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令和元年度以前入学者 | 社会教育計画論1 | ||||
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教員名 | 金塚基 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 指定する教科書を用いた課題研究による遠隔授業 |
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授業概要 | 地域社会で生きる人々の生活様式、職業、ライフステージのあり方などから様々な価値観の存在について理解・考察しながら、有益な学習機会の充実を図るうえで担う社会教育の役割について考える。 社会教育事業の立案に向けて、地域づくりやコミュニティ形成において用いられる調査の技法の有効な活用を求めていくことを目標として、主に、多文化社会における社会教育施設のあり方について考察するための国際的に各種施設の運営事例について学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | ①生涯学習における社会教育の位置づけについて理解する。 ②社会の構造や変化を理解したうえで、社会教育施設の存在意義を理解できる。 ③社会における多文化共生に応じた社会教育の意義と多様な役割を理解できる。 この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP7に対応しています。 |
授業の方法 | 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 第1回目と第13~15回目の授業については、配布資料およびパワポイント資料の指示に従ってください。 第2回~12回の授業内容は指定教科書の各章の内容に該当しています。以下の流れに従って各回における学習を進めてください。 ①各回に該当する教科書の章内容をよく読んで、リフレクションペーパーの「授業中の演習課題」に従って記述・提出してください。 ②各回に該当するリフレクションペーパーの「授業後の演習課題」に記述回答し、提出してください。 各回の授業における「授業中の演習課題」および「授業後の演習課題」は提出物となります。また、最終授業としてレポートの作成ならびに提出があります。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のオリエンテーション:社会教育計画の方法・視点
【事前学習】社会教育の定義やその概要について調べる (3時間) 【事後学習】授業で提示された課題を作成・提出する (1時間) |
2 |
第1章 協働・共創を支える「安心の居場所」―内発的社会統合政策を拓く
【事前学習】生涯学習の定義やその意義について調べる (1時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (3時間) |
3 |
第2章 地方都市部の社会教育ならびに施設における多文化共生活動―静岡県磐田市南御厨地区を事例として
【事前学習】身近な自治体の多文化共生の施策について調べておく (2時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (2時間) |
4 |
第3章 多文化社会における公民館の役割 難民申請者と地域住民の交流―埼玉県川口市の住民の取り組みを事例に
【事前学習】公民館の定義や役割について調べる (3時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (1時間) |
5 |
第4章 二つの法体系が支える韓国の地域学習施設―光州広域市における「教育」と「支援」の連携事例を中心に
【事前学習】韓国の社会教育のあり方について調べておく (3時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (1時間) |
6 |
第5章 成人移民へフィンランド語教育を提供する公共施設―地域社会とのかかわりと学習以外の機能にも着目して
【事前学習】フィンランドの社会教育のあり方について調べておく (3時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (1時間) |
7 |
第6章 日本の多文化都市における図書館の取り組み―「多文化サービス」のあゆみと「安心の居場所」であるための提言
【事前学習】日本の図書館の法制度的役割・機能について調べる (1時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (2時間) |
8 |
第7章 多民族国家シンガポールを支える図書館―国民統合と多民族共生
【事前学習】シンガポールの社会教育のあり方について調べておく (2時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (2時間) |
9 |
第8章 移民・難民のくらしに寄り添う公共図書館―デンマークにおける取り組みに着目して
【事前学習】デンマークにおける社会教育のあり方について調べておく (4時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (2時間) |
10 |
第9章 学校と博物館の連携の可能性―先住民族について学ぶ「国立アイヌ民族博物館」設立を受けて
【事前学習】日本の先住民族のあり方について調べておく (2時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (2時間) |
11 |
第10章 文化の由来を知る―「順益台湾原住民博物館」が担う社会的包摂機能
【事前学習】台湾の社会教育のあり方を調べておく (2時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (2時間) |
12 |
第11章 ニュージーランドにおける太平洋諸島移民の文化的学習―博物館を中心に
【事前学習】ニュージーランドにおける社会教育のあり方を調べておく (2時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (2時間) |
13 |
社会教育計画の立案
【事前学習】社会教育計画の意義と位置づけについて整理しておく (2時間) 【事後学習】「授業後の演習課題」を作成・提出する (2時間) |
14 |
社会教育計画の評価
【事前学習】社会教育の評価について調べて疑問点を整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間) |
15 |
総括(課題レポートの作成と提出)
【事前学習】今後の社会教育の具体的な必要性について考えておく (2時間) 【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 渡辺幸倫 『多文化社会の社会教育:公民館・図書館・博物館がつくる「安心の居場所」』 明石書店 2019年 第2版 必携帯とします。 |
参考書 | 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度:リフレクションペーパーにおける「授業中の演習課題」「授業後の演習課題」(60%) |
オフィスアワー | 担当教員のEメールにて受つける。 |