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社会学入門1

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令和2年度入学者 社会学入門1
教員名 菊池真弓
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(Blackboard:12回)と課題研究(Blackboard:3回)を組み合わせる。
授業概要 社会学の学習に先立って、前期では、大学と高校における授業方法の違いを学習し、この学習後に、講義の聞き方、ノートのとり方、文献の収集方法、文献の読み方、レポートと論文の書き方等を身につける。講義では、社会と社会学の視点、基礎概念等を理解し、個人ないしグループ発表では、教材の読解・整理(レジュメの作成等)・発表を通して、社会学的な研究方法の基礎を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 <知識・技能>
 講義と演習を通して、大学での学習法を身につけ、社会学の視点・方法・基礎概念等を修得する。
<能力>
 上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。
 ・教員が指定した課題に対し、社会学的な観点に立ち、自分の考えや主張できる(A-5-1 挑戦力)。
 ・グループワークや討論を通じ、社会的背景の異なる他者と相互に意思を伝達するとともに、新たな知の創出に向けたリーダーシップを発揮できる(A-6-1 コミュニケーション力、A-7-1 リーダーシップ・協働力)。
 ・これまでに学んだ内容を踏まえ、現代社会の出来事に関心を持ち、社会学的な課題として捉える意欲を持ち続けることができる(A-8-1 省察力)。
 *この科目は文理学部(学士(社会学)のDP及びCP5~8に対応しています。
授業の方法 第1回~12回までの授業実施日(12回)に、Blackboardを通じて、オンデマンド教材を配信する。受講生は、(1)その教材を視聴し、学修すること、(2)課題を解き、期日までに所定の方法で提出すること、(3)課題についての振り返りは、次回授業の冒頭などで行うので、復習すること、(4)質問があれば、Blackboardの掲示板に記入する(適宜、教員からフィードバックを行う)。第13回~第15回の授業(課題研究)については、個別に課題レポートを作成して、Blackboardを通じて期日までに提出する。
 具体的な授業内容は、(1)社会学に関連する基礎的文献を批判的に読み込み、自分の意見や疑問も盛り込んだレジュメを作成・提出、(2)社会学に関する基礎的な知識に関連づけながらレポートを作成・提出、(3)地域社会の現状や問題に関心をもち、疑問点を自発的に調べ考え、社会学的な課題として捉える意欲と力を身につけることを目標とする。ワークシートや課題レポートについては、採点・記述のポイントを提示しつつ、コメント・解説をする。
 ※夏季休暇中には、課題文献を熟読し、レポートの執筆を行う。
履修条件 指定された社会学科1年生およびその他社会学科が認めた学生
授業計画
1 ガイダンス:自己紹介、大学の講義・演習、授業の進め方(オンデマンド授業) (A-6-1)
【事前学習】時間割、シラバス、学部要覧をよく読み、時間割案を作成しておく。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、本日の課題の振り返りを行う。 (2時間)
2 社会学とは:社会学の対象分野と社会学視点、社会学科のカリキュラムの確認(オンデマンド授業)(A-5-1)
【事前学習】学科HPや学部要覧、シラバス、ガイダンス資料等に目を通しておく。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、自身の関心のある研究領域を学ぶために適切な履修順序を考える。 (2時間)
3 大学での学びを考える:高校と大学の違い、ノートテイキングの基本的なポイントを説明することができる(オンデマンド授業)。
【事前学習】高校と大学の違い、大学での学ぶ上での疑問点を整理しておく。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、大学での学び、ノートテイキングのポイントを振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
4 聴いて相手を理解する(1):「聞く」と「聴く」の違いを説明することができる。他者の話を傾聴し、適切な質問をすることができる(オンデマンド授業)。(A-6-1)
【事前学習】コミュニケーションのことばの意味と方法について調べておく。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、他者とのより良いコミュニケーションについて振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
5 聴いて相手を理解する(2):ブレーンストーミング法(BS法)の意味と方法について説明することができる(オンデマンド授業)。(A-6-1、A-7-1)
【事前学習】ブレーンストーミング法(BS法)の意味と方法について調べておく。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、BS法を活用法を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
6 アカデミックスキル(1):インターネット上における情報の信頼性や優先順位を説明し、適切な情報を収集することができる(オンデマンド授業)。
【事前学習】インターネットを使い、キーワードに関する定義・文献リストを作成する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、情報の信頼性、適切な情報収集の方法を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
7 アカデミックスキル(2):図書館を利用して、適切な文献検索や情報収集ができる(オンデマンド授業)。
【事前学習】前回の授業で作成したキーワード・文献リストに修正をする。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、図書館を活用した文献検索や情報収集の方法を振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
8 アカデミックスキル(3):書籍、新聞記事等を読み、要約の作成や作者の意図を的確に読み取ることができる(オンデマンド授業)。(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】事前配布した課題資料に目を通しておく。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、課題資料の内容を踏まえ、文章の要約のポイントを振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
9 アカデミックスキル(4):レポート、論文の構造を理解し、レジュメ作成することができる(オンデマンド授業)。(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】事前配布した課題資料を読み、レジュメを作成する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、レジュメ作成のポイントを振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
10 アカデミックスキル(5):アカデミックライティングの基礎を説明することができる。PREP法を使用して、レポートを作成することができる(オンデマンド授業)。(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】PREP法の意味と方法について調べておく。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、PREP法のポイントを振り返って理解を深め、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
11 課題論文の講読・レジュメ作成・提出(1):課題論文に目を通し、レジュメを作成・提出する(オンデマンド授業)。(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】課題論文を読み、レジュメを作成し、提出の準備をする。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、レジュメ作成・提出を踏まえて、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
12 自分や相手の大切さを知る:ハラスメントがあった場合の対応方法、社会的なルールとマナー、著作権や情報の取り扱いなどについて説明することができる(オンデマンド授業)。(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】前期の大学の授業を振り返り、疑問点などを整理しておく。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、社会的なルール、他者との関係などを振り返り、夏季休暇中の目標・計画を考える。(A-8-1) (2時間)
13 課題論文の講読・レジュメ作成・提出(2):課題論文に目を通し、レジュメを作成・提出する(課題研究)。(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】課題論文を読み、レジュメを作成し、報告の準備をする。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、レジュメ・発表・討論の内容を踏まえて、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
14 課題論文の講読・レジュメ作成・提出(3):課題論文に目を通し、レジュメを作成・提出する(課題研究)。(A-5-1、A-6-1、A-7-1)
【事前学習】課題論文を読み、レジュメを作成し、報告の準備をする。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、レジュメ・発表・討論の内容を踏まえて、リフレクションシートを記入する。(A-8-1) (2時間)
15 まとめ:前期の振り返り(課題研究)
【事前学習】第1回から第14回までに学んだ内容を整理しておく。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間)
【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、大学における自身の社会学の学び方や研究計画をまとめておく。 (2時間)
その他
教科書 使用しない。
※文献講読の書籍については、受講学生と相談しながら確定する。
参考書 栗田宣義 『図説雑学 社会学』 ナツメ社 2006年
久門道利・杉座秀親編 『社会理論と社会システム』 弘文堂 2018年 第3版
佐藤郁哉 『フィールドワーク 増訂版 書を持って街へ出よう』 新曜社 2006年
森下伸也 『社会学がわかる事典』 日本実業出版 2000年
※適宜、授業内で紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:毎回の授業で課すワークシート・リフレクションシート(70%)、授業参画度:質疑など(掲示板への書き込み)の積極的な参加姿勢(10%)、期末課題レポート(20%)
 レポートでは、課題の提出情報、ならびに課題を通じた「今日的な社会問題」への積極的な取り組みからA-5-1を評価する。また、ワークシート、授業参加度では、A-6-1やA-7-1を、毎時間の振り返りを兼ねたリフレクションシートの記載内容では、A-8-1をそれぞれ評価する。
オフィスアワー 質問は、随時、Blackboard(掲示版)で受け付け、随時フィードバックを行う。また、レポート課題のフィードバックは、個別に行う。
備考 初回講義開始までに、当該授業のBlackBoardのコース登録を行うこと。

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