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社会学応用講義Ⅰ

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令和元年度以前入学者 社会学応用講義Ⅰ
教員名 鈴木彩加
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 新型コロナウイルスの感染状況をかんがみ、この授業はオンラインで実施する。授業形態はオンデマンド方式である。BlackBoardに毎週動画をアップロードするので、各自で視聴すること。アクセスが集中し視聴できないようであれば、動画は受講者のみ閲覧可能な状態にしたYouTubeへとアップロードし、視聴するためのURLをBlackBoardに掲載することにする。変更する場合はBlackBoardにてアナウンスする。コメントシートおよび期末レポートはいずれもBlackBoardに提出してもらう。
BlackBoardID:20202059
授業概要 今年度この授業では家族社会学の講義を実施する。家族社会学の基本概念を押さえるとともに、今日の家族を取り巻く状況を各種統計データをふまえながら押さえ、現代社会においてなぜ様々な「家族問題」が生じているのかを講義する。
授業のねらい・到達目標 <知識・技能>
①家族社会学における基本概念を理解し、説明できる。
②統計データをふまえて今日の家族をめぐる状況を論理的に把握し説明することができる。
<能力>
上記の<知識>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。
・家族社会学の知見を学ぶことによって、自身の認識の外側に存在する社会に対する関心を持ち、理解するために必要な情報や知識をみずから収集することができる(A-5-2 挑戦力)。
この科目は文理学部(学士(社会学)のDP5及びCP5に対応しています。
授業の方法 授業は講義形式で行う。コメントシートを用いて可能な限り双方向型の授業を実施する。
授業計画
1 イントロダクション:家族をめぐる現状
【事前学習】シラバスを読み、授業全体の流れを理解する。 (1時間)
【事後学習】家族に関連した社会問題にはどのようなものがあるかを新聞等で調べる。 (2時間)
2 家族とは何か①:家族概念をめぐる学説史
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】授業内で紹介した文献のなかからひとつ選んで読む。 (4時間)
3 家族とは何か②:家族の歴史的変化
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】現代にも残る家族制度の問題点をひとつ取り上げ、法律と慣習の両面から問題点を整理する。 (2時間)
4 家族と貧困(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】ひとり親世帯の支援策としてどのようなものが実施されているか調べる。 (2時間)
5 家族と福祉(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】福祉レジームの類型を整理して理解する。 (3時間)
6 結婚(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】現在どのような婚活サービスがあるのか調べてくる。 (3時間)
7 離婚(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】日本の離婚制度についてノートを整理する。 (3時間)
8 家族と仕事(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】ワーク・ライフ・バランス政策について調べる。 (4時間)
9 家事と育児(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】授業内で示した資料を読んでくる。 (3時間)
10 妊娠と出産(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】授業内で示した資料を読む。 (3時間)
11 親‐成人子関係(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】現代社会において、どのような状態が「親から自立した状態」といえるか、授業内容を踏まえて自分の考えを整理する。 (3時間)
12 家族と暴力(A-5-2)
【事前学習】家庭内暴力を扱った新聞記事を探し、読んでくる。 (1時間)
【事後学習】授業内で示した資料を読む。 (3時間)
13 多様化する家族①:親密性と親密圏(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】授業内で示した文献を読む。 (3時間)
14 多様化する家族②:多文化家族とLGBTQ(A-5-2)
【事前学習】教科書の該当ページを読んでくる。 (1時間)
【事後学習】多文化家族または同性カップルのいずれかについて、日本以外の国ではどのような支援策が実施されているか調べる。 (2時間)
15 授業のまとめ:日本で少子化が進む理由を考える
【事前学習】教科書を読んでくる。 (2時間)
【事後学習】日本ではなぜ少子化が進むのか、自分の言葉で整理する。 (4時間)
その他
教科書 岩間暁子・大和礼子・田間泰子 『問いからはじめる家族社会学:多様化する家族の包摂に向けて』 有斐閣 2015年
授業は基本的に教科書に沿って進めるので購入すること。
参考書 授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:現代社会で生じている家族に関する社会問題を新聞記事からひとつ取り上げ、家族社会学の知見を踏まえて論じる(A-5-2 挑戦力)。(70%)、毎回コメントシートを提出してもらう。(30%)
以上を踏まえ、A-5-2(挑戦力)の修得状況を評価する。
オフィスアワー 質問がある場合はBlackBoardに掲示板を設置するので、そちらに書き込むこと。

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