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自主創造の基礎2

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令和2年度入学者 自主創造の基礎2
令和元年度以前入学者 自主創造の基礎2
教員名 松橋達矢
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 全学共通教育科目、社会学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド授業【Blackboard&Onedrive:教員解説部分】と同時双方向型【Blackboard&Zoom&チャットツール:ワーク部分】、課題研究【Blackboard&Onedrive:グループワークに関わる事前・事後課題】の併用
*条件が整えば、一部授業回で対面型と同時双方向型の併用(5回以内)可能性あり。詳細はBlackboard連絡事項で周知
*履修前にBlackboardの登録を済ませておくこと[20200030 : 2020自主創造の基礎2(松橋達矢・後・金2)]
授業概要 社会学的視点・方法の習得とセンス涵養による「自主創造型パーソン」の育成
授業のねらい・到達目標 <知識><技能>
この授業では、現代における様々な社会問題を対象としながら、1)社会学が他の社会科学と比べてどのように異なる方法論的な特徴を持っているのかを把握するとともに、2)テーマならびに設定する問いやアプローチの多様化を許容する社会学の強みと弱みを理解することを通じ、社会学的に考える視点を身に付け、発信するセンスを養うことを目的とします。

<能力>
本科目は、日本大学全学共通初年次教育科目として、日本大学で学び研究することの意義について考えるとともに、専門教育の前段となるいわゆる基礎教育だけではなく、学修して社会人になることの意義やその在り方について授業を通じて理解することで「自主創造型パーソン」を育成することが目的となる。
そのために上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1: 豊かな知識・教養に基づく高い倫理観)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1: 論理的・批判的思考力)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1: 問題発見・解決力)
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1: 挑戦力)
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1: コミュニケーション力)
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1: リーダーシップ・協働力)
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1: 省察力)

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP1,DP3~8及びカリキュラムポリシーCP1,CP3~8に対応しています。
授業の方法 教員によるワークに関する指示(オンデマンド型講義または課題研究に関する簡単な解説資料配布)をもとに、毎回個人(課題研究)またはグループ(同時双方向型)でのワークを実施し、その成果をBlackboardで提出する。その上で課題提出後には、解説を含めた全体向けフィードバックをBlackboard経由で行う。
履修条件 原則として社会学科の一年生のみ履修可能
授業計画
1 ガイダンス:グループで議論することの強みと弱み(A-1-1)
【事前学習】シラバスを熟読して、授業計画や成績評価について疑問点や要望があればまとめておく (1時間)
【事後学習】15回の授業計画について、予習復習のスケジュールを立てておく (3時間)
2 「社会学って何ですか?」と聞かれたら:自然科学と社会科学、社会科学と社会学(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】社会学概論・社会調査入門・社会学の方法の内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえ、再度社会学概論・社会調査入門・社会学の方法の内容を整理する。 (2時間)
3 身近な部分から想像する(1):コンビニの深夜営業規制と元日休業が意味するもの(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】今日のコンビニを取り巻く社会問題について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】自身が集めたもの以外のコンビニを取り巻く社会問題について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
4 身近な部分から想像する(1):なぜわたしたちはコンビニへ足を運んでしまうのか(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】課題論文に目を通し、リコメンドを作成する。 (2時間)
【事後学習】課題論文の論拠についての新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
5 ワールドカフェ1:ワーク1回目(A-1-1,A-6-1,A-7-1)
【事前学習】zoomで受講するため、必要な情報や環境等を確認してこと。 (2時間)
【事後学習】1回目のワークについて、自分でもう一度、引き取って、自分自身の解答を考えてみる。 (2時間)
6 はなれて考えることの困難(1):「若者ことば」が意味するもの(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】今日の「若者ことば」について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】自身が集めたもの以外で「若者ことば」についての新聞・雑誌・ネット記事を再度収集・整理する。 (2時間)
7 はなれて考えることの困難(2):言語・身体・社会(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】課題論文に目を通し、リコメンドを作成する。 (2時間)
【事後学習】課題論文の論拠についての新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
8 はなれて考えることの困難(3):ことばとアイデンティティ(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】東京オリンピックをめぐる言語の問題について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】自身が集めたもの以外で「言語の問題」についての新聞・雑誌・ネット記事を再度収集・整理する。 (2時間)
9 社会の根本から考える:「概念」を捉え返す(1)(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】「民族」について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】社会学各論やデータ収集・分析法入門の講義内容における「概念」の位置づけについて整理・検討する。 (2時間)
10 社会の根本から考える:「概念」を捉え返す(2)(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】「コロナ」について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】社会学各論やデータ収集・分析法入門の講義内容における「概念」の位置づけについて整理・検討する。 (2時間)
11 社会構想と公共性(1):「環境の保全」が意味すること(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】今日の「自然環境保護」について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】「自然」「人間」「社会」のあいだの関係について自分なりに整理・検討しておく。 (2時間)
12 社会構想と公共性(2):「歴史」を「保存」「復元」「復原」する営み(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】課題論文に目を通し、リコメンドを作成する。 (2時間)
【事後学習】課題論文の論拠についての新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
13 社会構想と公共性(3):「聖地巡礼」にみるまちづくりとまちおこしのあいだ(A-1-1,A-3-1,A-4-1,A-5-1)
【事前学習】「聖地巡礼」現象について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】地域側の目線による「コンテンツ・ツーリズム」の功罪について、収集・整理する。 (2時間)
14 キャリア形成について考える(卒業生の話を聞く)(A-1-1,A-5-1,A-8-1)
【事前学習】将来について考えること。 (2時間)
【事後学習】講演者の話を振り返り、自身の将来を踏まえ、大学で学ぶことを考えること。 (2時間)
15 まとめ:社会学の強みと弱みを考える(A-8-1)
【事前学習】後期のこれまでの授業を振り返り、疑問点をまとめておくこと。 (3時間)
【事後学習】授業での質疑応答を踏まえて、後期の授業内容についてまとめておくこと。 (1時間)
その他
教科書 使用せず。適宣プリントを配布する。
参考書 佐藤 俊樹 『社会学の方法―その歴史と構造 (現代社会学)』 ミネルヴァ書房 2011年
盛山 和夫 『社会学とは何か―意味世界への探究 (現代社会学)』 ミネルヴァ書房 2011年
参考書としてあげた二冊は、やや難解だが、社会学の方法についてよくまとまった本なので、参考にすること。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:毎回の内容に即して提示した課題に対する記述内容から(A-1-1,A-3-1~A-7-1)(30%)、授業参画度:グループワークも含めた授業内における各種作業・課題への取り組み(A-1-1,A-3-1~A-7-1)に即して(20%)、そしてBlackBoard等を経由して提示される事後学習に対応した(3-5回実施の)ミニ課題(A-1-1,A-3-1~A-8-1)の内容から総合的に評価する。(50%)
オフィスアワー 基本的にはgoogleフォームで作成した問い合わせフォームで一括して受け付け、内容に応じてBlackboard等の掲示板やメール等でフィードバックします。
備考 1)ワールド・カフェについて
本講義では,学部間横断ワークショップ(ワールド・カフェ(10⽉11⽇(⽇)))を実施します(予備⽇・補講10⽉18⽇(⽇))。
実施形態は,Zoomを使⽤したオンライン授業とします。詳細は授業開始時に連絡します。
2)キャリア形成について考える(卒業生の話を聞く)
現在実施方法や内容について検討中です。詳細については追って連絡します。

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