授業は『漢辞海』第4版に準拠して行なう。毎回、教室に『漢辞海』第4版を携帯することを求める。やむを得ない場合、第3版以前の『漢辞海』、角川書店『新字源』、大修館『漢語林』の携帯を認める。これらの漢和辞典の携帯なき場合、実習プリントの提出を認めない。
参考書 井波律子 『三国志演義(一) (講談社学術文庫)』 2014年 第1版
立間祥介 『三国志演義(1) (角川ソフィア文庫)』 角川書店 2019年 第1版
小川環樹・金田純一郎 『完訳三国志(一) (岩波文庫)』 岩波書店 1988年 第1版
『三国志演義』の現代日本語訳を参照する場合は、上に挙げた3種類のいずれかを用いてください。
成績評価の方法及び基準 レポート:レポートは、課題レポートの内容により評価する。(50%)、授業参画度:授業参画度は、質疑応答の内容により評価する。(50%)
オフィスアワー 質問は、Blackboardまたはメールで受け付け、随時フィードバックする。質問内容は、全体で共有できる形で質問者がBlackboardに書き込むこと。

このページのトップ