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教育学演習2

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令和元年度以前入学者 教育学演習2
教員名 間篠剛留
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 同時双方向型授業+対面授業(学期中最大5回)
Blackboard:20202292 : 2020教育学演習2(間篠剛留・後・水5)
初回授業は対面授業を実施する。対面授業に参加できない場合には、Zoomでの参加とする。事前にBlackboardにて参加方法を確認すること。
授業概要 説得力ある研究レポートを作成する―教育問題の過去と現在―
授業のねらい・到達目標 この授業では、「教育学基礎論1・2」で学んだことを使いこなしながら、具体的な課題を調べ、考察し、考えるためのさまざまなスキルを身につけ、教育学についての理解を深めていく。次の項目について十分習得することが期待される。
 小論文・レポート作成のための文献の検索と収集/文献の批判的講読と論理の組み立て/個人報告やグループ報告によるプレゼンテーションの仕方/小論文・レポートの修正と完成など。

また、担当教員は高校教員向けのアクティブラーニング研修会講師を務めた経験がある。その経験から、アクティブラーニングの具体的方法についても、授業内で解説する

本授業の到達目標は以下のとおりである。
(1)課題に対して自らの論理や主張を提示し、小論文・レポートの形式にまとめることができる。(A4-2)
(2)個人報告やグループ報告の形でプレゼンテーションを行うことができる。教員や他の履修者からのアドバイスをもとに、自らの課題・論理を修正し、まとめることができる(A8-2)
(3)自分なりの貢献の仕方を考えながら、一つの目標に向かって他者と力を合わせて行動することができる(A7-2)

この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの4,8に対応しています。
授業の方法 <授業全体について>
グループによる研究発表と、個人研究レポート執筆とを行う。
それに先立って、研究(リサーチ)とはどのようなもので、どのような手順で行うべきかについての授業を行う。

<グループによる研究発表について>
履修者全体を6グループ程度に分け、研究発表を行う。
教育問題を歴史的に検討するものであれば、テーマは自由。たとえば以下のような観点で検討を進めていく。
・現在教育問題として論ぜられていることが、過去どのように論ぜられていたのか。
・問題についての議論はどのように進展してきたのか。現代の論ぜられ方の特徴は何か。
・現在の議論で見落とされていることはないか。
・過去の議論で主張されていたにも関わらず実現・解決できていないことは何か。それはなぜ実現・解決できていないのか。
発表時間は25分+質疑応答10分とする(ただし、履修者数によって調整する可能性あり)。

<個人研究レポートについて>
テーマは教育に関連するものであれば自由。字数は6000字程度。詳細は授業中に説明する。
個人研究レポートに向けて、読書レポートのプレゼンや、アウトラインの相互検討などを行う。
履修条件 同一教員の「教育学演習1」(前期)、「教育学演習2」(後期)をあわせて履修すること。
授業計画
1 【対面授業】ガイダンス―「研究とは何か」を考える、グループ分け
【事前学習】グループ研究発表の課題案を作成する (2時間)
【事後学習】読書レポートの作成 (2時間)
2 【同時双方向型】読書レポートプレゼン
【事前学習】プレゼンの準備 (2時間)
【事後学習】個人研究レポートの課題設定を行う (2時間)
3 【対面授業】グループで議論をすすめるためのポイント、
グループ研究発表の準備①:テーマについての検討
【事前学習】グループ研究発表のテーマの候補を考える (2時間)
【事後学習】授業内容をもとに自分たちのグループ研究をすすめる (2時間)
4 【同時双方向型】研究方法を学ぶ①:トピック・問い・課題
グループ研究発表の準備②:文献の検証、重要文献の決定
【事前学習】グループ研究発表のテーマの候補を考え、それに関する文献リストを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容をもとに自分たちのグループ研究をすすめる (2時間)
5 【同時双方向型】研究方法を学ぶ②:ソース
グループ研究発表の準備③:文献にもとづいた議論
【事前学習】グループ研究のために集めた資料を整理する (2時間)
【事後学習】授業内容をもとに自分たちのグループ研究をすすめる (2時間)
6 【同時双方向型】研究方法を学ぶ③:議論の骨格と主張
グループ研究発表の準備④:アウトライン作成、足りない資料の検討
【事前学習】担当グループは授業準備、それ以外のグループは担当グループから示された課題に取り組む (2時間)
【事後学習】授業内容をもとに自分たちのグループ研究をすすめる (2時間)
7 【同時双方向型】研究方法を学ぶ④:理由・根拠、反論に備えること
グループ研究発表の準備⑤:研究発表の見直し
【事前学習】担当グループは授業準備、それ以外のグループは担当グループから示された課題に取り組む (2時間)
【事後学習】授業内容をもとに自分たちのグループ研究をすすめる (2時間)
8 【同時双方向型】個人研究レポートアウトラインの相互検討①
グループ研究発表の準備⑥:グループ研究発表アウトラインの相互検討
【事前学習】個人研究レポートアウトラインの作成 (2時間)
【事後学習】個人研究レポートアウトラインの修正 (2時間)
9 【同時双方向型】日本大学教育学会の発表から研究の在り方を学ぶ
【事前学習】自分たちの研究の方法を振り返る (0時間)
【事後学習】研究の在り方について検討し、自分たちの研究に反映させる (2時間)
10 【同時双方向型】グループ研究発表とそれに基づく相互討論①
【事前学習】担当グループは授業準備、それ以外のグループは担当グループから示された課題に取り組む (2時間)
【事後学習】事後レポート(課題は担当グループが当日発表) (2時間)
11 【同時双方向型】グループ研究発表とそれに基づく相互討論②
【事前学習】担当グループは授業準備、それ以外のグループは担当グループから示された課題に取り組む (2時間)
【事後学習】事後レポート(課題は担当グループが当日発表) (2時間)
12 【同時双方向型】グループ研究発表とそれに基づく相互討論③
【事前学習】担当グループは授業準備、それ以外のグループは担当グループから示された課題に取り組む (2時間)
【事後学習】事後レポート(課題は担当グループが当日発表) (2時間)
13 【対面授業】個人研究レポートアウトラインの相互検討②
【事前学習】個人研究レポートアウトラインの作成 (2時間)
【事後学習】個人研究レポートの執筆 (2時間)
14 【対面授業】個人研究レポート(一次提出)の相互検討
【事前学習】個人研究レポート(一次提出)の完成 (2時間)
15 【対面授業】個人研究レポートへのアドバイス、全体の総括
【事前学習】個人研究レポートの修正 (2時間)
【事後学習】個人研究レポートの完成 (4時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員  『学生による学生のためのダメレポート脱出法』 慶應義塾大学出版会 2014年
戸田山和久  『新版 論文の教室 (NHKブックス)』 日本放送出版協会 2012年
Wayne C. Booth, Gregory G. Colomb and Joseph M. Williams, The Craft of Research, The University of Chicago Press, 2016, 4 edition
ウェイン・C・ブース [ほか] 『リサーチの技法』 ソシム 2018年
その他授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:読書レポート、個人研究レポート(40%)、授業参画度:各回の小レポート、議論への参加(30%)、グループ研究発表(30%)
第2~8回の小レポートには予習課題が含まれる。Blackboardの指示に従って実施すること。詳細は第1回授業で案内する。
(評価の観点)
・読書レポート:到達目標1・2・3
・個人研究レポート:到達目標1・2・3
・授業参画度:到達目標3
・担当箇所の発表・授業運営:1・2・3
オフィスアワー 火曜日 16:10-17:10 間篠研究室
備考 ①初回授業には必ず出席すること
②演習科目であるため、基本的に全回出席し、積極的に参加すること(欠席が3回に達した場合履修放棄とみなす。特段の事情がある場合には必ず間篠に報告・相談すること)
③同じ授業を受講している仲間の成果に対して積極的に、批判的に、建設的にコメントすることが求められる。
④コロナ禍の状況や対面授業の日程調整によっては、授業のスケジュールを変更する場合がある。その際にはBlackboardにて通知する。

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