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教育学基礎論1

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令和2年度入学者 教育学基礎論1
教員名 杉森知也
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 課題研究+オンデマンド(PowerPointまたはPDF等による講義資料配信と録画または音声による授業配信の組み合わせ)で実施する
Blackboard ID: 20202269
授業概要 教育学を体系的に学んでいくための基礎的な技能と知識を習得する
授業のねらい・到達目標 この授業では、初年次導入教育として、教育学を体系的に学んでいくための基礎を習得することをめざす。次の項目について十分習得することが期待される。
大学の授業と高校の授業の違い/大学生の生活と学業の関係/ノートの取り方/論述式の試験問題への答え方/レジュメの書き方(形式や工夫)/小論文・レポートの書き方/書評の方法/文献の引用ルールや註の付け方/剽窃や盗用の問題性/図書館の図書利用の仕方/図書館の図書の分類/図書館での端末利用の仕方/日大文理のOPACの利用法
本科目の到達目標は、以下のとおりである。
(1)大学で学んでいくための基本的な倫理観が身についている(A-1-1)
(2)伝えたいことを正確に伝えることができる(A-6-1)
この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの1, 6に対応しています。
授業の方法 (1)プレゼンテーションの方法
講義資料の配信、動画または音声配信によるeラーニング
(2)授業形態
講義、個人作業
また、半期を通して教科書を読破し、その書評を課題レポートとして課す。課題の達成には、関連する内容を扱った複数の論文を、自身で探し読み込むことが求められる。
履修条件 指定された同一教員の教育学基礎論2を履修すること。
授業計画
1 スタートアップ(オンデマンド)
【事前学習】シラバスを確認し、本講のねらいを把握する。 (1時間)
【事後学習】指定教科書を継続的に読み進める。 (10時間)
2 大学図書館の利用法: 文理学部図書館の使い方と図書・論文の検索方法(A-1-1)(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】文理学部図書館のHPをよく閲覧しておく。 (1時間)
【事後学習】J-STAGEを利用して、山田浩之「信頼と不信 ─錯綜する教師へのまなざし─ 」(教育社会学研究第86巻、2010年)をJ-STAGEで検索して印刷する。 (1時間)
3 引用のルールと注釈のつけ方①: 「剽窃」と「引用」の違い(A-1-1)(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】引用と剽窃の違いについて調べる。 (1時間)
【事後学習】印刷した論文を読む。 (1時間)
4 引用のルールと注釈のつけ方②: 引用のつけ方の説明(A-1-1)(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】印刷した論文中、「」などで引用されている部分にマークする。 (1時間)
【事後学習】印刷した論文中、どのようなことをどのように引用されているか把握する。 (1時間)
5 引用のルールと注釈のつけ方③: 注釈のつけ方の説明(A-1-1)(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】印刷した論文中、著者が注釈をどのようにつけているか確認し、別の色でマークする。 (1時間)
【事後学習】印刷した論文の引用・参考文献・注釈の示し方を再度見ながら、本時の授業でやった内容を再確認する。 (1時間)
6 書評の書き方: クリティカルシンキングのススメ(A-1-1)(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】配信される講義プリントを読む。 (1時間)
【事後学習】課題レポートの作成を進める。 (4時間)
7 引用のルールと注釈のつけ方④: 引用と注釈の実践(A-1-1)(課題研究)
【事前学習】印刷した論文と「似たテーマの論文」を1本以上J-STAGEで検索・ダウンロードして読む。それらの論文をまとめて要約したものをA4×1枚で作成し、Blackboardで仮提出する。 (3時間)
【事後学習】多い間違いについては全体にフィードバックされるので、それをもとに再チェック・修正してBlackboardで提出する。 (1時間)
8 論理的な文章を書くには: 「悪文」を添削する(A-6-1)(課題研究)
【事前学習】最後に提出する課題レポートの作成を進める。 (5時間)
【事後学習】本時の講義とワークをもとに、課題レポートの見直しをする。 (1時間)
9 パラグラフ・ライティング(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】京王線新宿駅から文理学部正門までの行き方について、インターネット等で詳しく調べておく。 (1時間)
【事後学習】これまでに作成したレポートのパラグラフを見直し、必要があれば書き直す。 (1時間)
10 レポートと発表用レジュメの書き方(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】課題レポートの作成を進める。 (2時間)
【事後学習】後期の授業でおこなうレポートのテーマを考えておく。 (2時間)
11 教科書の読み込みについての質問: Blackboardの質問掲示板に調べてもわからないことがあれば質問として書き込む→学生同士でも回答・意見交換等をおこなう(課題研究)
【事前学習】教科書を、この回までにある程度、読み終え、質問を出しておく。 (5時間)
【事後学習】質問への回答は教員のほか、活発に学生間でもやりとりをしておく。 (1時間)
12 レポートテーマを考える(課題研究)
【事前学習】自身の教育学分野における興味をもとに、後期レポート課題となるテーマを自身で仮設定する。 (3時間)
【事後学習】講義資料をもとに、レポートテーマの「絞り込み」作業を進める。 (2時間)
13 後期の論文テーマについての質疑(課題研究)
【事前学習】テーマの絞り込み作業を進め、Blackboardで提出する。 (3時間)
【事後学習】講義資料をもとに、テーマ案を再修正し、Blackboardで提出する。 (1時間)
14 後期の論文テーマについての応答(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】テーマに関連した論文・データについて、J-STAGE等を駆使して調べておく。 (1時間)
【事後学習】先行研究リストを充実させる。 (2時間)
15 課題(ブックレビュー)の提出と前期授業全体のフィードバック(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】課題の校正をおこない、Blackboardで提出する。 (1時間)
【事後学習】継続して先行研究・データの収集、読み込みをする。 (1時間)
その他
教科書 鈴木大裕 『崩壊するアメリカの公教育―日本への警告』 岩波書店 2016年
このほかに、適宜、プリントを配布する。
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート:課題レポート(ブックレビュー)、後期の研究テーマ案の質(倫理的な手続きを踏んだアウトプットが作成できたか A-1-1、伝えたいことを正確に伝えることができたか A-6-1)(60%)、授業内テスト:小レポートの質(授業または事後学修で課すもの)(伝えたいことを正確に伝えることができたか A-6-1)(10%)、授業参画度:主として課題レポート(ブックレビュー)の質問と回答に関わる参画度(30%)
課題レポート(ブックレビュー)は、指定教科書を各自で読み込み、授業で解説する書評の書き方/引用・参考文献の示し方等の理解を駆使して作成するもの(Wordにて作成、A4×3枚以上、40字×36行指定)を課す。ブックレビュー作成に当たって、Blackboard内で学生同士で意見交換する場を設定する。質問と回答をできる限り学生同士でおこなう「学び合い」を深めて欲しい。
オフィスアワー 随時、Blackboardまたはe-mailで質問を受け付ける。アドレスは、授業開始時に伝える。
備考 1. 課題(ブックレビュー)レポートはA4版(40字×36行×3枚以上)、かならずWordを使用して作成すること。わからない用語等は自身で調べること。どうしてもわからないことはBlackboardの課題掲示板に書き込むこと。教員からも様子を見てアドバイス等をおこなうが、可能な限り学生同士で回答・意見交換を活発におこなってもらいたい。
2. 事前・事後学修の時間はおおよその目安であり、読み込み・調査等は各自、かかる時間は大きく異なる。最低時間として考えて欲しい。教科書の読み込みと質問は継続しておこなっておくこと。第11回の授業週を目途に、おおよそ読み込みは終えておくこと。
3. 受講生の機器等準備状況によって、授業の形態を変更することもあり得る。また、不測の事態が起き得るが、できる限り学生の事情は考慮するので必要があれば適宜、Blackboard等で事前に相談すること。

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