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令和元年度以前入学者 | 教育学演習1 | ||||
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教員名 | 広田照幸 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 課題研究(15回)にオンデマンド型(2回)を組み合わせる。 |
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授業概要 | 教育学を学ぶための基礎的知識を習得させつつ、大学でのアカデミックな学修に必要なスキルを併せて修得させる。なお、自治体での教員の研修講師や組合での研修講師をたくさんこなしてきた経験を踏まえて、知識やスキルの修得に関しては、現場の教員に必要になる知識やスキルが何であるかを重視しつつ、授業を進める。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、教育学関連の文献を使いながら、①論理的な文章を読みこなし、②その論理や形式に慣れ、③読んだものを自分の思考に生かし、④調べたことを付け加えながら、⑤自分なりに論理を展開できることを、前期の目標にする。また、⑥学術的な文章のスタイルに慣れ、それを読みこなせることも目指す。 本科目の到達目標は以下のとおりである。 (1)与えられた条件のもと、他者にとってわかりやすいかどうかを十分に検討したうえで、理由と根拠に基づいた主張を展開できる(A3-2) (2)自分なりの貢献の仕方を考えながら、一つの目標に向かって他者と力を合わせて行動することができる(A7-2) (3)教育学についての文献の収集・引用の仕方を理解している。 (4)論理的に適切なやり方で、教育学の特定の主題を体系的に議論できる。 この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの3,7に対応しています。 |
授業の方法 | メールと「e-Learning(Blackboard)」を使った遠隔授業で進める。受講者は、あらかじめ提示された各回の課題に取り組み、成果物を提出する。受講者は文理学部のポータルサイト(http://portal.educ.chs.nihon-u.ac.jp/)にある「e-Learning(Blackboard)」にアクセスして、詳細な授業進行を書いた「第1回課題資料 基礎論1(広田) シラバス詳細版」をダウンロードして授業の進め方を確認すること。本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の流れを理解し、これからの課題に取り組む準備をする。
【事前学習】シラバスを事前に確認して、自分なりに予習をして、授業の中で何を学ぶのかを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】自分がこれから学ぶ諸課題の意義を確認するとともに、本を読んだり情報を集めたりして、それらの課題への関心を高める。 (2時間) |
2 |
教育問題と言説:考えながら本を読むスキル
【事前学習】これまでの自分の「教育問題」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「教育問題」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
3 |
教育問題の状況論:本を読んで要約して考える
【事前学習】これまでの自分の「教育問題の状況」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「教育問題の状況」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
4 |
教育問題の原因論:因果関係の説明を疑いながら読む
【事前学習】これまでの自分の「教育問題の原因」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「教育問題の原因」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
5 |
教育問題のとらえ方の全体像:解決策の議論も含めて教育問題のとらえ方を見直す
【事前学習】これまでの自分の「教育問題の解決策」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「教育問題の解決策」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
6 |
選抜の中の個性:広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会、2001年)の序章「教育言説の歴史社会学」と第3章「職業指導における〈個性〉」を読む
【事前学習】これまでの自分の「個性」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「個性」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
7 |
早期選抜制の功罪:広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会、2001年)第4章「早期選抜制の昔と今」を読む
【事前学習】これまでの自分の「早期選抜」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「早期選抜」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
8 |
学歴主義の歴史:広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会、2001年)の第5章「学歴主義の制度化と展開」を読む
【事前学習】これまでの自分の「学歴社会」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「学歴社会」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
9 |
校則問題:広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会、2001年)の第6章「校則の論理と校則問題の現在」を読む
【事前学習】これまでの自分の「校則」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「校則」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
10 |
体罰問題:広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会、2001年)の第7章「大正期の一体罰事件と〈教育問題〉」を読む
【事前学習】これまでの自分の「体罰」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「体罰」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
11 |
しつけの歴史的変容:広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会、2001年)の第8章「しつけの社会史」を読む。
【事前学習】これまでの自分の「しつけの変容」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「しつけの変容」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
12 |
学校に対するまなざし:広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会、2001年)の第10章「学校像の変容と〈教育問題〉」を読む。
【事前学習】これまでの自分の学校観を振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の学校観をとらえ直してみる。 (2時間) |
13 |
教育を歴史的に振り返ってみる意義を考える:思考の材料を集める
【事前学習】これまで学んできたことを振り返り、「教育を歴史的に振り返ってみる意義」を論じるポイントを考えてみる。 (2時間) 【事後学習】課題の作業をしていった結果、新たに分かったことをふまえて、「教育を歴史的に振り返ってみる意義」を論じるプロットを作る。 (2時間) |
14 |
子供へのまなざしの変化:広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会、2001年)の第12章「〈子供の現在〉をどうみるか」を読む
【事前学習】これまでの自分の「子供の変化」イメージを振り返って整理してみる。 (2時間) 【事後学習】作業した課題を振り返りつつ、指定されたテキストを読み直して、自分の「子供の変化」イメージをとらえ直してみる。 (2時間) |
15 |
最終レポートの完成と提出
【事前学習】これまで学んだことを生かして、最終レポート作成の準備を進める。 (2時間) 【事後学習】自分が書いた最終レポートを振り返り、この授業で何を身につけることができたのかを振り返る。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 広田照幸・伊藤茂樹 『教育問題はなせまちがって語られるのか?』 日本図書センター 2010年 広田照幸 『教育言説の歴史社会学』 名古屋大学出版会 2001年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:最終レポート(30%)、課題の成果物(70%) レポートは、この授業の最後までに各自で準備を進め、執筆、提出してもらいます。 |
オフィスアワー | メールで随時受け付ける |