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教育学演習1

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令和元年度以前入学者 教育学演習1
教員名 北野秋男
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 「課題研究」として対応します.
シラバス上に課題を明記します。追加の課題や資料、変更点などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。コロナウィルスの感染拡大のため、講義形式の授業の仕方が困難になったため,この授業では予定を変更して、次のように進めます。
授業形式の基本は、テキストを読んで4回(4回目、7回目、10回目、14回目)の課題に答えてもらいます。課題の再提出は、最終回までに提出して頂ければ結構で。ただし、何かの事情で提出できない場合には、理由を申し出て下さい。延期も認めます。
授業概要 教育学についての理解を深めていくことを目的とするが、具体的なテーマは文献を調べて、基本的な教育学のレポートを作成することである。まずは、専門的な教育学辞典から「学力」の問題を選び、学力問題を多面的に見ることを習得する。次に、指定文献と各自が個別のテーマを設定し、自由に文献を選んで、学力問題を論じてい見る。文献を調べてレポートを作成する。
授業のねらい・到達目標 この授業では、「教育学基礎論1・2」で学んだことを基本として、具体的な課題を調べ、考察し、考えるためのさまざまなスキルを身につけ、教育学についての理解を深めていく。次の項目について十分習得することが期待される。ディスカッションの仕方/統計データを批判的に読む読み方/メディア報道を批判的に読む/インターネット情報の引用ルール/インターネットでの本の買い方/文科省や教委のHPの活用法/英文HPの検索と閲覧/「国立国会図書館サーチ」(NDL Search)の活用法/CiNii及びJ-STAGEの利用/図書館間相互貸借(ILL)での文献入手/パラグラフ・ライティングの仕方など。ただし、本年度は講義形式の授業が出来なので、各自が、シラバスに沿って、こうした授業内容の理解に努めてほしい。コロナウィルスの感染拡大のため実現できないテーマもある。

到達目標は、(1)与えられた条件のもと、他者にとってわかりやすいかどうかを十分に検討したうえで、理由と根拠に基づいた主張を展開できる(A3-2)、(2)自分なりの貢献の仕方を考えながら、一つの目標に向かって他者と力を合わせて行動することができる(A7-2)(3)本や資料を読んで、課題を見つける方法を理解し、報告をした上で、完成レポートを作成できる。


この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP1,CP4,CP7に対応しています。
授業の方法 上記の項目を習得するために、各自が本や資料を読んで、課題を見つける方法を理解する。見つけた課題を、さらに図書館やHPなどを使って自分で調べる。課題となる問題は、現在の教育学上の学力の問題について、各自が自分で調べることを目指す。一人、一つのトピックを選んで資料を基に報告する。提出されたレポートは添削、もしくは採点して返却する。
履修条件 必修なので、必ず参加すること。
授業計画
1 シラバスをよくお読みください。課題をシラバス上で明示します。レポートは3回提出してください。
不備があった場合には、修正や再提出を求めます。最終回までに再提出してください。ただし、何か事情があれば、申し出て下さい。延期も認めます。追加の課題や資料、変更などあれば、Blackboardで知らせます。
【事前学習】学力に関する基本文献をリストアップする。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
2 「教育学辞典」「教育評価事典」「カリキュラム辞典」「教育思想辞典」など、教育学関連の辞典から、「学力」に関係する項目(「学力論争」「学力と評価」「基礎学力」など自由)を探して、2項目を選んでください。WEB上から入手できるものでも構いません。
【事前学習】学力論の視点や考え方を辞典をもとに、整理する。 (2時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
3 教育学関連の辞典から、「学力」に関係する2項目について、それぞれについて2つのレポートを作成してください。
草稿を送っていただければ、内容を点検し、各自に修正点を示します。
【事前学習】学力論の視点や考え方を辞典をもとに、文章化する。 (2時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
4 1回目の課題:教育学関連の辞典から、「学力」に関係する2項目について、それぞれについて、内容をまとめ、レポートを作成する。字数:40字X40行1枚以内。2つ提出。それぞれに辞典名と出版社、発行年を明記すること。
【事前学習】レポートの作成方法、内容、要点のまとめ方、文献表記など事前に予習すること。 (2時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
5 修正、再提出などあれば、再提出を求めます。もしも、何か事情があれば、最終回までに提出して頂ければ結構です。
【事前学習】課題の再点検をして下さい。 (2時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめること (2時間)
6 レポート書く際のトピックの選び方、アウトラインの作成の仕方など、「論文作成術」やWEB上の記事で、各自が大切なポイントを考えてみましょう。
【事前学習】文章作成の基礎である「トピック選びとアウトラインの作成」に関する基本知識を予め予習すること。 (2時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめること (2時間)
7 「テストで計れる学力とは何か」というテーマで、トピックを決めて、アウトラインを作ってみて下さい。

2回目の課題:「テストで計れる学力とは何か」というテーマで、トピックを決めて、アウトラインを作ってみる。その際に、問題となることと自己の結論を明確に提示してください。字数:1,600字程度。40字X40行1枚以内。
【事前学習】「課題を文章化して下さい。 (2時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
8 指定文献である市川伸一2004「学力低下論争」(ちくま書房)を入手し、「学力低下」の問題の要点を書きだしてみて下さい。
【事前学習】課題の再点検をして下さい。 (2時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
9 市川伸一2004「学力低下論争」(ちくま書房)を仮読みし、「学力低下」の問題の背景と問題点を考えてみる。草稿が書ければ、提出も可能。コメントをして修正点を示します。
【事前学習】課題の本の仮読みをして、内容を理解してください。 (2時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
10 3回目の課題:市川伸一2004「学力低下論争」(ちくま書房)を入手し、「学力低下」の問題の背景と問題点を述べる。字数:3,000字程度。40字X40行で2枚。
修正、再提出などあれば、再提出を求めます。もしも、何か事情があれば、最終回までに提出して頂ければ結構です。
【事前学習】国立国会図書館の情報検索サイトを活用して、予め文献を入手しておくこと。 (3時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (1時間)
11 「学力問題」に関する文献(図書や雑誌論文)を国会図書館や文理学部図書館から検索し、自分が興味ある文献を自由に3点選んでください。リストも作成してください。リストは提出する必要はありません。
【事前学習】文理学部図書館の使い方、とりわけ、文献検索をマスターしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間)
12 「学力問題」に関する文献を3点の中の一つを選んで、仮読みしてください。その際に、著者の課題としたこと、内容上の重要な点を挙げてみて下さい。
【事前学習】入手した資料を仮読みする問題点を挙げる。 (3時間)
【事後学習】報告内容の修正と完成。 (1時間)
13 課題に関するA4(40字X40字)2枚程度の草稿チェックを希望する人は出してください。添削し、修正して送ります。
【事前学習】草稿レポートを作成すること。 (3時間)
【事後学習】草稿レポートの再確認と修正。授業の要点と課題をノートにまとめること。 (1時間)
14 最終課題の提出:課題名「学力問題に関する文献を1点選び、著者が問題とする点や学力の内容を論じて下さい。」
字数:3,000字程度(A4・2枚。40字X40行で設定)。参考文献:1点以上明記すること。 注意点:熟読し、よく考え、自分の言葉で書くこと。課題への質問と面接
【事前学習】レポートの内容を理解し、確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】草稿レポートの修正と完成。完成レポートの作成。 (2時間)
15 提出されたレポートで修正や再提出の必要なものを知らせます。事情のある人は、申し出て下さい。延期も認めます。
【事前学習】課題の修正、再提出。 (3時間)
【事後学習】課題の要点と課題をノートにまとめ、今後の学習プランを検討すること。 (1時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業参画度(30%)
課題レポート、課題レポートの修正・再提出など、授業への参画度などにより、総合的に評価する。
オフィスアワー 質問や意見などあれば、メールにてお願いします。
Blackboard ,もしくはak0924@minuet.plala.or.jp に送ってください。その場合は、必ず「科目名」と「学科・学年・学生証番号・氏名」を明記した上で、質問内容を明確にして送信してください。
備考 何かの事情で期限内に課題が提出できない場合には、理由を申し出て頂ければ、考慮します。
何か不明な点や質問があれば、メールにてお願いいたします.
追加の課題や資料、変更などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。

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