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ドイツ文学演習8

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令和元年度以前入学者 ドイツ文学演習8
教員名 川尻竜彰
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド授業。(Youtubeによる動画配信)必要に応じてBlackboardにより資料や課題を配信する。
授業開始までにBlackBoardのコースID 20201933 : 2020ドイツ文学演習8(川尻竜彰・後・金5) に登録し、初回授業の注意事項に従って準備をしておくこと。
授業概要 ドイツ詩を理解するために必要な基本的知識を学修する。様々な詩の約束事を実例を介しながら学んでいき、詩を味読するための基礎を作る。
授業のねらい・到達目標 詩の内容を理解するにとどまらず、形式を踏まえたうえで、形式と内容がどのように結びついているのか、そしてそれがどのような効果を与えるのかを様々な観点から考察できる。 (A-3-4,A-4-4)
この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP3,4に対応しています。
授業の方法 演習形式。 毎回テーマに沿った詩を取り上げ、精読・分析していく。
履修条件 学科の履修規程による。
授業計画
1 ガイダンスおよび導入 授業の進め方について説明する。前期で学修したことを復習する。
【事前学習】テキストの63~72ページにもう一度目を通しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】詩脚、カデンツ、揚格の数についてもう一度確認しておくこと。 (0.5時間)
2 ソネットやオーデといった種々の定型について学ぶ。
【事前学習】テキストの73~75ページを読んでくること。 (0.5時間)
【事後学習】ヘルダーリンの„Der Main“抑揚をつけて音読しておくこと。 (0.5時間)
3 オーデに新たな生命を吹き込んだといわれるクロプシュトックの „Die frühen Gräber“ を読む。
【事前学習】クロプシュトックについて調べて、„Die frühen Gräber“を訳してくること。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】„Die frühen Gräber“を慣れるまで何度も音読すること。 (0.5時間)
4 ゲオルゲの „traum und tod“ を読む。
【事前学習】ゲオルゲについて調べて、„traum und tod “を訳してくること。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】„traum und tod “について詩脚、カデンツ、揚格の数にしたがって分類しておくこと。 (0.5時間)
5 自由律の一例としてトラークルの „Grodek“ を読む。
【事前学習】トラークルについて調べて、„Grodek“を訳しておくこと。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】„Grodek“にアクセント記号を付け、音読すること。 (0.5時間)
6 バッハマンの„Die gestundete Zeit“を読む。
【事前学習】バッハマンについて調べて、„Die gestundete Zeit“を訳しておくこと。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】„Die gestundete Zeit“にアクセント記号を付け、音読すること。 (0.5時間)
7 パウル・ツェラーンの „ Todesfuge“を読む。
【事前学習】パウル・ツェラーンについて調べて、„ Todesfuge“を読んでくること。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】„ Todesfuge“にアクセント記号を付け、音読すること。 (0.5時間)
8 ヘルダーリンの „ Sonnenuntergang“(1) アルカイオス・オーデについて。
【事前学習】ヘルダーリンの „ Sonnenuntergang“を強弱に気をつけながら読んでくること。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】„ Sonnenuntergang“を慣れるまで何度も音読すること。 (0.5時間)
9 ヘルダーリンの „ Sonnenuntergang“(2) 
„ Sonnenuntergang“の原型である„ Dem Sonnengott“と比較検討してみる。
【事前学習】„ Dem Sonnengott“を訳し、„ Sonnenuntergang“と比較し、変わらない部分、変わった部分を調べてみること。(A-3) (0.5時間)
【事後学習】„ Dem Sonnengott“を慣れるまで何度も音読すること。 (0.5時間)
10 ヘルダーリンの „ Sonnenuntergang“(3)
„ Sonnenuntergang“に付曲されたもののうち、ペーター・コルネリウスとヴィクトル・ウルマンを取り上げ、一つの解釈として検討してみる。
【事前学習】„ Sonnenuntergang“を自分なりに解釈してみること。(A-4) (0.5時間)
【事後学習】その他の作曲家による付曲も聞いてみること。(A-5) (0.5時間)
11 ヘルダーリンの „ Hälfte des Lebens“(1) 頌歌(Hymne)について。
【事前学習】„ Hälfte des Lebens“をアクセントをつけて読んでくること。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】„ Hälfte des Lebens“を自分なりに解釈してみること。 (A-4) (0.5時間)
12 ヘルダーリンの „ Hälfte des Lebens“(2)
解釈の一例としてヨッヘン・シュミットの論文を読む。
【事前学習】„《Sobria ebrietas》 Hölderlins Hälfte des Lebens“の257~259ページを読んでくること。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】„ Hälfte des Lebens“を意味を理解しながら読めるように何度も音読すること。 (0.5時間)
13 ヘルダーリンの „ Hälfte des Lebens“(3)
解釈の一例としてヨッヘン・シュミットの論文を読む。
【事前学習】„《Sobria ebrietas》 Hölderlins Hälfte des Lebens“の260~266ページを読んでくること。 (A-3) (0.5時間)
【事後学習】今までに学修した詩の約束事や形式についてまとめておくこと。 (0.5時間)
14 授業内試験とその解説を行う。
【事前学習】第1回から第13回に学んだことを整理しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】試験終了後、自分の答案を振り返り、分からなかったところ、間違ったところ、あやふやなところを書き留めておく。(A-8) (0.5時間)
15 解説及び振り返り。答案を見て、解説を行う。間違いの傾向を指摘し、説明する。
【事前学習】試験において分からなかったところ、間違ったところ、あやふやなところを抜き出し、自ら修正しておく。(A-8) (0.5時間)
【事後学習】本科目の学修を振り返り、自分の誤り、欠点を認識し、次年度の授業に備えて、ノートに反省点を書き留めておく。(A-8) (0.5時間)
その他
教科書 適宜プリントを配付します。
参考書 適宜資料を配付します。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内テストは期末試験で評価する。テストはBlackboardで配信し、最終授業で解説を行う。(70%)、授業参画度:授業参画度は提出課題とその下調べ度合いで評価する。(30%)
オフィスアワー 授業終了時に対応する。

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