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自主創造の基礎1

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令和2年度入学者 自主創造の基礎1
令和元年度以前入学者 自主創造の基礎1
教員名 松橋達矢
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 全学共通教育科目、社会学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド授業【Blackboardをメイン、条件が整えばMicrosoft teamsへ移行予定】
授業概要 この授業では、初年次導入教育として、"自主創造型パーソン"としての資質を身につけ、「日本大学の歴史」を学ぶとともに、社会学を体系的に学んでいくための基礎を習得する。
授業のねらい・到達目標 <知識><技能>
大学の授業と高校の授業の違い(社会科と社会学の違い)/大学生の生活と学業の関係/ノートの取り方/論述式の試験問題への答え方/レジュメの書き方(形式や工夫)/小論文・レポートの書き方/文献の引用ルールや註の付け方/剽窃や盗用の問題性/各種情報資源へのアクセスとその特質/プレゼンテーション・作成資料のバリエーション、についての学びを通して、調査・レポート執筆のための基礎的な理解と実践力を身につける。

<能力>
上記の<知識><技能>の習得を経て,以下の<能力>を育むことが目標である。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1: 豊かな知識・教養に基づく高い倫理観)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1: 論理的・批判的思考力)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1: 問題発見・解決力)
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1: 挑戦力)
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1: コミュニケーション力)
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1: リーダーシップ・協働力)
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1: 省察力)

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP1,DP3~8及びカリキュラムポリシーCP1,CP3~8に対応しています。
授業の方法 (1)プレゼンテーションの方法(Blackbordメイン、条件が整えばMicrosoftteamsに移行)
パワーポイント(音声、掲示板やチャットツール等での補足)、関連資料配布、eラーニング
(2)授業形態
講義形式、個人作業、一部グループワーク等
授業時間内では毎回授業内テスト(googleフォーム等)を実施し、終了時に解説を含めたフィードバックを行う。
ブロックごとにミニ課題を課し、Blackboardを中心に提出&(掲示板等で全体向けに)フィードバックを行う。
履修条件 原則として社会学科の1年生
授業計画
1 スタートアップ: 自主創造型パーソン(A-1-1)
【事前学習】シラバスを確認し、本講のねらいを把握してくる。 (2時間)
【事後学習】大学時代に何をやっていきたいか、どのような活動をしていくか、プランを考えてみる。 (2時間)
2 「大学における学び」と「反転授業」の実践:日本大学の歴史を題材に(A-6-1,A-7-1)
【事前学習】「自主創造の基礎1」のオンデマンド教材を視聴する。 (2時間)
【事後学習】講義を踏まえて、授業の理解を文理学部の歴史に落とし込んで深める。 (2時間)
3 コミュニケーションと傾聴の重要性:自己紹介と他己紹介を題材に(A-6-1)
【事前学習】1分間の自己紹介を行うことを念頭に、その内容を考え、相手に伝わるように話す練習をする。 (1時間)
【事後学習】質問と傾聴の重要性について、社会調査の観点から整理する。 (3時間)
4 大学での学び方:講義、演習・ゼミ、実習の進め方と受講の仕方、ノートの取り方を学ぶ(A-8-1)
【事前学習】わかりやすい/にくいノート、使いやすい/にくいノート、板書写し/ノート・テイキングの違い、をそれぞれ整理してくる。 (1時間)
【事後学習】別な講義時のノートを、マインド・マップ形式でまとめ直してみる。 (3時間)
5 ネット時代における研究と学習の倫理(A-1-1,A-5-1)
【事前学習】自身ならびに周囲の「ネットの失敗」談をまとめ、その原因を整理・分類しておく。 (2時間)
【事後学習】社会学的研究における「倫理」について、自身の考えをまとめておく。 (2時間)
6 情報資源の発掘と整理・検討時の注意(A-3-1,A-4-1)
【事前学習】大学における図書館等を含めた各種情報資源の所在について、事前に確認しておく。 (2時間)
【事後学習】社会学的研究における情報資源の質・量・速度の関係についてまとめておく。 (2時間)
7 グループワーク&討論の方法(1):ブレインストーミング&KJ法によるグループワークの基礎(A-5-1,A-6-1,A-7-1)
【事前学習】「社会学概論」の教科書から、それぞれの分野を概観し、自分の興味がある分野順に順位をつけてくること。 (1時間)
【事後学習】ブレーンストーミング&KJ法について復習する。 (3時間)
8 グループワーク&討論の方法(2):ブレインストーミング&KJ法による調査研究の企画・設計(A-5-1,A-6-1,A-7-1)
【事前学習】「社会調査入門」の授業内容に基づき、「調査の企画・設計」のプロセスを確認しておく。 (2時間)
【事後学習】グループワークの成果に基づき、再度自身の問題関心を整理しておく。 (2時間)
9 テキスト・クリティークの基本(A-3-1,A-4-1)
【事前学習】高校時代の国語(現代文:評論)の授業内容等を例に、文献講読の基本を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】高校時代の国語(現代文:評論)と学術的文章を読解する際の違いと注意点についてまとめておく。 (2時間)
10 テキスト・クリティークの実践(A-3-1,A-4-1)
【事前学習】指定する論文を読み、主張・説明・論証のチェックを行う。 (1時間)
【事後学習】授業中で作成したレコメンド・シートを校正・推敲し、完成させる。 (3時間)
11 レポートの書き方と引用の理解(1):「剽窃」と「引用」の違い(A-1-1,A-3-1,A-8-1)
【事前学習】過去のニュース等において、「剽窃」として処罰された例を確認し、その内容を整理する。 (1時間)
【事後学習】指定された論文を検索してダウンロードして読む。その上で、どのようなところに引用がなされているか把握し、まとめる。 (3時間)
12 レポートの書き方と引用の理解(2):パラグラフ・ライティングの基本と文献引用の作法(A-1-1,A-3-1,A-8-1)
【事前学習】「社会学評論スタイルガイド(第三版)」にアクセスし、文献情報の記載方法等を確認しておく。 (1時間)
【事後学習】パラグラフ・ライティングの基本とバリエーションをもとに、自身の執筆したレポートの推敲を行う。 (3時間)
13 プレゼンテーションの基礎:レジュメ&パワーポイントの活用方法(A-5-1,A-6-1,A-7-1)
【事前学習】「社会学入門1」の内容等を踏まえ、レジュメの作成方法を確認しておく。 (1時間)
【事後学習】レジュメとパワーポイント、その他のプレゼン方法等を比較し、どのようなメリット・デメリットがあるか、まとめておく。 (3時間)
14 プレゼンテーションのバリエーション:KP法&ポスター発表という実践(A-5-1,A-6-1,A-7-1)
【事前学習】KP法の動画をyoutubeで確認しておく。 (2時間)
【事後学習】自分の作成した他講義のレポートをポスター形式に置き換える。 (2時間)
15 まとめ:これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める(A-8-1)
【事前学習】15回の授業内容について振り返り、最後に質問や要望があればまとめておく (2時間)
【事後学習】シラバスを再度振り返り、次の学期に向けて達成できた点や課題が残った点についてまとめておく (2時間)
その他
教科書 なし。適宜、プリントを配布する。
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:毎回の内容に即して提示した課題に対する記述内容から(A-1-1,A-3-1~A-7-1)(30%)、授業参画度:自己/他己紹介(A-8-1)や一部採用予定のグループワークも含めた授業内における各種作業・課題への取り組み(A-1-1,A-3-1~A-7-1)に即して(20%)、そしてBlackBoard・Microsoft teams等を経由して提示される事後学習に対応した(3-5回実施の)ミニ課題(A-1-1,A-3-1~A-8-1)の内容から総合的に評価します。(50%)
オフィスアワー 基本的にはgoogleフォームで作成した問い合わせフォームで一括して受け付け、内容に応じてBlackboard等の掲示板やメール等でフィードバックします。
備考 【初回講義開始までに、当該授業のBlackBoardのコース登録を行うこと(再履修者、転部・転科・編入学生)】
20200029 : 2020自主創造の基礎1(松橋達矢・前・金2)
*新入生は一括でコース登録済みです。

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