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令和2年度入学者 | 現代教職論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 教職論 | ||||
平成30年度以前入学者 | 教師教育論 | ||||
教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | ②主としてオンデマンド型授業(録画授業配信+課題研究とZoomによる質問相談会の実施) Blackboard ID: 20202314 |
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授業概要 | 「教師の成長」をキーワードに、養成・採用・研修を通して見通すとともに、教職のもつ特性と課題を歴史的・国際的な視点を含めて把握する。また、これらの知見を総合して、自らの教職観を構築することを試みる。教員・学校関係者評価委員長等の経験も踏まえて、授業の内容に反映させる。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業のねらいと到達目標は、以下の知識・技能・能力で構成されている。 (知識) 1. 近年の学校・教員を巡る状況の変化(チーム学校を含む)について、国際的な動向を踏まえて説明するための基礎的知識を身に付けることができる。 (技能) 2. 教職の意義、教員の役割と職務内容、研修、服務上・身分上の義務と身分保障、教職の専門性などについて、総合的に理解し、それらを含めて求められる役割・資質能力について説明するとともに、その現状分析からどのような問題が生じているか解決しようとする政策動向が有効に作用し得るか、自分なりの解を持つことができる。 (能力) 3. 国際的な動向を踏まえて、日本の学校・教員を巡る政策動向を説明することができる。 4. 日本の学校・教員が抱える諸課題を複合的に認識し、解決に向けた自分なりの問題設定をすることができる。 |
授業の方法 | (1)プレゼンテーションの方法 Blackboardで授業資料(PowerPoint)と課題を提示する。これについて、映像または音声で若干の補足説明をおこなう。 (2)授業形態 原則としてオンデマンドとなる。半期のうち、数回はZoomによる質問相談会を実施する(出席は取らない)。第2~12回の授業において、Blackboardで提示した確認テストまたは課題を実施する。事前学修・授業課題・事後学修を通して、学生は各自でノートを作成する。 (3)課題の提出方法とフィードバックの方法 課題の提出は、すべてBlackboardでおこなう。フィードバックは、課題については原則として個別におこなう。最終課題については、全体にフィードバックする。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス: 教師との出会いを振り返る(オンデマンド+Zoomによる双方向型授業) 最終課題(学級新聞の作成)についての説明もここで実施する。さらに、全員の顔合わせも兼ねて、Zoomで短時間の双方向型を組み込む(詳細は、Blackboardを参照のこと)。参加できなくても、オンデマンドの資料で対応は可能である。 【事前学習】これまでに出会った教師、受けた授業を振り返り、その特徴的な点を端的にノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】「『良い』教師、『良い』授業の要件」をノートにまとめる。 (2時間) |
2 |
教員の職務内容とその意義(オンデマンド)
【事前学習】教科書第3章と授業資料を読み、教員の職務内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックし、課題の振り返る。 (2時間) |
3 |
教員の地位と身分①: 教員の地位と身分保障(オンデマンド)
【事前学習】教科書第5章1と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、教育公務員の身分保障の意味と指摘されている問題について、1000文字程度にまとめて提出する。 (2時間) |
4 |
教員の地位と身分②: 教員の服務=判例をその時代背景とともに読み解き、条文解釈の今日的な動向を把握する(A-4-3)(オンデマンド)
【事前学習】教科書第5章2、3と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。扱われている法令の判例と解説を『解説教育六法』で調べる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、地方公務員法第32条、第36条・教育公務員特例法第18条1について授業で扱った以外の事例を検索し、その判例の内容と時期的な背景を踏まえて授業で扱った判例と比較し、ノートにまとめる。 (2時間) |
5 |
教員の地位と身分③: 教員の待遇(オンデマンド)
【事前学習】教科書第5章4、5と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、第3~5回の授業を振り返る。 (2時間) |
6 |
教員研修の意義と種類: 日本の教員研修の歴史的意義と今日的課題とを理解し、課題解決に必要な点を指摘する(A-4-3)(課題研究+オンデマンド)
【事前学習】教科書第4章1、2、第6章と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、教職員支援機構(NITS)と自身の居住地にある教育センターのウェブを閲覧して、どのような研修が実施されているかノートにまとめる。 (2時間) |
7 |
教員の免許制度①: 日本の教員免許制度(オンデマンド)
【事前学習】教科書第2章と授業資料を読み、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、「相当免許状主義」の例外措置が拡大している要因とその問題性について、1000文字程度にまとめてBlackboardで提出する。 (2時間) |
8 |
教員の免許制度②: 世界の教員免許制度と日本の改革動向=教員免許制度をめぐる国際的な動向を踏まえて教員免許制度の意義と課題を説明する(A-2-3)(オンデマンド)
【事前学習】「教員養成6年制」がなぜ議論されたのかについてインターネット等で調べ、そうした議論が起きた要因と課題とをノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、教員免許が教員の質の維持・向上に寄与しているのか、また寄与するために必要な要件は何かについてノートにまとめる。 (2時間) |
9 |
中間評価
【事前学習】これまでの授業を振り返る。 (2時間) 【事後学習】今後の授業の受講の方法、取り組みについて見直す。 (2時間) |
10 |
教員のやりがいとバーンアウト: 両者の関係を多国間調査のデータ等をもとに把握し、日本的特性を見出す(A-2-3)(オンデマンド)
【事前学習】教科書第7章1、2、3、5と授業資料を読んで、その内容をノートに整理する。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、「教員のやりがいとバーンアウトの関係」について自分の言葉でノートにまとめる。 (2時間) |
11 |
価値多様化社会の中の専門職: 価値多様化社会の中の教員(オンデマンド)
【事前学習】「『教員の権威』は低下しているか」について、自分なりの考えをノートにまとめる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、「教員の権威性」を歴史的な視点でとらえる1000文字程度にまとめて提出する。 (2時間) |
12 |
新しい教師の力量(オンデマンド)
【事前学習】OECDと教育とのかかわりについて、インターネット等で調べる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、国際的な動向を踏まえ、現代の教員に求められていることを自分の言葉でノートにまとめる。 (2時間) |
13 |
チーム学校(オンデマンド)
【事前学習】出身小学校または中学校のホームページを閲覧し、「チーム学校」としてどのような活動をしているか調べ、その内容をノートにまとめる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、調査結果と授業課題とを踏まえ、現在の日本で「チーム学校」が必要とされている理由について、1000文字程度にまとめて提出する。 (2時間) |
14 |
自己の教職観を表現する: 学級新聞の作成(A-4-3)(課題研究)
【事前学習】自己の指導観の「軸」を、主に学級運営の側面から考える。クラス担任として初回の「学級新聞」でクラスの運営方針を作成し、ノートにまとめる。質問事項は掲示板に投稿する。 (2時間) 【事後学習】掲示板の質問・回答を随時チェックする。また、全体へのフィードバックを含めて振り返り、次の自分のアクションにどのように生かすか考える。 (2時間) |
15 |
授業のまとめと自己評価(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】自身の授業への取り組み姿勢、理解できたこと・できなかったことを自己評価するための準備をする。 (2時間) 【事後学習】自己評価の結果を、今後の履修にどのように活かすか考える。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 羽田積男・関川悦雄 『現代教職論』 弘文社 2016年 解説教育六法編修委員会 『解説教育六法2020』 三省堂 2020年 その他、授業時に配布するプリント資料も適宜、使用する。 |
参考書 | 適宜、授業時に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第3・7回の事後学修で課すレポートで、近年の学校・教員を巡る状況の変化を国際的な動向を踏まえて自分の言葉で説明することができているかを評価する(ねらい1・2・3・4・A2-3、A-4-3)。(60%)、授業内テスト:授業で課す小テスト・課題で、問題の所在や政策動向について理解できているかを評価する (ねらい1・2・3・4・A2-3、A-4-3)。(30%)、授業参画度:質問等(掲示板への書き込み)の積極的な参加姿勢を評価する。(10%) |
オフィスアワー | 質問は、随時、Blackboardで質問を受け付ける。フィードバックは、適宜、おこなう。事後学修で課したレポート課題のフィードバック(第12回課題は除くは、原則として個別におこなう。 |
備考 | 受講生の機器準備状況等によって、授業の形態等を変更することがあり得る。 |