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教育学演習3

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令和元年度以前入学者 教育学演習3
教員名 下司晶
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 前期は遠隔授業で行います。オンライン型、オンデマンド型、課題学習型のうち、複数を組み合わせて行う予定ですが、どのタイプの授業をどの程度実施可能かについては、授業初回で行う学習環境アンケートを参考に決定します。
 受講者は文理学部のポータルサイト(http://portal.educ.chs.nihon-u.ac.jp/)にある「e-Learning(Blackboard)」にアクセスして、詳細な授業進行を書いた資料をダウンロードして授業の進め方を確認して下さい。また初回授業では、遠隔授業のために、パソコン所持の有無やネット環境についてアンケートを行います。必ず回答して下さい。
授業概要 フロイト『精神分析入門』を読む。
授業のねらい・到達目標 フロイトの思想および彼の創始した精神分析は、20世紀以降の教育に大きな影響を与えてきた。
しかしその内実についてきちんと検討している教育学者は少ない。
皆さんには今や教育学の基礎文献であるフロイトの『精神分析入門』を読むことを通して、教育や人間形成について深く考えて欲しい。
第一に、内容面では子どもと大人の心をめぐる諸問題を考察し、自分なりの意見や見解を持つことができるようになることである。第二に、古典的文献を読解することで、学術論文を読みこなす力量が形成され、理論や概念を使いこなすことができるようになり、教育現場などで必要になる知識や思考の基礎が幅広く得られることになる。

この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP3,DP4,及びカリキュラムポリシーCP1,CP4,CP7に対応しています。
授業の方法 文献を講読し、グループないし全体でのディスカッションを行う。
この授業では、講読文献を指定し、報告者がレジュメを作成し、要旨をまとめ、報告する。
他の学生は、事前にコメントを用意して、受講者全体及びグループごとに、報告・討論する形で進める。
全体での報告や討議、グループワークのほか、部分的に講義形式も導入する。
本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間(ないしそれ以上)の学習を目安とする。

なお、以下の授業計画はシラバス作成時点のものであり、実際には受講生の反応を見ながら柔軟に対応する。
履修条件 同一教員の「教育学演習3」(前期)、「教育学演習4」(後期)をあわせて履修すること。
授業計画
1 イントロダクション――フロイトを読むために
【事前学習】小此木啓吾『フロイト思想のキーワード』、新潮文庫版『精神分析入門(上)』を購入し目次を確認し、持参する。 (2時間)
【事後学習】指定の動画を見る (2時間)
2 『フロイト思想のキーワード』
はじめに~2章
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
3 『フロイト思想のキーワード』
3~4章
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
4 『フロイト思想のキーワード』
5~6章
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
5 『フロイト思想のキーワード』
7~終章
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
6 『精神分析入門』
第一講 序論
第二講 錯誤行為
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
7 『精神分析入門』
第三講 錯誤行為(つづき)
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
8 『精神分析入門』
第四講 錯誤行為(結び)
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
9 『精神分析入門』
第五講 種々の難点と最初のアプローチ
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
10 『精神分析入門』
第六講 夢判断のいろいろな前提と技法
第七講 夢の顕在内容と潜在思想
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
11 『精神分析入門』
第八講 小児の夢
第九講 夢の検閲
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
12 フロイトの自我論
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
13 フロイトの子ども論
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
14 フロイトの社会思想
【事前学習】該当箇所を読み、コメントを作成する。 (2時間)
【事後学習】テキストの不明箇所を再読する。 (2時間)
15 半期のまとめ――フロイトから教育を読む
【事前学習】全体を見直し、レポートを作成する。 (2時間)
【事後学習】レポートを見直し、改善点を考える。 (2時間)
その他
教科書 ①フロイト著(高橋義孝・下坂幸三訳) 『精神分析入門(上) (新潮文庫)』 新潮社 1977年
②小此木啓吾 『フロイト思想のキーワード (講談社現代新書)』 講談社 2002年
『精神分析入門』には複数の訳があるが、必ず新潮文庫版を購入すること。
『フロイト思想のキーワード』は、対面式授業が困難となるために、導入として追加した。
ともに電子書籍ではなく、紙の書籍を購入すること。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
オフィスアワー メールないしブラックボードで問い合わせて下さい。
備考 授業計画はシラバス作成時点のものであり、実際には受講生の反応を見ながら柔軟に対応する。

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